ファイルのダウンロードダイアログで表示されるファイル名の命名規則

概要
この資料では、Internet Explorer でファイルをダウンロードするときに表示されるファイルのダウンロードダイアログにデフォルトで表示されるファイル名がどのような基準で設定されるかどうかについて、記述したものです。
詳細
RFC には、Web ブラウザにて、ローカルにファイルをダウンロードする際にはどのようなファイル名でダウンロードすべきかという明示的な記述がないため、動作に関しては各 Web ブラウザに委ねられています。

そのため、Internet Explorer にて、ローカルにファイルを保存する際には、以下の基準を利用して、デフォルトで表示するファイル名を決定しています。
  1. RFC2183 で定義されている Content-Disposition: ヘッダが存在する場合は、filename パラメータで設定されたファイル名が利用されます。
  2. HTTP レスポンス内に存在する、送られてきた Content-Type が、レジストリの HKEY_CLASS_ROOT\MIME\Database\Content Type 以下に存在するかどうかを確認します。もし存在すれば、キャッシュディレクトリに保存されたファイル名に、該当するレジストリキーの Extension 値で指定された拡張子に変更したファイル名が設定されます。例えば、Acrobat Reader がインストールされた環境では、送られてきた Content-Type が application/pdf の場合、ファイル名の拡張子を pdf へ変更されたファイル名が表示されます。
  3. クエリーストリングが存在する場合、クエリーストリングを除いたファイル名を確認します。その際に、拡張子が EXE / DLL / CGI (Internet Explorer 5.5 以降の場合のみ) 以外の場合は、キャッシュディレクトリに保存されたファイル名をそのまま利用します。これは、これらの拡張子が CGI でよく利用される拡張子であり、クエリーストリングを持っているために、このリクエストはファイルをさしているのではなく、CGI へのリクエストとして捉えるためです。そのため、このリクエストの URL は CGI をさしているものと判断し、除外するためです。
  4. クエリーストリングをチェックし、最後のパラメータが "." を含んだ形式になっているかどうかを確認します。もし存在している場合、キャッシュディレクトリに保存されたファイル名に、その値が拡張子として設定され、存在していない場合、拡張子が設定されません。例えば、http://server/test.cgi?ext=.zip という URL からファイルをダウンロードする場合、test.zip というファイル名がデフォルトで設定されます。この動作は、Content-Disposition を明示的に利用できない場合を想定して設計されたものです。
  5. クエリーストリングが存在しなければ、キャッシュディレクトリに保存されたファイル名をそのまま表示します。
例として、http://server/test.exe?querystring という URL にアクセスした際に、HTTP レスポンスヘッダに Content-Type が application/octet-stream が設定された場合、この基準からすると、4. に当てはまるため、ダウンロードダイアログには、"test" というファイル名が表示されます。

補足

ダウンロードダイアログに、表示されるデフォルトのファイル名が test[1].exe のように、"ファイル名 [数字].拡張子" という形式で表示されることがあります。Internet Explorer のファイルキャッシュに、同一のファイル名が既に存在する場合、重複を回避するためにこのような名前が設定するためです。これは、ファイルのダウンロードする際、テンポラリファイルがキャッシュディレクトリに一旦保存されるためです。

プロパティ

文書番号:436153 - 最終更新日: 10/04/2016 15:44:00 - リビジョン: 6.0

Microsoft Internet Explorer 5.5, Microsoft Internet Explorer 6.0

  • kbinfo KB436153
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