Exchange Server 環境で使用している Outlook 2003 のデータを保存、復元、または移動する方法

Office 2003 のサポートは終了しました

マイクロソフトでは、2014 年 4 月 8 日に Office 2003 のサポートを終了しました。この変更は、ソフトウェアの更新プログラムおよびセキュリティ オプションに影響しています。 この変更の意味および保護された状態を維持する方法について説明します。

Outlook 2002 については次の資料を参照してください。 287070
概要
この資料では、Exchange Server 環境で使用している Microsoft Office Outlook 2003 で作成されたメッセージ、連絡先、予定表、仕事、メモ、および履歴のデータを保存、復元、または移動する方法について説明します。

 
一般的なメールの送受信用に Outlook を使用している場合のデータのバックアップ方法については、次のサポート技術情報を参照してください。


2633154 初心者でもわかる! Outlook のバックアップ


はじめに
Outlook のデータは、MAPI (Messaging Application Programming Interface) フォルダに保存されます。MAPI フォルダは、ローカル コンピュータのハード ディスク上の個人用フォルダ ファイル (.pst) と呼ばれるファイル内に保存することもできますが、Microsoft Exchange Server を使用している場合には、サーバー上のメール ボックスに保存することもできます。

この資料で説明する項目は、以下のとおりです。
  • 個人用フォルダ ファイル (.pst) のバックアップ
  • 個人用フォルダ ファイル (.pst) データのエクスポート
  • 個人用フォルダ ファイル (.pst) データのインポート
  • Microsoft Exchange Server 上のデータのバックアップ
  • 個人用アドレス帳のバックアップ
  • Outlook 設定ファイルのバックアップ
  • 個人用フォルダ バックアップ アドインを使用した、個人用フォルダ ファイル (.pst) の自動バックアップ
Outlook で作成したデータをバックアップしておくと、ハードウェアの障害や不測の出来事が発生してデータが損傷しても、データを復元することができます。また、あるハード ディスクからバックアップしたデータを別のハード ディスクに復元すれば、同じコンピュータ上の別のハード ディスク、または別のコンピュータにデータを移すこともできます。
詳細

個人用フォルダ ファイル (.pst) のバックアップ

Microsoft Exchange Server 環境で Outlook を使用している場合を除き、Outlook のデータはすべて個人用フォルダ ファイル (.pst) に保存されます。

Microsoft Office Outlook 2003 には、Microsoft Outlook 個人用フォルダ ファイル (.pst) と呼ばれる新しい個人用フォルダ ファイル形式が導入されており、アイテムとフォルダの保存容量が増え、多言語の Unicode (Unicode : Unicode Consortium によって開発された文字のエンコード規格。Unicode では、1 つの文字を複数バイトで表します。このため、世界中の言語のほとんどすべての表記文字を単一のコード体系で表すことができます。) データがサポートされています。Microsoft Outlook 個人用フォルダ ファイル (.pst) 形式で作成されるファイルは、以前のバージョンの Outlook と互換性がないため、以前のバージョンでは開くことができません。

以前のバージョンの Outlook と互換性を持つデータ ファイルを作成するには、Microsoft Outlook 97-2002 個人用フォルダ ファイル (.pst) 形式を使用します。このファイル形式は、以前のバージョンの Outlook で使用可能なファイル形式と同じです。このファイル形式は多言語 Unicode データをサポートせず、アイテムやフォルダの保存容量は以前のバージョンと同じです。

連絡先フォルダや予定表フォルダなどの個々のフォルダのバックアップ方法またはエクスポート方法については、この資料の「個人用フォルダ ファイル (.pst) データのエクスポート」または「個人用フォルダ ファイル (.pst) データのインポート」の手順を参照してください。

個人用フォルダ ファイル (.pst) 全体をバックアップするには、次の手順に従います。
  1. Outlook 2003 を終了します。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして、[コントロール パネル] をクリックします。
  3. [メール] アイコンをダブルクリックします。
  4. [プロファイル] をクリックします。
  5. 適切なプロファイルをクリックし、[プロパティ] をクリックします。
  6. [データ ファイル] をクリックします。
  7. バックアップする個人用フォルダをクリックします。既定ではこの名前は [個人用フォルダ] となりますが、別の名前が付いている場合もあります。

    : 1 つのプロファイルに複数の個人用フォルダが表示されることもあります。その場合は、それぞれの個人用フォルダ ファイル (.pst) を別個にバックアップする必要があります。

    Outlook のメッセージ、連絡先、予約などの情報が保存できるのに、プロファイルに [個人用フォルダ] サービスが表示されない場合は、Exchange Server 上のメールボックスに情報が保存されている可能性が高いと考えられます。その場合は、この資料の 「Microsoft Exchange Server 上のデータのバックアップ」 を参照してください。

    サービスの一覧に個人用フォルダ ファイル (.pst) が 1 つも表示されず、Exchange Server のメールボックスにも情報が保存されていない場合は、ファイルの閲覧以外の Outlook のデータ保存機能を使用することはできません。その場合は、バックアップ対象のデータも存在しません。
  8. [設定] をクリックし、表示されたパスとファイル名をメモします。

