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Hyper-V における統合サービスのバージョンミスマッチ確認方法

現象
Hyper-V 環境では統合サービスというゲスト OS へインストールされる Windows サービスおよびドライバが存在します。この統合サービスはホスト OS とゲスト OS それぞれにバージョンがあり、一致していることが推奨されますが両者のバージョンが一致しない場合は機能に問題が発生するケースとそうではないケースの 2 種類に分類ができます。そのため本 KB では統合サービスのバージョン確認方法およびバージョンミスマッチの種類、そしてどのような場合に問題があり、どのような対処が必要となるか説明します。

ホスト OS およびゲスト OS の統合サービスのバージョンには以下のように 3 種類あり、各状態の意味や必要な対処は以下のようになります。尚、統合サービスのバージョンを確認する方法については後述の「統合サービスのバージョン確認方法」を参照してください。

尚、Linux がゲスト OS の場合は統合サービスがないためバージョンミスマッチのメッセージは無害となりますので無視して頂ければと思います。

Case1) 両バージョンが完全に一致している。

   確認方法:
     a)     後述の「統合サービスのバージョン確認方法」にてバージョンが一致している場合

   必要対処:  
     必要な対処はありません。


Case2) 両バージョンは一致していないが機能上問題が発生する可能性が少ないためサポートされる構成となる状況(互換性のあるバージョンミスマッチ)

  発生要因:
     KB 等にてホスト OS の統合サービスバージョンが更新されているにも関わらず、ゲスト OS 内で統合サービスのバージョンアップを行っていない場合、本ケースに該当する可能性があります。

  確認方法:
    下記 a のみで b には合致しない場合(バージョン差異はあるもののイベント 4010 は記録されていない場合)、もしくは a, b 両者に合致する場合、本ケースに該当します。

    a)     後述の「統合サービスのバージョン確認方法」にてバージョンが一致していない場合

    b)    イベントログ Microsoft-Windows-Hyper-V-Integration-Admin に Event ID  4010 が記録されている場合

  必要対処:
   機能上問題が発生する可能性は低くサポートされる構成となりますが、ゲスト OS の統合サービスのバージョンアップデートを推奨いたします。(バージョンアップを推奨)


Case3) 両バージョンは一致しておらず機能上問題が発生するバージョン差異であるためサポートされない構成となる状況(互換性のないバージョンミスマッチ)

  発生要因:
     Hyper-V ホストの新規構築時や既存運用環境に初期インストール状態のゲスト OS を動作させた場合、ゲスト OS 内の統合サービスバージョンはホスト OS のバージョンと大きく差異が発生することになり、本ケースに該当することがあります。

  確認方法:

    a)     後述の「統合サービスのバージョン確認方法」にてバージョンが一致していない場合

    b)    イベントログ Microsoft-Windows-Hyper-V-Integration-Admin に Event ID  4000 が記録されている場合

  必要対処:
   上記 a, b に該当する場合、機能上問題が発生する可能性があるため、ゲスト OS の統合サービスのバージョンアップデートを実施してください。(バージョンアップは必須)

統合サービスのバージョン確認方法および各イベントの具体的なイベント内容については Resolution セクションを参照してください。
原因
解決方法

1. 統合サービスのバージョン確認方法

 a)  ホスト OS の統合サービスバージョン確認方法

   ホスト OS にてコマンドプロンプトより以下のコマンドを実行して頂き、以下のレジストリ値からホスト OS の統合サービスバージョンを確認してください。
   
   > reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Virtualization\GuestInstaller\Version" /s

     上記出力結果の下記レジストリ値を確認してください。

     1) ゲスト OS が Windows Server 2008 未満の場合のホストの IC バージョン
      - Microsoft-Hyper-V-Guest-Installer-Win5x-Package 

     2) ゲスト OS が Windows Server 2008 以降の場合のホストの IC バージョン
        - Microsoft-Hyper-V-Guest-Installer-Win6x-Package

 b)  ゲスト OS の統合サービスバージョン確認方法

   ゲスト OS 内でコマンドプロンプトを起動し、下記コマンドにて統合サービスバージョンを確認します。

     REG QUERY "HKLM\Software\Microsoft\Virtual Machine\Auto" /v IntegrationServicesVersion


