Outlook 2007、 2010 でキャッシュ モードを一括で有効にする方法について

現象
キャッシュ モード無効の状態では、 直接サーバーのメールボックスを参照するため、接続している回線の状況により、アクセスに 時間がかかることがあります。

キャッシュモードを有効にして頂くことで、回線状況の影響を受けません。
また、オフライン、あるいは、回線が接続されていない状況で作業することが可能です。
解決方法
Outlook 2007、2010 で複数ユーザーに対して一括でキャッシュ モードを有効に設定する方法を説明します。

Outlook 2007、2010 では、グループ ポリシーまたは OCT( Office カスタマイズ ツール ) でのプロファイル作成により一括でキャッシュモードを有効に設定することが可能です。

Microsoft Outlook 2003 については次の資料を参照してください。

Title : Outlook 2003 でキャッシュ モードを一括で自動的に有効にする方法について
URL  : http://support.microsoft.com/kb/2798636

重要 : このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの編集方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを編集する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしておくと、問題が発生した場合にレジストリを復元することができます。バックアップおよび復元方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法

グループ ポリシーで設定する場合は 1) を、OCT( Office カスタマイズ ツール ) で作成したプロファイルで設定する場合は 2) を実行してください。
  1. グループ ポリシーで設定する
    • 事前準備
      1. 管理用テンプレートを以下のサイトからダウンロードし、ダブルクリックして展開します。
        • Outlook 2010 用
          Title: Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX/ADML) and Office Customization Tool
          URL  : http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=18968[
          AdminTemplates_32.exe: Office 2010 32 ビット版用
          AdminTemplates_64.exe: Office 2010 64 ビット版用

          -  補足
          Windows が 64 ビット版でも、既定では 32 ビット版の Office がインストールされます。
          ご利用の環境が32 ビット版か 64 ビット版かについては、[ファイル] タブの [ヘルプ] から確認できます。
        • Outlook 2007 用
          Title: 2007 Office system 管理用テンプレート ファイル (ADM、ADMX、ADML) および Office カスタマイズ ツール バー ジョン 2.0
          URL  : http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=22666
         
      2. グループ ポリシー エディターで [ユーザーの構成] の下にある [管理用テンプレート] を右クリックして [テンプレートの追加と削除] を選択します。
      3. [追加] をクリックして展開されたフォルダーの ADM\ja-jp\outlk14.adm (Outlook 2007 の場合は ADM\ja-jp\outlk12.adm) を選んで追加します。
    • 手順
      1. 左ペインのツリーにて [管理用テンプレート] 配下にあるフォルダーを以下のように展開します。  
        • Outlook 2010
          [Microsoft Outlook 2010] - [アカウントの設定] - [Exchange] - [Exchange キャッシュ モード]
        • Outlook 2007
          [Microsoft Outlook 2007] - [ツール|アカウント設定] - [Exchange] - [Exchange キャッシュ モード]
      2. 右ペインに表示された [新規および既存の Outlook プロファイルで Exchange キャッシュ モードを使用する] をダブルクリックします。  
      3. [有効] を選択します。  
      4. [OK] をクリックし、[適用] をクリックします。  
      5. グループ ポリシーの変更がドメイン コントローラー間で複製されることを待ち、ユーザーがログオンしている場合にはいったんログオフして、再度ログオンの上 Outlook を起動することで、設定が反映されているかどうかを確認します。
        (コマンド プロンプトから gpupdate /update を実行して強制的に反映することができます)
        グループ ポリシー適用後には以下のレジストリが追加されます。

        HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\14.0\Outlook\cached mode
        値の名前: Enable
        データの種類: DWORD 
        値のデータ: 1 

        HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\12.0\Outlook\cached mode
        値の名前: Enable
        データの種類: DWORD
        値のデータ: 1 

        - 補足
        Outlook 2010 にて以下の修正プログラムが適用されていない場合、Outlook の不具合により上記の設定が有効となりません。

        Title: Outlook 2010 の修正プログラム パッケージ (x86 Outlook-x の none.msp、x64 の Outlook-x の none.msp) : 2012 年 2 月 28 日
        URL  : http://support.microsoft.com/kb/2597137
         
