Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2008 の サーバー マネージャーの [共有フォルダーの準備ウィザード] から NFS 共有フォルダーを作成すると、NFS 共有フォルダーを作成できない場合がある

現象
Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2008 の [システム オブジェクト: Windows システムではないサブシステムのための大文字と小文字の区別をしないことが必須] を [無効] に設定して、サーバー マネージャーの [共有フォルダーの準備ウィザード] から NFS 共有フォルダーを作成すると、以下のエラー メッセージが表示され、NFS 共有フォルダーを作成できません。

Windows Server 2008/Windows Storage Server 2008 ベースの場合のエラー メッセージ :

<フォルダ名>: 新しい NFS 共有フォルダを作成できません。指定されたパスが見つかりません。


Windows Server 2008 R2/Windows Storage Server 2008 R2 ベースの場合のエラー メッセージ :

新しい NFS 共有フォルダーを作成できません。
原因
[システム オブジェクト: Windows システムではないサブシステムのための大文字と小文字の区別をしないことが必須] のグループ ポリシーを無効にすると、共有フォルダーを指定する際に、OS が大文字、小文字を区別します。また、OS はドライブ名を大文字で認識していますが、[共有フォルダーの場所] で [参照] ボタンから共有フォルダーを指定した場合には、[場所] に入力されるフォルダーのドライブ名が、既定では小文字で指定されます。当ポリシーが無効に設定されている場合、[場所] に入力されている小文字のドライブ名が、OS 内部で登録されている大文字のドライブ名と一致しないため、指定したパスが見つからない現象が発生します。

たとえば、[参照] ボタンをクリックして、C ドライブの shared folder フォルダーを選択すると、[場所] には c:\shared folder と入力されます。
回避策
この現象を回避するには、以下のいずれかの方法を実行してください。

方法 1 : ドライブ名を大文字で指定する

サーバー マネージャーの [共有フォルダーの準備ウィザード] で、[参照] ボタンをクリックしてパスを選択すると、[場所] に表示されるドライブ名が小文字になるので、ドライブ名を大文字に変更します。もしくは、手動でフォルダーのフルパスを指定する際に、ドライブ名を大文字で指定します。

たとえば、c:\shared folder を C:\shared folder のようにドライブ名を大文字で指定します。

方法 2 : エクスプローラーから、NFS 共有フォルダーを設定する

以下の手順で、[エクスプローラー] から NFS 共有フォルダーを設定した場合は、エラー メッセージは表示されません。
  1. 目的のフォルダーを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
  2. フォルダーのプロパティで、[NFS 共有] をクリックします。
  3. [NFS 共有の管理] をクリックします。
  4. [このフォルダーを共有する] チェック ボックスをオンにして [OK] をクリックし、[閉じる] をクリックしてフォルダーのプロパティを閉じます。
上記のいずれかの対処方法で NFS 共有フォルダーを設定後、[サーバー マネージャー]、[役割]、[ファイル サービス]、[共有と記憶域の管理] の順にクリックし、[プロトコル: NFS] に、C:\shared folder が表示されていることを確認します。
状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

問題の再現手順

ポリシーの設定 :
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラムとファイルの検索] ボックスに gpedit.msc と入力して Enter キーを押します。
  2. [ローカル グループ ポリシー エディター] で [ローカル コンピューター ポリシー]、[コンピューターの構成]、[Windows の設定]、[セキュリティの設定]、[ローカル ポリシー]、[セキュリティ オプション] の順にクリックし、[システム オブジェクト: Windows システムではないサブシステムのための大文字と小文字の区別をしないことが必須] で [無効] をクリックします。
  3. [スタートボタン] をクリックし、[プログラムとファイルの検索] ボックスに cmd と入力して Enter キーを押します。
  4. [コマンド プロンプト] 画面で、以下のコマンドを入力し Enter キーを押してポリシーを更新します。

    gpupdate

  5. [コマンド プロンプト] 画面に、"ユーザー ポリシーの更新が正常に完了しました。"、"コンピューター ポリシーの更新が正常に完了しました。" と表示されたら、コンピューターを再起動し、ログオンします。
共有フォルダーの作成 :
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をクリックして、[サーバー マネージャー] をクリックします。
  2. [サーバー マネージャー] 画面の [役割]、[ファイル サービス]、[共有と記憶域の管理] を順にクリックします。
  3. 右ペインの [共有の準備] をクリックし、[共有フォルダーの準備ウィザード] をクリックします。
  4. [共有フォルダーの場所] を指定するため、[参照] ボタンをクリックします。
  5. [フォルダーの参照] で、共有フォルダーを指定し、[OK] ボタンをクリックします。
  6. [場所] に指定したフォルダーが表示されていることを確認して、[次へ] ボタンをクリックします。
  7. [NTFS アクセス許可] は、既定の設定のまま、[次へ] をクリックします。
  8. [共有プロトコル] で、[NFS] チェック ボックスをオンにします。
  9. [共有名] と [共有パス] が表示されていることを確認して、[次へ] をクリックします。
  10. [NFS 認証] は、既定の設定のまま、[次へ] をクリックします。
  11. [NFS アクセス許可] は、既定の設定のまま、[次へ] をクリックします。
  12. [設定の確認と共有の作成] の [作成] ボタンをクリックします。

結果

[確認] 画面の [エラー] をクリックすると "新しい共有フォルダーを作成できません。" とエラー メッセージが表示されます。
プロパティ

文書番号:2616241 - 最終更新日: 10/04/2016 15:29:00 - リビジョン: 4.0

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