[インターネット時刻] のタブで時刻同期の設定を行うと、SpecialPollInterval を使用する設定に変更される

現象
以下のようなシナリオを想定します。

· ワークグループの Windows クライアントで、上位の NTP サーバーと時刻同期を行う設定を構成します。
· レジストリや w32tm コマンドから、下記のように時刻同期先の NTP サーバーを MinPollInterval、MaxPollinterval に従う間隔で時刻同期を行うように構成します。
· コントロール パネルの [日付と時刻] (もしくはデスクトップ画面右下の時刻をダブルクリック) から、[インターネット時刻] のタブを選択します。
· [OK]、[適用] のボタンをクリックして、設定を反映させるか、[今すぐ更新] のボタンをクリックして時刻同期を行います。

上記の操作を行うと、NtpServer のレジストリ値が、GUI 上に表示されているホスト名に 0x9 のフラグを付与した、下記の形式に書き換えられます。

レジストリ キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\W32Time\Parameters
値の名前:  NtpServer
設定される値:
<ホスト名>,0x9 (Windows Vista 以降の OS バージョン)
<ホスト名>,0x1 (Windows XP 以前の OS バージョン)

これにより、MinPollInterval、MaxPollInterval のレジストリではなく、SpecialPollInterval のレジストリに基づいた間隔で時刻同期を行うように、動作が変更されます。

原因
この現象は製品の想定された動作です。ワークグループ環境で、該当の GUI から設定値を反映させた場合、既定で 0x9 のフラグが時刻同期先に指定されます。
解決方法
回避策
[インターネット時刻] の GUI の操作によって時刻同期間隔の設定が変更されないようにする対処策として、ローカル ポリシーを使用する方法があります。

時刻同期先の設定を以下のローカルポリシーから指定することで、ポリシーに指定した設定が常に優先されるようになります。これにより、[日付と時刻] - [インターネット時刻」の操作を行った場合に変更される設定が動作に反映されないようにすることが可能です。



手順 :
1. [ファイル名を指定して実行] から "gpedit.msc" を実行し、ローカル グループ ポリシー エディターを開きます。
2. 以下のポリシーを選択します。
[ローカル ポリシー]
- [コンピューターの構成]
- [管理用テンプレート]
- [システム]
- [Windows タイム サービス]
- [タイム プロバイダー]
- [Windows NTP クライアントを構成する ]


3. ポリシーを有効に設定した上で、オプションから下記の値を設定し、[OK] をクリックします。他の項目は、ご要件にあわせて任意で設定を変更してください。
  NtpServer: <ホスト名>,0x8
  種類: NTP

4. 以下のコマンドを実行して、ポリシーを反映します。
  gpupdate /force


本ポリシーを設定した場合、設定は以下のレジストリキーの値に反映されます。
------------------------------
レジストリキー :  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\W32time\Parameters
値の名前 : NtpServer
値のデータ : <ホスト名>,0x8
------------------------------
レジストリキー :  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\W32time\Parameters
値の名前 : Type
値のデータ : NTP
------------------------------

この設定されたポリシーは既定の構成 (HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\W32Time\Parameters) よりも優先されます。

そのため、[日付と時刻] - [インターネット時刻] の GUI の操作で設定が更新された場合でも、ポリシー側のレジストリは書き換わることがなく、優先的に使用される動作となります。

状況
詳細
対象 OS : 以下の OS のワークグループ環境が対象です。

Windows XP, Windows Vista,Windows 7, Windows 8, Windows Server 2003, Windows Server 2003 R2, Windows Server 2008. Windows Server 2008 R2, Windows Server 2012
関連情報
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2842683 - 最終更新日: 04/23/2013 04:46:00 - リビジョン: 2.0

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