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[XL2003] グラフを作成するマクロを記録して記録されたマクロを実行すると実行時エラーが発生する

この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP411895
概要
この資料は、記録したマクロを実行するとマクロ記録時と異なるグラフが作成されたり、実行時エラーが発生する現象について説明しています。
現象
グラフのデータ範囲を選択していない状態で、特定のグラフを作成するマクロを記録し記録されたマクロを実行すると、以下のいずれかの現象が発生する場合があります。
  • ChartType メソッドで実行時エラーが発生する
  • マクロ記録時に作成したグラフではなく通常の縦棒グラフが作成される
原因
Charts.Add メソッドは、選択範囲のみをデータ範囲としてグラフシート上にグラフを作成します。
そのため、1 つのセルのみ選択された状態の場合、データ系列は 1 つとなり、2 つ以上のデータ系列が必要なグラフでは、その後に実行される ChartType メソッド でグラフの種類を変更することができずエラーが発生します。

また、2 軸のグラフの場合も同様に 2 つ以上のデータ系列が必要となり、Charts.Add メソッドで系列、 データ要素がそれぞれ 1 つの縦棒グラフが作成されます。その後に ChartType メソッド でグラフの種類を変更しますが、データ系列が 1 つのため 2 軸のグラフが適用されません。
回避策
データ範囲に指定するセル範囲を選択するコードを Chart.Add メソッドの前に追加します。以下のコードはアクティブ セルを含む連続範囲を選択するコードです。
    ActiveCell.CurrentRegion.Select
状況
この現象は Excel の仕様による動作になります。
詳細

再現手順 1

2つ以上のデータ系列が必要な “等高線” や ”バブルチャート” グラフで発生します。
  1. Excel 2003 を起動し、新規ブックを作成します。
  2. 以下のデータを入力します。
          A1: 10       B1: 20      A2: 10       B2: 20      A3: 10       B3: 20
  3. セルA1 を選択して [ツール] メニューの [マクロ] より [新しいマクロを記録する] をクリックし、[OK] をクリックしてマクロ記録を開始します。
  4. [挿入] メニューより [グラフ] をクリックし、グラフの種類より "等高線" を選択し [完了] をクリックします。
  5. マクロ記録を終了します
  6. Visual Basic Editor を起動し、以下のようなマクロが記録されていることを確認します。
    Sub Macro1()    Charts.Add    ActiveChart.ChartType = xlSurface    ActiveChart.SetSourceData Source:=Sheets("Sheet1").Range("A1:B3")    ActiveChart.Location Where:=xlLocationAsObject, Name:="Sheet1"End Sub 
  7. セル A1 を選択後、記録したマクロを実行します。

結果 1

"ChartType メソッドで実行時エラーが発生します。新規グラフシートに縦棒グラフが作成されています。

再現手順 2

ユーザー設定で登録されている “2 軸上の折れ線” や “2 軸上の折れ線と縦棒” グラフなどで発生します。
  1. Excel 2003 を起動し、新規ブックを作成します。
  2. 以下のデータを入力します。
          A1: 10       B1: 20      A2: 10       B2: 20      A3: 10       B3: 20
  3. セルA1 を選択して [ツール] メニューの [マクロ] より [新しいマクロを記録する] をクリックし、[OK] をクリックしてマクロ記録を開始します。
  4. [挿入] メニューより [グラフ] をクリックし、[ユーザー設定] タブをクリックして、"2 軸上の折れ線と縦棒" を選択し [完了] をクリックします。
  5. マクロ記録を終了します
  6. Visual Basic Editor を起動し、以下のようなマクロが記録されていることを確認します。
    Sub Macro2()    Charts.Add    ActiveChart.ApplyCustomType ChartType:=xlBuiltIn, TypeName:="2 軸上の折れ線と縦棒"    ActiveChart.SetSourceData Source:=Sheets("Sheet1").Range("A1:B3")    ActiveChart.Location Where:=xlLocationAsObject, Name:="Sheet1"End Sub 
  7. セル A1 を選択後、記録したマクロを実行します。

結果 2

"2 軸上の折れ線と縦棒" グラフではなく、通常の縦棒グラフが作成されます。
プロパティ

文書番号:411895 - 最終更新日: 10/18/2004 05:56:57 - リビジョン: 3.1

Microsoft Office Excel 2003, Microsoft Excel 2002 Standard Edition, Microsoft Excel 2000 Standard Edition, Microsoft Excel 97 Standard Edition

  • chart kbinfo macro vbaxl xl97 ユーザ設定 KB411895
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