暗黙的または明示的な OWA アクセス時の HTTP 401 または 404 エラー メッセージ

現象
Outlook Web Access (OWA) に暗黙にログオンすると (つまり、URL にエイリアスを付加しないと)、次のいずれかのエラー メッセージが表示されることがあります。

エラー メッセージ 1

HTTP/1.0 401 Unauthorized

エラー メッセージ 2

エラー : アクセスが拒否されました。

エラー メッセージ 3

ページが見つかりません
Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) のログ ファイルを調べると、401.5 エラー コードが見つかります。IIS ログ ファイルは、通常、Windows\System32\LogFiles\W3SVC1 ディレクトリにあります。

OWA に明示的にログオンすると (つまり、URL にエイリアスを付加すると)、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
- HTTP 404 - ファイルが見つかりません。
この問題が発生しても、Microsoft Outlook MAPI クライアントを使用することで、メールボックスにアクセスできます。
原因
この問題は、OWA へのログオンに使用したユーザー アカウントに適切な SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) アドレスがない場合に発生します。

一般的に、Microsoft Exchange Server 5.5 コンピュータから Microsoft Exchange 2000 Server コンピュータや Microsoft Exchange Server 2003 コンピュータにユーザーを移動したとき、または Exchange 5.5 コンピュータから Exchange 2000 や Exchange 2003 へのアップグレード時に、Exchange 2000 組織や Exchange 2003 組織のデフォルトの名前付けポリシーが Exchange 5.5 サイトの名前付けポリシーと異なるときにこの問題が発生します。

これは、中核となる Web DAV (Distributed Authoring Version) のアーキテクチャ上の問題です。DAV は URL に関連付けられるメールボックスを検索するために、ユーザー オブジェクトの proxyAddresses 属性の値を使用します。その後、ディレクトリ内の一意のオブジェクトを検索するために、これらの値をドメインや Exchange 仮想ディレクトリに照らして比較します。

適切な SMTP アドレス、および Exchange 2000 が生成するデフォルトの電子メール プロキシ アドレスを判断する方法については「詳細」を参照してください。

: Web DAV アドレス チェックは、Microsoft Exchange 2003 Service Pack 1 には存在しません。
解決方法

Exchange 2003

この問題を解決するには、Exchange Server 2003 の最新の Service Pack を入手します。関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
836993 Exchange Server 2003 用の最新の更新プログラムと Service Pack の入手方法
: Microsoft Exchange Server 2003 Service Pack 1 (SP1) をインストールすると、ユーザーが OWA に暗黙的にログオンする場合の問題のみが解決されます。ユーザーが OWA に明示的にログオンする場合は、依然として次のエラー メッセージが表示されることがあります。
- HTTP 404 - ファイルが見つかりません。

Exchange 2000

この問題を解決するには、以下のいずれかの方法を使用します。
  • 「現象」で示した問題が発生したユーザーの SMTP アドレスを変更するか、そのユーザー用に新しい SMTP アドレスを追加します。この問題が少数のユーザーでしか発生していない場合、または SMTP アドレスが不適切なユーザーのみに対して作業を行う場合に有効な方法です。
  • Exchange 仮想ディレクトリによってサービスが提供される SMTP ドメインを変更します。「現象」で示した問題が組織内の大部分またはすべてのユーザーで発生する場合に有効な方法です。
  • 追加の SMTP ドメインに追加の仮想ディレクトリを作成します。組織に複数の SMTP ドメインがある場合、または Exchange 2000 を使用してホストしている場合に有効な方法です。

    : 追加の SMTP ドメインに追加の HTTP 仮想サーバーを作成することもできます。この資料にはこの処理の詳細が記載されていません。追加の HTTP 仮想サーバーを設定する方法については、以下のマイクロソフト Web サイトから Exchange 2000 のオンライン ヘルプを参照してください。

方法 1 : ユーザーの SMTP アドレスを変更または追加する

  1. SMTP ドメインにサービスを提供する Exchange 仮想ディレクトリの [SMTP のメールボックス] を調べて、SMTP ドメインを特定します。これを行うには、次の手順を実行します。
    1. Exchange システム マネージャを起動します。
    2. [管理グループ]、[サーバー]、[ServerName]、[プロトコル]、[HTTP]、[Exchange 仮想サーバー]、[Exchange] の順に展開します。
    3. Exchange 仮想ディレクトリを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
    4. [SMTP のメールボックス] ボックスの下に列挙される SMTP ドメインをメモします。
  2. Active Directory ユーザーとコンピュータ スナップインを起動します。
  3. コンソール ツリーで問題のユーザー アカウントに移動し、右クリックします。次に [プロパティ] をクリックします。ユーザーが複数の組織単位 (OU) に所属する可能性がありますが、デフォルトでは、Users OU に作成されます。
  4. [電子メール アドレス] タブをクリックします。
  5. このユーザーの SMTP アドレスを追加する場合は、[新規] をクリックし、[SMTP アドレス] をダブルクリックしてから、手順 1. でメモした Exchange 仮想ディレクトリのプロパティの [SMTP のメールボックス] の値と一致するアドレスを入力します。
  6. 既存の SMTP アドレスを変更する場合は、変更するアドレスをクリックし、[編集] をクリックしてから、Exchange 仮想ディレクトリのプロパティの [SMTP のメールボックス] の値と一致するアドレスを入力します。
  7. [OK] を 2 回クリックします。
このユーザーが OWA にログオンできるようになるまでに、Active Directory が新しいアドレスをレプリケートするための時間がしばらくかかることがあります。

