異なる複数の Windows 環境で Excel ファイルを共有すると、印刷範囲、セルの幅、または高さが変更される場合がある

Office 2003 のサポートは終了しました

マイクロソフトでは、2014 年 4 月 8 日に Office 2003 のサポートを終了しました。この変更は、ソフトウェアの更新プログラムおよびセキュリティ オプションに影響しています。 この変更の意味および保護された状態を維持する方法について説明します。

上記の製品の総称を以下 Excel とします。

現象
異なる複数の Microsoft Windows 環境で、Microsoft Office Excel のファイルを共有すると、Excel の印刷範囲、セルの幅、または高さが変更される場合があります。状況によっては、この現象の影響で、改ページ位置が変更され総ページ数が変わってしまう場合があります。これらは Excel 以外の問題による原因も考えられますが、Windows あるいは Excel の仕様によって、正常な状態であっても発生する場合があります。
原因
この現象は、一台のパソコンで、ディスプレイや使用するプリンタ ドライバの解像度などの環境が、変更されることにより発生します。
詳細

Excel の表示方法

Excel は行、列単位でサイズのデータを持ち、表示の調整をしています。他の種類のアプリケーションに比較しても、表示に関して計算処理が多くなることで速度が遅くなります。表計算ソフトの性格上、行や列のサイズを変更したり、スクロールさせたりする操作は頻繁に行なわれますので、Excel ではある程度処理を簡略化することで速度を優先させています。Excel では、サイズの基本単位として「標準フォント」で指定されたフォントの幅をベースに、その時点でのプリンタ ドライバからの情報も合わせて計算で求められた「ポイント」を使用しています。この方法は、環境に依存しますので表示上の正確さには欠けますが、表示の度に表示領域と表示文字列の調整 (計算) を行わなくてすむため、速度的に有利になります。この他にもいくつかの理由によって、ワープロソフトや DTP ソフトなどのように出力を重要視するアプリケーションよりは厳密ではない部分があります。

「ずれ」の原因と対策

1 つのセルあたり、数文字ずれるときには別の原因である可能性がありますが、1 文字程度のずれであれば前項の理由により、現行の Windows と Excel 環境でも発生する可能性があります。印刷範囲が 1 列ずれるのは、一見大きなずれのように見えますが、Excel では行や列の途中で複数のページにまたがらないようにしていますので、ほんの少しずれても 1 列分ずれて表示や印刷されます。

この問題を発生させる要因は環境に依存するため、簡単に考えられる解決策は、環境をまったく同じにすることです。Excel 上の「標準フォント」の設定はもとより、Windows で使用されるフォント、プリンタ ドライバおよびその設定 (解像度、DPI など) そしてそれらすべてのバージョンまでを合わせれば良いのですが、これでは現実的な対応策とは言えません。しかし可能な範囲で合わせることで解決できたり、いくぶんでも状況が良くなる可能性はあります。これとは別のアプローチとして以下の方法も考えられます。

対策 1. ページレイアウトの機能で自動的に拡大縮小させる

ページレイアウトの機能で自動的に拡大縮小させる [ファイル] メニューの [ページ設定] をクリックします。[ページ設定] ダイアログ ボックスの [ページ] タブの [拡大縮小印刷] に [次のページ数に合わせて印刷 : 横 xx × 縦 xx] があります (Excel 97 以前のバージョンでは、[横 xx × 縦 xx ページに印刷])。これは、シートや選択範囲を指定されたページ内に収まるように印刷します。縦、横のページ数はそれぞれ別に指定することができます。元々 1 ページに納めるつもりの表であれば、ここは「横 1 ×縦 1」の設定をお勧めします。環境が異なっても、拡大縮小することで同じ印刷範囲を保つことができます。

対策 2. 余裕を持たせてページ区切りをしたり、セルの幅/高さを設定する

印刷物の文字の大きさがほんのわずかでも変わってはいけないようなケースでは、対策 1. の方法は使用できません。使用されるすべての環境で、もっともサイズに厳しい環境でデータを作成することで、それよりも余裕のある環境であっても対応できるはずです。この場合、セルや表に空白部分が多くなります。

対策 3. それぞれの環境用に最適化したテンプレートを作成する

データのフォーマットが固定されているような定型的なデータであれば、それぞれの環境で最も適切サイズの設定がされた空のファイルをテンプレートとして用意し、共有するファイルのデータを複写して貼り付けるか、リンク (LAN 上でお使いの場合には、基データをファイル サーバーに入れておき、これを参照させることもできます) させます。毎回この作業を行うのは大変ですが、表示や印刷専用と割り切って、必要なときだけに使用するか、マクロを作成して自動的に行う方法も考えられます。これらの方法では根本的な解決にはなりませんが、いずれか、または複数の方法を併用させることである程度運用でカバーできる可能性があります。

画面表示と印刷結果が異なる場合

類似の現象として、画面上に表示されるワークシートのイメージと印刷結果またはプレビューの表示が異なるという問題が起こることがあります。

画面上でワークシートの列の幅や行の高さをジャスト フィットさせてプレビューで確認した際、セルに表示されていた値が表示しきれずに「####」と表示される場合があります。また同様に、罫線が一部かける場合や、セル内に文字が収まらない場合、文字が欠ける、重なる、ずれる場合、または、オブジェクトの位置がずれる場合があります。これらの現象も本問題と本質的には同じ原因による可能性があります。

プレビューは印刷物と可能な限り同じにしなければなりませんが、画面とプリンタでは解像度や、物理的なサイズや特別なケースを除いて使用されるフォントが異なるため、まったく同じというわけにはいきません。しかし、行や列の比率やオブジェクトの位置関係を始めとするイメージは同一になるはずです。これは Excel が、プリンタ ドライバからそのプリンタが持っている能力や情報を受取り、これらを基に印刷物のイメージを画面上で作り上げているためです。もし印刷物とプレビューが異なる場合は、プリンタ ドライバの選択が異なっているか、プリンタ及びプリンタ ドライバに問題がある可能性があります。しかし画面上のワークシートは、表示の正確さよりも速度を重視しています。このため Excel はプレビューの機能を用意しています。印刷をするときの最終的な確認や調整はプレビュー機能で実行してください。

プロパティ

文書番号:400271 - 最終更新日: 10/04/2016 15:34:00 - リビジョン: 6.0

Microsoft Office Excel 2007, Microsoft Office Excel 2003, Microsoft Excel 2002 Standard Edition, Microsoft Excel 2000 Standard Edition, Microsoft Excel 97 Standard Edition, Microsoft Excel 95 Standard Edition

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