        Outlook 2010 の詳細バージョンが "14.0.6117.5000" 以降の場合には問題ありません。

  2. OCT (Office カスタイマイズツール) でプロファイル作成で設定する
    • PRF ファイルの生成手順
      1. Office 2010 のインストール CD の setup.exe を下記オプションを付けて実行します。
        [setup.exe ファイルのフル パス] setup.exe /admin
        例: c: \Office 2010\setup.exe /admin  
      2. [次の製品の新しいセットアップ カスタマイズ ファイルを作成する] と [Microsoft Office 2010] が選択されていることを確認し、[OK] をクリックします。
        ※ "Microsoft Office 2010" は Office のエディションによって表記が変わる場合があります。   
      3. 左側のウィンドウの [Outlook プロファイル] を選択します。  
      4. [新しいプロファイル] を選択し、[プロファイル名] に任意のプロファイル名を入力します。  
      5. 左側のウィンドウの [アカウントの追加] を選択します。  
      6. [Outlook プロファイルとアカウント情報をカスタマイズする] を選択し、[追加] をクリックします。  
      7. [Exchange] を選択して、[次へ] をクリックします。  
      8. アカウント名とユーザー名で [%UserName%] などを入力して、Exchange サーバー名を入力します。 
        -  補足 既定の設定でプロファイルを作成される場合には、[キャッシュ モード] タブにて [Exchange キャッシュ モードを使用する] のチェックを有効にします。 
      9. [詳細設定] をクリックし、キャッシュ モードの設定などを行います。
      10. [完了] をクリックします。   
      11. 左側のウィンドウの [設定のエクスポート] をクリックします。   
      12. 任意の名前と場所を選択して [保存] をクリックします。  

        - 参考情報
        Title: Outlook プロファイル (PRF) ファイルを使用して Outlook プロファイルをカスタマイズする
        URL  : http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179062.aspx
       

        上記の手順で生成した PRF ファイルを、下記のいずれかの配布方法でクライアント PC に配布します。

    • 配布方法
      • 配布方法 1 (レジストリ)
        1. PRF ファイルをネットワーク共有フォルダーなどに保存して、クライアントのアクセス権を与えます。   
        2. 以下のレジストリ値をクライアントに設定します。   
          • Outlook 2010
            1. First-Run 値を削除します。
              HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\Setup
              名前: First-Run
            2. ImportPRF 値を設定します。
              HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\Setup
              名前: ImportPRF
              型: 文字列値
              値: <PRF ファイルまでのパス >
          • Outlook 2007
            1. First-Run 値を削除します。
              HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Outlook\Setup
              名前: First-Run
            2. ImportPRF 値を設定します。
              HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Outlook\Setup
              名前: ImportPRF
              型: 文字列値
              値: <PRF ファイルまでのパス >
        3. クライアントにて Outlook 2010 または Outlook 2007 を起動します。
        4. プロファイルが構成され、レジストリの First-Run 値が作成され、ImportPRF 値が削除されます。   
      • 配布方法 2 (起動オプション)
        1. PRF ファイルをネットワーク共有フォルダーに保存して、クライアントのアクセス権を与えます。   
        2. クライアントにて、以下のオプションをつけて Outlook を起動します。
          outlook.exe /importprf <PRF ファイルまでのパス >   
        3. プロファイルが構成されます。
      • 配布方法についての補足
        プロファイルにアカウントを追加する場合、PRF ファイルの ConfigFlags の値を以下のように変更することにより、キャッシュ モードをオンにすることができます。
        ConfigFlags=0x00000100

        ただし、既にプロファイルが存在するクライアント PC に、同じプロファイル名の PRF ファイルを上書きしてアカウント追加する場合、値が反映されません。
        PRF ファイルの ProfileName の値を任意の名前に変更して新規のプロファイルを作成する必要があります。


注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2798604 - 最終更新日: 01/09/2013 10:09:00 - リビジョン: 1.0

Microsoft Office Outlook 2007, Microsoft Outlook 2010

  • KB2798604
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