.ppt ファイルのテキスト ボックスのフォントを "Arial Unicode MS" へ変更後、異なるフォントに変更できない

現象
テキスト ボックスのフォントを "Arial Unicode MS" もしくは "メイリオ"、"Meiryo UI" に変更した .ppt 形式のファイルにおいて、フォントを "MS P ゴシック" に変更しても、.ppt ファイルを開きなおすとテキストボックスのフォントが "Arial Unicode MS" に戻る現象が発生する場合があります。
原因
本現象は、以下の全ての条件に該当する場合に発生します。
  1. ファイルの種類が PowerPoint 97-2003 プレゼンテーション (*.ppt) である
  2. 編集前のテキスト ボックスのフォントを "Arial Unicode MS" もしくは "メイリオ"、"Meiryo UI" に設定している
  3. テキストボックスのフォントを "MS P ゴシック" に変更した
  4. ファイルの編集操作を行う PowerPoint の言語設定が日本語である

解決方法
回避策
この問題を回避するには、以下のいずれかの方法を使用します。

方法 1 : .pptx 形式のファイルを使用する


手順
  1. 現象が発生している .ppt ファイルを開きます
  2. [ファイル] – [名前を付けて保存] をクリックします
  3. [名前を付けて保存] ダイアログにて、ファイルの種類を "PowerPoint プレゼンテーション (*.pptx)" を選択し、任意の場所に保存します
  4. 保存した .pptx ファイルを開き、テキストボックスのフォントを変更します

方法 2: NameComplexScript プロパティを設定する

"MS P ゴシック" フォントへの変更を行う際に、現象が発生しているテキスト ボックスの NameComplexScript プロパティを "+mn-cs" に変更します。


手順
  1. 現象が発生している .ppt ファイルを開きます
  2. 現象が発生しているテキストボックスをクリックし、アクティブにします
  3. Alt + F11 キーを押下し、Visual Basic Editor を起動します
  4. Visual Basic Editor の [イミディエイト ウィンドウ] にて、以下のコードを入力し、実行します

    ActiveWindow.Selection.TextRange.Font.NameComplexScript = "+mn-cs"
  5. テキストボックスのフォントを "MS P ゴシック" に変更します
  6. ppt ファイルを上書き保存します

状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
詳細
問題の再現手順
  1. [スタート] - [すべてのプログラム] - [Office 2010 ツール] - [Microsoft Office 2010言語設定] を起動します
  2. [Microsoft Office 2010言語設定] の "編集言語の選択" にて、"日本語" を選択し、[規定に設定] をクリックします
    日本語が <既定> と設定されたことを確認し、[OK] をクリックします
  3. PowerPoint 2010 を起動します
  4. 新規スライドのテキストボックスに以下の文字を入力します

    あいう
  5. 入力したテキストボックスを選択し、フォントボックスより、'Arial Unicode MS' を選択します
  6. [ファイル] - [名前を付けて保存] をクリックします。"ファイルの種類" を "PowerPoint 97-2003 プレゼンテーション(*.ppt)" に変更し、任意の場所に保存します
  7. PowerPoint を終了します
  8. 手順 6 で保存した .ppt ファイルを開きます
  9. 手順 5 で作業したテキストボックスのフォントを 'MS P ゴシック' に変更します
  10. .ppt ファイルを上書き保存します。保存後、PowerPoint を終了します
  11. 手順 10 で保存した .ppt ファイルを開きます
  12. テキストボックスのフォントを確認します

結果
テキストボックスのフォントが 'Arial Unicode MS' になります
関連情報
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2828519 - 最終更新日: 09/29/2016 10:14:00 - リビジョン: 3.0

Microsoft Office PowerPoint 2007, Microsoft PowerPoint 2010, Microsoft PowerPoint 2013

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