Collaboration Data Objects for NTS アプリケーションの Microsoft Collaboration Data Objects for Windows 2000 への移植

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概要
この資料では、CDONTS オブジェクト モデルに基づく既存のコードを CDOSYS に移植する方法について、手順を追って説明します。

Cdonts.dll および Cdosys.dll オブジェクト ライブラリを使用して、インターネット標準の形式とプロトコルを使用した電子メールの作成と処理を実行できます。Collaboration Data Objects for NTS (CDONTS) は本来、Microsoft Commercial Internet Server (MCIS) で使用するために実装され、Windows NT Option Pack に含まれていました。また、CDONTS は、Windows NT との互換性を維持するために、Windows 2000 にも含まれていました。CDONTS は、Microsoft Windows XP 以降の Windows には含まれていません。Microsoft Collaboration Data Objects for Windows 2000 (CDOSYS) は、Windows 2000 オペレーティング システムの 1 コンポーネントとして、実装されています。CDONTS に基づく既存のコードは CDOSYS に移植する必要があります。

機能の比較

以下の表は、Cdonts.dll および Cdosys.dll ライブラリでサポートされるオペレーティング システム (OS) と機能を比較したものです。
機能CDONTSCDOSYS
Windows NT サポートありなしOS にはどちらも含まれません。
Windows 2000 サポートありありどちらも OS に含まれます。
Windows XP サポートなしありCDOSYS のみが OS に含まれます。
Exchange Server サポートありあり
メールの送信ありあり
ニュースグループへの投稿なしあり
SMTP および NNTP ポートを使用した送信 (投稿)なしあり
MIME および Uuencode メッセージ形式ありあり
MIME 本文の構造、エンコーディング、文字セットなどの明示的な制御なしあり
HTML および MHTML サポートありあり
ローカル ドロップ ディレクトリの一覧 / 読み取りなしあり
POP3 経由の受信トレイの一覧 / 読み取りありなし
トランスポート イベント シンクのサポートなしあり
返信および転送の機能なしあり

以下の例は、CDONTS を使用した場合と CDOSYS を使用した場合の同じタスクの実行方法を示したものです。それぞれの例では、両方のライブラリが持つ機能を説明し、各ライブラリにおいてその機能を実装するためのサンプル コードを掲載しています。これらのサンプル コードは、Windows 2000 Service Pack 2 (SP2) および以下のバージョンのライブラリを使用して、検証されています。
  • CDONTS 6.0.3939.0
  • CDOSYS 6.0.3943.3

単純な送信

この例は、両方のライブラリの最も一般的な使用方法です。どちらのライブラリを使用する場合も、SMTP サーバーのピックアップ ディレクトリにメッセージが書き込まれます。このディレクトリのパスは、ローカルのメタベースから読み取られます。
CDONTS の例
 set m =CreateObject("CDONTS.NewMail") m.Send "user1@company.com", _"user2@company.com", _ "test 1", _ "hello there" 
CDOSYS の例
 Set m =CreateObject("CDO.Message") m.From = "user1@company.com" m.To ="user2@company.com" m.Subject = "test 1" m.TextBody = "hello there"m.send

HTML 本文の送信

以下の例では、HTML の本文のテキストがメッセージに挿入されます。これ以外は、これらの例は "単純な送信" の例とほぼ同じです。いずれの例においても、MIME multipart/alternative メッセージ形式が使用されます。また、テキスト形式の本文が HTML から自動的に作成されます。テキスト形式の本文は、text/plain ボディ部として含まれます。
CDONTS の例
 sHTML = "<html><body><fontcolor=""#FF0000"">" & _ "hello,Red</font></body></html>" Set m =CreateObject("CDONTS.NewMail") m.MailFormat = 0 ' CdoMailFormatMimem.BodyFormat = 0 ' CdoBodyFormatHTML m.Send "user1@company.com", _"user2@company.com", _ "test 1", _ sHTML 
CDOSYS の例
 sHTML = "<html><body><fontcolor=""#FF0000"">" & _ "hello,Red</font></body></html>" Set m = CreateObject("CDO.Message")m.From = "user1@company.com" m.To = "user2@company.com" m.Subject = "test 1"m.HtmlBody = sHTML m.send

MIME 形式の添付ファイル付きメッセージの送信

CDONTS の例
Set m = CreateObject("CDONTS.NewMail") m.MailFormat = 0 ' CdoMailFormatMimem.AttachFile "d:\ptsp\test\test.doc" m.Send "user1@company.com", _"user2@company.com", _ "test.doc", _ "Here is the document yourequested"
CDOSYS の例
 Set m= CreateObject("CDO.Message") m.From = "user1@company.com" m.To ="user2@company.com" m.Subject = "test.doc" m.TextBody = "Here is the documentyou requested." m.AddAttachment "file://d:\ptsp\test\test.doc"m.send

Uuencode 形式の添付ファイル付きメッセージの送信

どちらのライブラリを使用する場合でも、Uuencode の添付ファイル付きメッセージを送信するには、メッセージのプロパティを変更して、形式を変更します。
CDONTS の例
 Set m =CreateObject("CDONTS.NewMail") m.MailFormat = 1 ' CdoMailFormatTextm.AttachFile "d:\ptsp\test\test.doc" m.Send "user1@company.com", _"user2@company.com", _ "test.doc", _ "Here is the document you requested"
CDOSYS の例
 Set m =CreateObject("CDO.Message") m.MimeFormatted = false m.From ="user1@company.com" m.To = "user2@company.com" m.Subject = "test.doc"m.TextBody = "Here is the document you requested." m.AddAttachment"file://d:\ptsp\test\test.doc" m.send

Unicode メッセージ テキストの送信

この例では、Unicode 文字 (ユーロ記号 €、Unicode コード番号 0x20ac) が受信者の表示名とメッセージ テキストに含まれています。いずれの例でも、"€" は utf-7 CharSet プロパティにエンコードされます。CDONTS では、定数 CP_UTF7=65000 を使用する必要があります。CDOSYS の場合、CharSet 名は unicode-1-1-utf-7 です。
CDONTS の例
 Set s = CreateObject("CDONTS.Session") S.LogonSMTP "User 1","user1@company.com" s.SetLocaleIDs 65000 ' cpUTF7 Set m = s.Outbox.Messages.Addm.MessageFormat = 0 ' CdoMime set r = m.Recipients.Add 'r.address ="user2@company.com" r.name = "Joe €" r.address = "<joe.euro@company.com>"m.Subject = "Unicode content" m.Text = "That will be €5, please."m.Send
CDOSYS の例
set m =CreateObject("CDO.Message") m.From = "User1 <user1@company.com>" m.To ="Joe € <joe.euro@company.com>" m.Subject = "Unicode content" set b =m.bodypart b.charset = "unicode-1-1-utf-7" m.textbody = "That will be €5,please." m.send
関連情報
詳細については、次の MSDN Web サイトを参照してください。関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
816789 Exchange 2000 SP3 をインストールすると Everyone グループに対する読み取りアクセス権が削除される
プロパティ

文書番号:810702 - 最終更新日: 02/27/2014 07:45:58 - リビジョン: 6.1

  • Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
  • Microsoft Collaboration Data Objects 2.0 for NT Server
  • Microsoft Collaboration Data Objects 2.0
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