オンプレミス Exchange Server と Office 365 Exchange Online でハイブリット展開されたリモート ユーザーの空き時間情報を表示することができない

: Microsoft Exchange Server 2010 の Exchange 管理コンソールにバンドルされていた従来のハイブリッド構成ウィザードのサポートは終了したため、今後は Office 365 ハイブリッド構成ウィザードを使用してください。Office 365 ハイブリッド構成ウィザードは、こちらからインストールできます。詳細については、以下の資料を参照してください。

現象
Microsoft Office 365 の Exchange Online とオンプレミス Microsoft Exchange Server をハイブリッドで展開しており、ハイブリッド展開サーバーは Exchange Server 2010 を実行しているにもかかわらず、ユーザーはリモート ユーザーの空き時間情報を確認することができません。ユーザーがリモート ユーザーの空き時間情報を表示しようとすると、空き時間情報が表示されず、以下のいずれかまたは複数の症状が発生する場合があります。
  • リモート ユーザーの空き時間情報が、予定表の中でシャープ記号 (#) で表示される。
  • Outlook Web App で、”エラー 5037” が表示される。
  • Microsoft Outlook の FileName-fb.log ファイルおよび FileName-as.log ファイルに、以下のメッセージに類似したエラー メッセージが表示される。
    <FreeBusyResponse><ResponseMessage ResponseClass="Error"><MessageText>空き時間情報へのアクセス権限がありませんdata.</MessageText><ResponseCode>ErrorNoFreeBusyAccess</ResponseCode><DescriptiveLinkKey>0</DescriptiveLinkKey><MessageXml><ExceptionType

    xmlns="http://schemas.microsoft.com/exchange/services/2006/errors">Microsoft.Exchange.InfoWorker.Common.Availability.NoFreeBusyAccessException</ExceptionType><ExceptionCode

    xmlns="http://schemas.microsoft.com/exchange/services/2006/errors">5037</ExceptionCode><ExceptionServerName
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/exchange/services/2006/errors">ServerName</ExceptionServerName><ResponseSource
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/exchange/services/2006/errors">https://<Server>.outlook.com/EWS/Exchange.asmx/WSSecurity</ResponseSource></MessageXml></ResponseMessage><FreeBusyView><FreeBusyViewType

    xmlns="http://schemas.microsoft.com/exchange/services/2006/types">None</FreeBusyViewType></FreeBusyView></FreeBusyResponse>
たとえば、ある Office 365 ユーザーはオンプレミス ユーザーの空き時間情報を表示できませんが、他のユーザーは同じオンプレミス ユーザーの空き時間情報を表示することができます 。
原因
この症状は、空き時間情報の表示をしようとするユーザーの Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) アドレスのドメイン名が、組織関係のドメイン名に含まれていない場合に生じます。たとえば、Test-OrganizationRelationship コマンドレットを実行すると、以下の結果が表示されます:
RunspaceId : a6c3799f-2ecd-4d79-ae4b-6c470ddd1dee
Identity :
Id : LocalFederatedDomainsAreMissingFromTheRemoteOrganizationRelationsipDomains
Status : Warning
Description : There are locally federated domains that aren't present in the list of domains for the
remote organization relationship object. (ローカルでフェデレーションされた一部のドメインが、リモート組織の関連オブジェクトに対するドメイン リストに含まれていません。)
IsValid : True
これは、SMTP ドメインが組織の関係に手動で追加されていない場合に生じます。また、以下の項目に当てはまる際に生じる場合もあります。
  • オンプレミス環境を Microsoft Exchange Server 2010 へアップグレードする前に Office 365 ユーザー アカウントが作成された
  • オンプレミス環境で Exchange Server 2010 のハイブリッド構成 ウィザードを使用してフェデレーション信頼を設定した
たとえば、Office 365 ユーザーのドメイン名が、contoso.com である場合、このシナリオでは Office 365 ユーザー アカウントのプロキシ アドレスの 1 つとして @contoso.mail.onmicrosoft.com が設定されていません。そのため、オンプレミス環境へのリクエスト時に、Office 365 ユーザー アカウントの @contoso.mail.onmicrosoft.com ではなく、@contoso.com を使用します。オンプレミス環境における組織関係に contoso.com が追加されていないため、このリクエストは拒否されます。
解決方法
この問題を解決するには、以下のいずれかの方法に従ってオンプレミス環境で組織関係を編集し、問題が生じているユーザーの SMTP ドメインを追加します。

方法 1: Exchange 管理コンソール の使用

  1. オンプレミス Exchange サーバー上で、Exchange 管理コンソールを開き、[Microsoft Exchange On-Premises] の下より [組織の構成] をクリックします 。
  2. [組織上の関係] タブをクリックし、組織の関係プロパティを表示します 。
  3. [外部組織] タブをクリックして、[外部 Exchange 組織のフェデレーション ドメイン] ボックスにフェデレーション名を入力してから、[追加] をクリックします 。
  4. 追加をする各ドメインに対し、上記の手順 3 を繰り返します 。
  5. [OK] をクリックします 。

方法 2: Exchange 管理シェルの使用

  1. オンプレミス サーバーで、Exchange 管理シェルを開きます 。
  2. 組織関係の有効なドメインとして構成します。たとえば、以下のコマンドレットを実行します。

    $OrgRel = Get-OrganizationRelationship Contoso
  3. 組織関係で有効なドメインに対する追加のドメイン名を追加します。たとえば、以下のコマンドレットを実行します。

    $OrgRel.DomainNames += “contoso.com”
  4. 新規のドメイン名で、組織関係を更新します。たとえば、以下のコマンドレットを実行します。

    Set-OrganizationRelationship $OrgRel.Name -DomainName $OrgRel.DomainNames
追加情報
Office 365 の問題を確認するには、以下の手順に従ってください。
  1. Windows PowerShell を使用して Exchange Online に接続します。手順等の詳細情報については、以下の Web サイトを参照してください。

    リモート PowerShell を使用して Exchange に接続する
  2. 組織関係で ユーザーの SMTP アドレスを比較します。これを行うには、以下のコマンドを入力してから、Enter キーを押下押します。

    if ( (Get-CloudOrganizationRelationship).DomainNames -contains (Get-Mailbox user).PrimarySmtpAddress.Domain) { write-host "The domain was found" -ForegroundColor Green } else { write-host (Get-Mailbox user).PrimarySmtpAddress.Domain "was not found" -ForegroundColor Yellow}
     許可済みドメインのリストに表示されるドメインと、組織関係のリストにあるドメイン名を比較することもできます。これを行うには、以下のコマンドを入力してから、Enter キーを押下押します。 

    Get-AcceptedDomain | ForEach-Object { if ( (Get-CloudOrganizationRelationship).DomainNames -contains $_.DomainName) { write-host $_.DomainName "was found" -ForegroundColor Green } else { write-host $_.DomainName "was not found" -ForegroundColor Yellow} }
追加情報
その他トピックは、Office 365 コミュニティ Web サイトまたは Exchange TechNet フォーラムを参照してください。

本事象のトラブルシューティング ガイドを開始する¥ (英語)
プロパティ

文書番号:2667844 - 最終更新日: 05/19/2016 09:04:00 - リビジョン: 9.0

Microsoft Exchange Online, Microsoft Exchange Server 2010 Standard, Microsoft Exchange Server 2010 Enterprise, Microsoft Exchange Server 2010 Service Pack 2

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