仮想マシン再起動時に 「'<仮想マシン名>' は初期化できませんでした。」で起動に失敗する

現象
Hyper-V にて仮想マシンを再起動の際、以下の仮想マシン接続の GUI 上で以下のポップアップエラーで起動に失敗することがあります。例えば Windows Update などゲスト OS 内から自動再起動した場合でも本事象は発生することがあります。

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'<仮想マシン名>' は初期化できませんでした。

VM の保存された状態を初期化しようとして失敗しました。

 '<仮想マシン名>' は初期化できませんでした。(仮想マシン ID XXXX)

 '<仮想マシン名>' は保存された状態ファイル <VSV ファイルのフルパス> の作成またはアクセスに失敗しました。(仮想マシン ID XXXX)
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また、Microsoft-Windows-Hyper-V-Worker のイベントログには以下のいずれかのエラーが記録されます。

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Eevet ID 3040: '<仮想マシン名>' は初期化できませんでした。(仮想マシン ID %2)
Event ID 3070: '<仮想マシン名>' は仮想マシンの構成の読み取りまたは更新に失敗しました: %3 (%4) (仮想マシン ID %2)
Event ID 3080: '<仮想マシン名>' は保存された状態ファイル <VSV ファイルのフルパス> の作成またはアクセスに失敗しました。(仮想マシン ID %2)
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原因
仮想マシンのメモリイメージファイルである BIN/VSV ファイルの保存先フォルダに "CREATOR OWNER" および  "Authenticated Users"のいずれも設定されていない場合、アクセス権エラーで BIN/VSV ファイルの作成がエラーとなり、起動/再起動が失敗致します。仮想マシンプロセスは仮想マシン固有 ID のアカウントで動作しており、BIN/VSV ファイルには 仮想マシン固有 ID もしくは Authenticated Users のいずれかの ACL がフルコントロールで設定されている必要があります。デフォルトでは保存先フォルダに Authenticated Users の ACL がドライブより継承され、CREATOR OWNER も Hyper-V によって付与されますが、これらの ACL 設定は Hyper-V の動作に必要なものとなりますので初回構築時などで CREATOR OWNER もしくは Authenticated Users の ACL を外さないようにしてください。
解決方法
回避策
"CREATOR OWNER" の ACL を フルコントロールで BIN/VSV 保存先フォルダ設定します。管理者権限のあるコマンドプロンプトより以下のように icacls コマンドを実行して設定してください。

> icacls [BIN/VSV ファイル保存先] /grant "CREATOR OWNER":(OI)(CI)(F)

例:
icacls "D:\Hyper-V\TestVM\Virtual Machines\3C3C1FD5-CA9B-4E74-8859-C4C3DB443348" /grant "CREATOR OWNER":(OI)(CI)(F) 

もしくは /T オプションをつけて上位フォルダに対して実行してください。
icacls "D:\Hyper-V\TestVM\Virtual Machines" /grant "CREATOR OWNER":(OI)(CI)(F) /T


 


状況
詳細
関連情報
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2874417 - 最終更新日: 09/29/2016 10:32:00 - リビジョン: 3.0

Microsoft Hyper-V Server 2012, Windows Server 2012 Datacenter, Windows Server 2012 Standard

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