: ユーザーのデフォルトの SMTP アドレス (太字) が [SMTP のメールボックス] の値と一致するかどうかは重要ではありません。SMTP のいずれかのアドレスが一致すれば、ユーザーはログオンできます。

方法 2 : Exchange 仮想ディレクトリによってサービスが提供される SMTP ドメインを変更する

Exchange 仮想ディレクトリの [プロパティ] ダイアログ ボックスでは [変更] ボタンを使用できません (淡色表示になります)。これは、Exchange 仮想ディレクトリで使用される SMTP ドメインは、常にデフォルトの受信者ポリシーによって割り当てられたデフォルトの SMTP ドメインになるためです。

デフォルトの SMTP ドメインを変更するには、以下の手順を実行します。

: 以下の手順には、Microsoft Exchange Information Store サービスとその依存サービスの再起動が含まれます。インフォメーション ストアの停止中は、クライアントから電子メールにアクセスできません。
  1. Exchange システム マネージャを起動します。
  2. [受信者] コンテナを展開します。
  3. [受信者ポリシー] オブジェクトをクリックします。
  4. 右側のウィンドウで [Default Policy] を探し、プロパティを表示します。
  5. [電子メール アドレス (ポリシー)] タブをクリックします。
  6. SMTP アドレスをダブルクリックします。複数の SMTP アドレスが表示される場合、太字の SMTP アドレスをダブルクリックします。
  7. 先頭の "@" (アットマーク) を残して、[アドレス] フィールドに必要な SMTP ドメインを入力します。
  8. [OK] を 2 回クリックします。
  9. サービス スナップインを起動します。
  10. [Microsoft Exchange Information Store] サービスをクリックします。
  11. Microsoft 管理コンソール (MMC) ツール バーの [サービスの再起動] をクリックします。依存サービスを再起動するかどうかを確認されたら、[はい] をクリックします。新しい SMTP ドメインで使用するために [SMTP のメールボックス] の値が更新されます。

方法 3 : 追加の SMTP ドメインに追加の仮想ディレクトリを作成する

: コンピュータがフロントエンド サーバーとバックエンド サーバーを使用する場合は、両方のサーバーに仮想ディレクトリを作成する必要があります。
  1. Exchange システム マネージャを起動します。
  2. [サーバー]、[ServerName]、[プロトコル]、[HTTP]、[Exchange 仮想サーバー] の順に展開します。
  3. Exchange 仮想サーバーを右クリックし、[新規作成] をポイントして、[仮想ディレクトリ] をクリックします。
  4. 新しい仮想ディレクトリの名前を入力します。

    この名前は、クライアントが新しい仮想ディレクトリにアクセスするために使用する URL に表示されます。たとえば、companybmail という名前の新しい仮想ディレクトリを作成した場合、クライアントは http://www.domain.com/companybmail/ のような URL を使用することになります。
  5. SMTP ドメインを選択するには、[変更] ボタンをクリックして、一覧から SMTP ドメインを選択します。

    : この一覧は、Exchange 組織で定義されたすべての受信者ポリシーのすべての SMTP アドレスから生成されます。この一覧に表示されない SMTP ドメインを提供することはできません。
受信者ポリシー管理の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトの Exchange 2000 オンライン ヘルプで「受信者の設定の管理」を参照してください。認証方法をカスタマイズするには、システム マネージャで [アクセス] タブの [認証] をクリックします。
詳細
適切な SMTP アドレスを判断するには、次の手順を実行します。
  1. Exchange システム マネージャを起動します。
  2. [サーバー]、[ServerName]、[プロトコル]、[HTTP]、[Exchange 仮想サーバー]、[Exchange] の順に展開します。
  3. Exchange 仮想ディレクトリを右クリックし、[プロパティ] をクリックして Exchange 仮想ディレクトリのプロパティを表示します。これは、Exchange Server のセットアップ時に作成されるデフォルトの OWA 仮想ディレクトリです。
  4. [全般] タブで、"Exchange パス" という名前のフィールドの値をメモします。たとえば、この値が "example.com" (既定) の場合、SMTP アドレスが @example.com で終わるユーザーのみが Exchange 仮想ディレクトリを使用して自分のメールボックスにアクセスできます。
Exchange 2000 が生成するデフォルトの電子メール プロキシ アドレスを判断するには、以下の手順を実行します。
  1. Exchange システム マネージャ スナップインを起動します。
  2. [受信者] を展開し、[受信者ポリシー] をクリックします。
  3. 右側のウィンドウで [Default Policy] をダブルクリックして、[電子メール アドレス (ポリシー)] タブをクリックします。
  4. [生成ルール] に太字で表示された SMTP アドレスをダブルクリックします。
  5. [アドレス] ボックスで、@ (アットマーク) の前に表示される構成パラメータがあればそれをメモします。このようなパラメータには、%s%g などがあります。
ユーザー アカウント情報に基づいて受信者電子メール アドレスを生成するために、これらのパラメータが使用されます。たとえば、%s.%g@example.com パラメータにより、Exchange 2000 は次の電子メール アドレスを生成します。

surname.givenname@example.com
login, grey, gray, greyed out, grayed ASP, Application Service Provider, host, web client
プロパティ

文書番号:293386 - 最終更新日: 11/26/2007 01:40:00 - リビジョン: 9.2

Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition, Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition, Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition, Microsoft Exchange 2000 Enterprise Server, Microsoft BackOffice Small Business Server 2000 Service Pack 1, Microsoft Small Business Server 2000 Standard Edition

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