2. 統合サービスのバージョンミスマッチ確認方法

現在のシステムがいずれのケースに該当するかは、Microsoft-Windows-Hyper-V-Integration-Admin のイベントログに ID 4000 もしくは 4010 が記録されているかどうかを元に判断します。

1) Hyper-V 拡張イベントログに記録される統合サービスからのイベント ID 4010 (Case 2 の互換性のあるバージョンミスマッチ)

イベントログ名: Microsoft-Windows-Hyper-V-Integration-Admin
イベントソース: Microsoft-Windows-Hyper-V-Integration-XXXX
Event ID: 4010  

[イベント内容]
Hyper-V XXXX は、仮想マシン '%1' に接続できませんでした。接続先のバージョンが、Hyper-V (仮想マシン ID %2) が要求しているバージョンと一致していません。フレームワーク バージョン: %3; メッセージ バージョン: %4。この問題を解決するには、統合サービスをアップグレードする必要があります。アップグレードするには、仮想マシンに接続し、[操作] メニューから [統合サービスセットアップ ディスクの挿入] を選択します。

※ 上記の XXXX は実際には統合サービスのコンポーネント名(ハートビート/データ交換/シャットダウン/時刻の同期/ボリューム シャドウ コピー リクエスター)が入ります。


2) Hyper-V
拡張イベントログに記録される統合サービスからのイベント ID 4000 (Case 3 の互換性のないバージョンミスマッチ)

イベントログ名: Microsoft-Windows-Hyper-V-Integration-Admin
イベントソース: Microsoft-Windows-Hyper-V-Integration-XXXX
Event ID: 4000  

[イベント内容]
Hyper-V XXXX は仮想マシン '%1' に接続しましたが、接続先のバージョンが、Hyper-V (仮想マシン ID %2) が要求しているバージョンと一致していません。フレームワーク バージョン: %3; メッセージ バージョン: %4。この構成はサポートされていません。したがって、問題が解決されるまではテクニカルサポートが提供されません。問題を解決するには、統合サービスをアップグレードしてください。アップグレードするには、仮想マシンに接続し、[操作] メニューから [統合サービスセットアップ ディスクの挿入] を選択します。

※ 上記の XXXX は実際には統合サービスのコンポーネント名(ハートビート/データ交換/シャットダウン/時刻の同期/ボリューム シャドウ コピー リクエスター)が入ります。
回避策
状況
詳細
本 KB は Linux がゲスト OS の場合、対象外となります。システムのイベントログへ Hyper-V-VmSwitch や storvsp から下記イベントが記録される可能性がありますが、無害となりますので監視対象なっている場合は対象から除外して下さい。

ログの名前: システム
ソース: Hyper-V-VmSwitch
イベント ID: 27
メッセージ:
Networking in <仮想マシン名> loaded but has a different version from the server. Server version 4.0  Client version 3.2 (Virtual machine ID <仮想マシン GUID>). The device will work, but this is an unsupported configuration. This means that technical support will not be provided until this problem is resolved. To fix this problem, upgrade the integration services. To upgrade, connect to the virtual machine and select Insert Integration Services Setup Disk from the Action menu.


ログの名前: システム
ソース: storvsp
イベント ID: 6
メッセージ: 
A storage device in <仮想マシン名> loaded but has a different version from the server.  Server version 5.1  Client version 4.2 (Virtual machine ID <仮想マシン GUID>). The device will work, but this is an unsupported configuration. This means that technical support will not be provided until this problem is resolved. To fix this problem, upgrade the integration services. To upgrade, connect to the virtual machine and select Insert Integration Services Setup Disk from the Action menu.
関連情報
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2894285 - 最終更新日: 09/20/2016 12:14:00 - リビジョン: 4.0

Windows Server 2012 Datacenter, Windows Server 2012 Standard

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