Outlook のアドレス帳にて グローバル アドレス一覧 を検索する時 [高度な検索] の実行前後で検索結果が異なる

現象
オフラインアドレス帳 (OAB) を使用している場合、Microsoft Office Outlook の [アドレス帳] にて グローバル アドレス一覧 を検索する時、[高度な検索] の実行前後で検索結果が異なる。
原因
オフラインアドレス帳 (OAB) を使用している場合、Microsoft Office Outlook の [アドレス帳] にて グローバル アドレス一覧 を検索する時、[高度な検索] の実行前後で検索結果が異なる。

この現象は、下記の条件に合致する場合に発生致します。

発生条件

Outlook で Exchange サーバー に接続する際、オフライン アドレス帳 (OAB) を使用している場合

再現手順

1. Outlook 2010をExchangeキャッシュモード オンで起動します。

2. オフライン アドレス帳 (OAB) を使用していることを確認します。

3. [ホーム] タブをクリックし、[アドレス帳] をクリックし、[その他のフィールド] を選択します。

4. 検索フィールドに [役職] のデータ “ABC” を入力します。

5. 検索結果として [役職] が “ABC” で始まるアイテムが表示されることを確認します。

6. [高度な検索] をクリックします。

7. [役職] フィールドで [役職] のデータ “ABC” を入力します。

8. 検索結果として [役職] が “ABC” で始まるアイテムが表示されることを確認します。

9. 検索フィールドに [役職] のデータ “ABC” を入力します。

10. 検索結果として [役職] が “ABC” で始まるアイテムが表示されず、手順4 の後と異なる検索結果となります。

備考
  • オフライン アドレス帳を使用せずにオンラインのグローバル アドレス一覧を使用している場合は、既定の設定では [役職] データで検索はできません。
  • アドレス帳の検索を行う場合、[インデックスの作成] と [ANR (Ambiguous Name Resolution)] が必要になります。 また、これらの既定の動作は、 オフライン アドレス帳とオンラインのグローバル アドレス一覧で異なります。

         例) Outlook 2010のアドレス帳検索時に [その他のフィールド] を選択した場合

オンラインのグローバル アドレス帳で検索する場合

名前、姓、表示名、事業所 が検索対象となります。

オフライン アドレス帳の場合

名前、姓、表示名、事業所 の他に 部署、役職、会社 が検索対象となります。


解決方法
Active Directory の [searchFlags] の属性を変更する事により、本事象は回避可能です。
回避策
1. Active Directory の属性を確認します。

手順
     1-1. スキーマ マスタの役割を実行しているドメイン コントローラーに Schema Admins のセキュリティ グループに含まれているアカウントでログオンします。
     1-2. [スタート] - [すべてのプログラム] - [管理ツール] - [ADSI エディター] を起動します。
     1-3. [スキーマ] コンテナを展開し、[CN=Schema,CN=Configration,DC=<ドメイン名>,DC=<ドメイン名>] を選択します。
     1-4. 右ペインに表示されている変更したい項目のオブジェクトを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
           "役職" の場合は、[CN= Title] オブジェクトとなります。
     1-5. [CN= Titleのプロパティ] タブにて、[searchFlags] 属性の値をご確認下さい。



2. 上記の手順で確認した結果、0x00000001 (1) [インデックスの作成] と 0x00000004 (4) [ANR] が有効になっていない場合には、下記の手順にて設定を変更します。


     手順

     2-1. スキーマ マスタの役割を実行しているドメイン コントローラーに Schema Admins のセキュリティ グループに含まれているアカウントでログオンします。
     2-2. 管理ツールから "ADSI エディター" を起動します。
     2-3. ADSI エディター の右クリックメニューより、[接続]-[既知の名前付けコンテキストを選択する]-[スキーマ] を選択し、[OK] ボタンをクリックします。
     2-4. コンテナを展開し、[CN=Schema,CN=Configration,DC=<ドメイン名>,DC=<ドメイン名>] を選択します。
     2-5. 右ペインに表示されている変更したい項目のオブジェクトを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
            "役職" は [CN=Title] オブジェクト、"部署" は [CN=Department]
     2-6. 属性欄にて [searchFlags] をダブルクリックします。
     2-7. 変更前の値を確認し、0x00000001 (1) [インデックスの作成] と 0x00000004 (4) [ANR] を有効にします。

     例) 値が 16 の場合

     0x00000010 (16) [コピー] のみが有効になっている場合、0x00000001 (1) [インデックスの作成] と 0x00000004 (4) [ANR] を有効にしますので、
     それぞれの 計値21 に変更します。
状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
関連情報
Search-Flags attribute

Search-Flags attribute についての詳細は、次の Microsoftウェブサイトを参照して下さい。

http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms679765.aspx


Active Directory Service Interfaces Editor (ADSI Edit)

ADSI Edit は、Active Directory でオブジェクトや属性の管理が可能なLightweight Directory Access Protocol (LDAP) エディターです。ADSI Edit (Adsiedit.msc) は、Active Directoryフォレスト内の各オブジェクトや属性を表示します。ADSI Edit を使用すると、他のActive Directory Microsoft Management Console (MMC) スナップインでは行うことのできない、属性のクエリや表示、編集が行えます。

ADSI Editについての詳細は、次のMicrosoft ウェブサイトを参照して下さい。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc773354(WS.10).aspx
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2836205 - 最終更新日: 09/29/2016 10:18:00 - リビジョン: 3.0

Microsoft Outlook 2010, Microsoft Office Outlook 2007

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