サーバーの OS が Windows Server 2003 である場合に、特定のドメインにメールが配信されない

Windows Server 2003 のサポートは 2015 年 7 月 14 日で終了しています

Windows Server 2003 のサポートは 2015 年 7 月 14 日で終了しています。この変更は、ソフトウェアの更新プログラムおよびセキュリティ オプションに影響します。 この変更の意味および保護された状態を維持する方法について説明します。

重要 : この資料には、メタベースの編集に関する情報が含まれています。メタベースを編集する前に、問題が発生した場合に備えて、復元用のバックアップ コピーを取っておいてください。バックアップ コピーの方法の詳細については、Microsoft 管理コンソール (MMC) のヘルプ トピック「メタベースのバックアップと復元の方法」を参照してください。
現象
組織内のユーザーが SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) を使用してメッセージを送信したときに、特定のドメイン宛てのメッセージが正常に配信されません。この問題は、サーバーのオペレーティング システムが Windows Server 2003 である場合に、IIS または Exchange で発生することがあります。

また、イベント ログに以下のようなイベントが出力されます。

イベント ID : 4000
ソース : SMTPSVC
種類 : 警告
説明 : リモート ドメイン contoso.com へのメッセージの配信に失敗しました。内部 DNS エラーにより、リモート サーバーを見つけられませんでした。0000: c00402e7

原因
この問題は、次のすべての条件に該当する場合に発生することがあります。
  • 宛先のコンピュータの MX (Mail Exchanger) リソース レコードを取得するために SMTP サービスがクエリを送信した DNS サーバーが、UDP (User Datagram Protocol) クエリのみを受け付けるように構成されています。
  • Windows Server 2003 ベースの SMTP コンピュータが、UDP を優先的に使用し、切り捨てが発生している名前解決の応答を受信した場合は TCP (Transmission Control Protocol) にフェールオーバーするように構成されています。
  • SMTP サービスのクエリを受信した DNS サーバーから返された応答の UDP パケットで、切り捨てが発生しています。

    : 1 つの UDP パケットに格納される MX リソース レコードの数が多すぎる場合、応答の UDP パケットで切り捨てが発生します。
この場合、DNS コンピュータが TCP クエリに対して応答を返さないため、SMTP サービスの名前参照処理が成功しません。この場合、次の現象が発生することがあります。
  1. SMTP サービスが、UDP を使用して DNS サーバーにクエリを送信します。
  2. DNS サーバーが SMTP サービスに対して応答を返しますが、その応答で切り捨てが生じます。
  3. SMTP コンピュータは、切り捨てが発生している応答を受信した場合は、TCP にフェールオーバーするように構成されているため、UDP の応答を破棄し、TCP にフェールオーバーした後、TCP を使用して DNS コンピュータに DNS クエリを再送信します。
  4. DNS サーバーは UDP クエリに対してのみ応答を返すように構成されているため、SMTP サービスからの TCP クエリは成功しません。
このため、メッセージが宛先のドメインに配信されません。
解決方法
警告 : メタベースを誤って編集すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、メタベースを使用するすべての製品の再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、メタベースの誤った編集により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。メタベースの編集は、自己の責任において行ってください。

: メタベースを編集する前に、メタベースのバックアップを必ず作成してください。

この問題を解決するには、Windows Server 2003 コンピュータ上の SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) サービスを、UDP のみを使用するように構成します。UDP のみを使用するように SMTP サービスを構成すると、SMTP コンピュータでは、DNS コンピュータから受信した、切り捨てが発生している応答の情報を使用して、宛先のドメインへメッセージの配信を行います。UDP のみを使用するように SMTP サービスを構成するには、以下のメタベース キーを編集または追加します。
キー ID : 36997
キーの種類 : DWORD
キーの値 : 2
: 以下の表は、キー ID 36997 に設定できる値の一覧です。
説明
0DNS クエリで UDP を使用します。切り捨てが発生した応答を受信した場合は TCP にフェールオーバーします。
1DNS クエリで TCP のみを使用します。
2DNS クエリで UDP のみを使用します。
メタベースを編集するには、以下の手順を実行します。
  1. インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャを起動します。起動するには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントし、[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] をクリックします。
  2. [Computer name (ローカル コンピュータ)] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [メタベースの直接編集を有効にする] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
  4. メモ帳を使用して Metabase.xml ファイルを開きます。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、[名前] ボックスに notepad %systemroot%\system32\inetsrv\metabase.xml と入力し、[OK] をクリックします。
  5. ファイル内に以下のコード行が含まれていない場合は、これらの行をコピーして、<IIsConfigObject Location ="/LM/SmtpSvc" という見出しの下に貼り付けます。
    <Custom		Name="SmtpUseTcpDns"		ID="36997"		Value="2"		Type="DWORD"		UserType="IIS_MD_UT_SERVER"		Attributes="INHERIT"	/> 
    : このコード行は、ID 番号順で、ID 36997 に対応する箇所に貼り付けます。具体的には、ID 番号 36931 のコード行と ID 番号 49875 のコード行の間に、このコード行を貼り付けます。
  6. このコードが既にファイル内にある場合は、Value の値を 2 に変更します。
  7. Metabase.xml ファイルへの変更を保存し、メモ帳を終了します。
詳細
関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
232068 [IIS]FILE: IIS MetaEdit 2.2 ユーティリティをダウンロード、インストール、およびアンインストールする方法
832223 DNS サーバーを Windows Server 2003 にアップグレードすると一部の DNS 名クエリが失敗する
XADM
プロパティ

文書番号:820284 - 最終更新日: 11/26/2007 01:40:00 - リビジョン: 3.3

Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition, Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition, Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86), Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)

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