名前に @GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss 形式の文字列を含むフォルダやファイルが SMB2 経由でコピーできない

現象
以下のようなシナリオを想定します。

シナリオ 1 (ダウンロード)
1. SMB2 に対応しているファイルサーバーの共有フォルダで、@GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss という文字列を含むフォルダやファイル (例 : test@GMT-2015.09.01-12.34.56.txt) を作成します。
2. クライアントで共有フォルダを開き、そのフォルダやファイルをコピー (ダウンロード) します。

シナリオ 2 (アップロード)
1. クライアント上で、@GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss という文字列を含むフォルダやファイル (例 : test@GMT-2015.09.01-12.34.56.txt) を作成します。
2. SMB2 に対応しているファイルサーバーの共有フォルダを開き、そのフォルダやファイルをコピー (アップロード) します。

このとき、コピーが失敗、または、@GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss の文字列が削除されたフォルダやファイルがコピーされます。

原因
ファイルサーバーでシャドウコピー (VSS) 機能を有効化し、クライアントから共有フォルダの「以前のバージョン」にアクセスする場合、アクセス先のパスとして @GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss 形式の文字列が使用されます。
例えば、\\server\share という共有フォルダの「以前のバージョン」(2015/10/01 12:00:01) にアクセスする場合、エクスプローラーからは \\server\share\@GMT-2015.10.01-12.00.01 というパスにアクセスします。

このとき、SMB2 のクライアントでは、SMB2 Create Request で指定するアクセス先のパスから @GMT-2015.10.01-12.00.01 の文字列を削除して \\server\share にアクセスし、その Timestamp を TWrp (Time Wrap) というフィールドに指定します。

Windows 7 以降の SMB2 クライアントでは、@GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss の文字列を削除する処理が「以前のバージョン」にアクセスする場合だけでなく、通常のフォルダやファイル名に @GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss の文字列が含まれる場合にも動作します。
これにより、通常のフォルダやファイル名に @GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss の文字列が含まれている場合、フォルダやファイル名から @GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss が削除され、SMB2 経由でのコピーができません。

回避策
以下のいずれかの方法で SMB2 経由でコピーができます。

(1) @GMT-yyyy.mm.dd-hh.mm.ss 形式の文字列を含むフォルダやファイル名を変更する。

(2) クライアント、またはファイルサーバーで SMB2 を無効化する。
SMB2 無効化の手順は以下の URL を参照ください。

参照 URL
How to enable and disable SMBv1, SMBv2, and SMBv3 in Windows Vista, Windows Server 2008, Windows 7, Windows Server 2008 R2, Windows 8, and Windows Server 2012
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2696547

状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:3096595 - 最終更新日: 09/29/2016 12:56:00 - リビジョン: 6.0

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