Windows Server 2003 および Windows 2000 では大容量メモリのサポートが使用できる

Windows Server 2003 のサポートは 2015 年 7 月 14 日で終了しています

Windows Server 2003 のサポートは 2015 年 7 月 14 日で終了しています。この変更は、ソフトウェアの更新プログラムおよびセキュリティ オプションに影響します。 この変更の意味および保護された状態を維持する方法について説明します。

この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP283037
概要
この資料では、物理アドレス拡張 (PAE) および AWE (Address Windowing Extensions) の詳細と、それらがどのように連携するかについて説明します。この資料では、32 ビット オペレーティング システムに固有の、4 GB の範囲を超えるメモリ使用の制限についても解説します。
詳細
PAE は、4 GB を超える物理メモリでアドレス指定を行うための IA32 プロセッサの拡張機能です。次に挙げるオペレーティング システムでは、PAE を使用して 4 GB を超える物理メモリを利用することができます。
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
  • Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Windows Server 2003 Datacenter Edition
PAE を有効にするには、Boot.ini ファイルで /PAE スイッチを使用します。

注: Windows Server 2003 ではホットアド メモリ デバイスを利用している場合にのみ、PAE が自動的に有効に設定されます。そのため、ホットアド メモリ デバイスを使用するように構成されているシステムでは、/PAE スイッチを使用する必要はありません。これ以外の場合、4 GB を超えるメモリを活用するには、Boot.ini ファイルで /PAE スイッチを使用する必要があります。

通常、Windows 2000 または Windows Server 2003 で実行されているプロセスは、物理メモリと仮想メモリの合計で 2 GB までのメモリ アドレス空間にアクセスすることができます (/3GB スイッチを使用しない場合)。多くのプログラム (結果として多くのプロセス) が実行されると、それに比例してメモリの使用量は増加します。これは、2 GB のアドレス空間の制限に達するまで増加します。

この状況が発生すると、ページング処理が大幅に増加し、パフォーマンスに悪影響が生じることがあります。Windows 2000 および Windows Server 2003 のメモリ マネージャーは、PAE を使用してより多くの物理メモリをプログラムに提供します。これにより、ページ ファイルのメモリをスワップする必要が減るため、パフォーマンスが向上します。プログラム自体は、実際のメモリ サイズを意識しません。PAE メモリのメモリ管理と割り当てはすべて、実行されるプログラムと関係なく、メモリ マネージャーによって処理されます。

前述の情報は、/3GB スイッチが使用されている状態で実行されるプログラムに対して有効です。3 GB のメモリを要求するプログラムは、ページ アウトされずに、より多くのメモリを物理メモリに残せる可能性が高くなります。これにより、/3GB スイッチを使用できるプログラムのパフォーマンスが向上します。ただし、/3GB スイッチが /PAE スイッチと共に使用されている場合は例外です。この場合、オペレーティング システムは 16 GB を超えるメモリを使用しません。この動作は、カーネル仮想メモリ領域の要因によって発生します。したがって、16 GB を超える物理メモリを搭載したシステムが Boot.ini ファイルの /3GB スイッチを使用して再起動された場合、追加の物理 RAM (Random Access Memory) はオペレーティング システムによって使用されません。/3GB スイッチなしでコンピューターを再起動すると、物理メモリをすべて使用できるようになります。

AWE は、メモリ マネージャー機能を利用するための一連の API (アプリケーション プログラミング インターフェイス) です。プログラムで AWE を使用することにより、標準の 32 ビットのアドレス指定によって使用可能な 4 GB を超えるメモリをアドレス指定することができます。また、物理メモリを非ページ メモリとして予約して、非ページ メモリの一部をプログラムのメモリのワーキング セットに動的にマップすることもできます。この処理により、大規模なデータベース システムなど、メモリを集中的に使用するプログラムが、データ用に大量の物理メモリを予約できるようになり、使用中にページ ファイルへのページング処理を行う必要がなくなります。データはワーキング セットとの間でスワップされるため、予約メモリが 4 GB の範囲を超えます。また、4 GB を超えるメモリの範囲は、PAE によってメモリ マネージャーと AWE 機能に公開されます。PAE がなければ、AWE は 4 GB を超えるメモリを予約できません。

PAE スイッチを追加した Boot.ini ファイルの例を次に示します。
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Windows Server 2003, Enterprise" /fastdetect /PAE


警告 この Boot.ini ファイルの内容は、使用している構成によって異なります。詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
317526Windows Server 2003 の Boot.ini ファイルの編集方法
要約すると、PAE は Windows 2000 および Windows Server 2003 のメモリ マネージャーの機能の 1 つであり、メモリを要求するプログラムに対して、より多くの物理メモリを提供します。プログラムは、使用しているメモリが 4 GB を超える範囲に存在していることも、必要なメモリが実際にはページ ファイルにあることも意識しません。

AWE は、プログラムが大きなメモリ範囲を予約するための API です。予約されるメモリは非ページ メモリであり、そのプログラムのみがアクセスすることができます。AWE および PAE の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
268363Windows 2000 における Intel PAE (物理アドレス拡張)
関連情報については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。システムにメモリを追加する場合、BIOS ではサーバーに搭載された物理 RAM の全容量が認識されても、Windows では RAM の一部しか認識されないことがあります。サーバーで冗長メモリ機能またはメモリ ミラーリング機能が有効になっている場合、メモリの全容量が Windows に認識されないことがあります。冗長メモリは、メモリ バンクで障害が発生した場合、メモリ バンクのフェールオーバー機能をシステムに提供します。メモリ ミラーリングは、メモリ バンクをミラー化されたセットに分割します。両機能は BIOS で有効または無効にされ、Windows からはアクセスできません。これらの機能の設定を変更するには、システム ユーザー マニュアルまたは OEM の Web サイトを参照する必要があります。また、ハードウェアの製造元に問い合わせることもできます。

たとえば、4 GB の RAM が搭載されたシステムに 4 GB の RAM を増設した場合、Windows は全 8 GB のメモリ容量ではなく、4 GB または 6 GB の物理メモリしか認識しないことがあります。この場合、冗長メモリ機能またはメモリ ミラーリング機能が、ユーザーの知らないうちに新しいメモリ バンクで有効になっている可能性があります。これらの現象は、Boot.ini ファイルに /PAE スイッチを追加していない場合に発生する現象と似ています。
関連情報
詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
PAE AWE datacenter /3gb
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:283037 - 最終更新日: 06/29/2012 11:34:00 - リビジョン: 1.0

Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86), Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86), Microsoft Windows 2000 Advanced Server

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