"550 5.1.1 RESOLVER.ADR.RecipNotFound" の配信不能レポート エラーが返される

現象
Exchange Server 組織内にてユーザーが組織内で作成されたユーザー、連絡先、グループに対してメールの送受信を行います。その後過去に送受信した受信者オブジェクト(メールボックス、メール連絡先、配布グループ) を Exchange 組織から削除した場合、該当の受信者オブジェクトの表示名に名前解決されている状態で受信したメールや送信済みアイテムにあるメールを返信する場合と以下の内容の配信不能レポート エラーが返されます。

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生成サーバー: <サーバー名>.local

IMCEAEX-_O=CONTOSO_ou=first+20administrative+20group_cn=Recipients_cn=<ユーザー名>@domain.local

#550 5.1.1 RESOLVER.ADR.ExRecipNotFound; not found ##
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原因
Exchange 組織内でメールのやりとりを行う際、内部的には、SMTP アドレスではなく、LegacyExchangeDNを使用します。受信者オブジェクトを削除したと仮定した場合に、既に組織内の受信者オブジェクトの表示名に名前解決されている状態で受信したメールや送信済みアイテムにあるメールを返信すると、該当の受信者オブジェクトの LegacyExchangeDN 属性を持つ受信者オブジェクトが組織内に存在しないため、現象に記載されているような NDR が返され、正常にメールが配信できません。
解決方法
削除した受信者オブジェクトの LegacyExchangeDN 属性値を X500 アドレスとして登録した新たな受信者オブジェクトを作成します。

1. LegacyExchangeDN 属性値を確認
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Outlook から削除された受信者オブジェクトの表示名に名前解決されている状態で受信したメールや送信済みアイテムを開いて、削除された受信者オブジェクトの表示名をダブル クリックした際に、表示名の欄に表示されている LegacyExchangeDN(/O=<組織名>/OU=<管理グループ名>/CN=RECIPIENTS/CN=<エイリアス名>) の値をメモします。

2. 受信者オブジェクト作成
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Exchange 管理ツールから削除された受信者オブジェクトを再度作成します。また SMTP アドレスとしては削除された受信者オブジェクトを同じ値を登録します。

3. X500 アドレスの登録
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Exchange 管理コンソールから X500 アドレスを登録する例を記載します。

<メールボックスの場合>
1. Exchange サーバーより、Exchange 管理コンソールを起動します。
2. 左ペインより、[受信者の構成] -> [メールボックス] を選択します。
3. 中央ペインより、予め再作成したメールボックスを選択し、プロパティを開きます。
4. [電子メール アドレス] タブを選択し、[追加] ボタンの右にある [▼] から、[カスタム アドレス] を選択します。
5. [電子メール アドレス] として、事前にメモした legacyExchangeDN を設定します。
6. [電子メールの種類] として、"X500" と設定します。
7. [OK] をクリックします。

<メール連絡先の場合>
1. Exchange サーバーより、Exchange 管理コンソールを起動します。
2. 左ペインより、[受信者の構成] -> [メール連絡先] を選択します。
3. 中央ペインより、予め再作成したメール連絡先を選択し、プロパティを開きます。
4. [電子メール アドレス] タブを選択し、[追加] ボタンの右にある [▼] から、[カスタム アドレス] を選択します。
5. [電子メール アドレス] として、事前にメモした legacyExchangeDN を設定します。
6. [電子メールの種類] として、"X500" と設定します。
7. [OK] をクリックします。

<配布グループの場合>
1. Exchange サーバーより、Exchange 管理コンソールを起動します。
2. 左ペインより、[受信者の構成] -> [配布グループ] を選択します。
3. 中央ペインより、予め再作成した配布グループを選択し、プロパティを開きます。
4. [電子メール アドレス] タブを選択し、[追加] ボタンの右にある [▼] から、[カスタム アドレス] を選択します。
5. [電子メール アドレス] として、事前にメモした legacyExchangeDN を設定します。
6. [電子メールの種類] として、"X500" と設定します。
7. [OK] をクリックします。
回避策
状況
詳細
関連情報
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2872486 - 最終更新日: 07/18/2013 06:25:00 - リビジョン: 1.0

Microsoft Exchange Server 2007 Enterprise Edition, Microsoft Exchange Server 2010 Enterprise

  • KB2872486
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