    : 個人用フォルダ ファイル (.pst) には、Outlook 2003 のすべてのデータが保存されるため、データが大きすぎてフロッピー ディスクにはバックアップできないこともあります。その場合は、CD-RW ドライブ、Zip ドライブ、MO ドライブなどを使用してください。個人用フォルダ ファイル (.pst) のサイズを小さくしたい場合は、[今すぐ圧縮] をクリックします。これは、個人用フォルダ ファイル (.pst) をフロッピー ディスクにバックアップする場合に便利です。
  9. [OK] を続けてクリックし、すべてのプロパティ関連のダイアログ ボックスを閉じます。
  10. エクスプローラまたは [マイ コンピュータ] アイコンを使って、手順 8 でメモしたファイルのコピーを作成します。
フロッピー ディスク ドライブ、Zip ドライブ、CD-RW ドライブ、磁気テープ ドライブなどのリムーバブル メディア、またはその他のストレージ メディアから個人用フォルダ ファイル (.pst) を復元する必要が生じた場合は、上の手順で作成したバックアップ ファイルをコピーします。その場合は、コンピュータのハード ディスク上の、手順 8 でメモしたフォルダに、同じ名前でコピーしてください。

個人用フォルダ ファイル (.pst) データのエクスポート

連絡先フォルダ、予定表フォルダなど、個々のフォルダをエクスポートするには、次の手順に従います。
  1. [ファイル] メニューの [インポートとエクスポート] をクリックします。このメニュー項目が表示されない場合は、メニューの一番下の下向きの矢印をマウスでポイントしてから、[インポートとエクスポート] をクリックします。
  2. [ファイルへエクスポート] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  3. [個人用フォルダ ファイル (pst)] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  4. エクスポートするフォルダをクリックし、[次へ] をクリックします。
  5. [参照] ボタンをクリックし、ファイルの保存先を選択します。
  6. [ファイル名] ボックスにわかりやすいファイル名を入力し、[OK] をクリックします。
  7. [完了] をクリックします。

個人用フォルダ ファイル (.pst) データのインポート

個人用フォルダ ファイル (.pst) を Outlook にインポートするには、次の手順に従います。
  1. [ファイル] メニューの [インポートとエクスポート] をクリックします。このメニュー項目が表示されない場合は、メニューの一番下の下向きの矢印をマウスでポイントしてから、[インポートとエクスポート] をクリックします。
  2. [ほかのアプリケーションまたはファイルからのインポート] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  3. [個人用フォルダ ファイル (pst)] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  4. インポートする個人用フォルダ ファイル (.pst) のパスとファイル名を入力し、[次へ] をクリックします。
  5. インポートするフォルダを選択するか、複数のフォルダをインポートする場合は一番上の階層のフォルダを選択し、[完了] をクリックします。
: 読み取り専用メディア (CD-ROM など) にある個人用フォルダ ファイル (.pst) は、インポートすることができません。関連情報を参照するには、以下の 「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
292061 [OL2003] Outlook で読み取り専用メディアがサポートされていない理由
253210 [OL2003] 個人用フォルダ ファイルをインポートしようとすると、"ファイル アクセスが拒否されました"エラー
: 連絡先に配布リストを作成している場合は、配布リストに登録されているメンバ情報を異なる PST へ移行することはできません。配布リストで、再度メンバを登録する必要があります。

Microsoft Exchange Server 上のデータのバックアップ

Outlook の情報が Exchange Server に保存されている場合は、通常はサーバーでバックアップを行います。Exchange Server に保存された情報のバックアップまたは復元方法については、Exchange Server の管理者に問い合わせてください。

Exchange Server で Outlook を使用している場合は、Exchange Server、クライアントのハード ディスクの個人用フォルダ ファイル (.pst) のどちらに情報を保存するかを選択することができます。現在の Outlook データの保存場所を確認するには、次の手順に従います。
  1. [ツール] メニューの [電子メール アカウント] をクリックします。
  2. [既存の電子メール アカウントの表示と変更] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  3. [新着電子メールの配信場所] ボックスで選択されている項目を確認します。"メールボックス" の後に電子メール名が表示されている場合は、Exchange Server 上のフォルダに Outlook データが保存されています。"個人用フォルダ" またはその他の個人用フォルダ ファイル (.pst) の名前が選択されている場合は、クライアントのハード ディスク上の個人用フォルダ ファイル (.pst) に新着メッセージ、連絡先、予定表などのデータが保存されています。
ハード ディスク上の個人用フォルダに保存されているデータをバックアップする方法については、この資料の「個人用フォルダ ファイル (.pst) のバックアップ」を参照してください。

個人用アドレス帳のバックアップ

連絡先情報は Exchange Server のメールボックスまたは個人用フォルダ ファイル (.pst) のいずれかに保存され、Outlook アドレス帳からアクセスできますが、個人用アドレス帳は、ハード ディスク上のファイルに作成されます。このアドレス帳を確実にバックアップするには、.pab という拡張子の付いたすべてのファイルをバックアップする必要があります。

個人用アドレス帳ファイルを探すには、次の手順に従います。
  1. オペレーティング システムが Windows 95 または Windows 98 の場合 : [スタート] ボタンをクリックして、[検索] をポイントします。次に、[ファイルやフォルダ] をクリックします。

    オペレーティング システムが Windows XP、Windows 2000 または Windows Me の場合 : [スタート] ボタンをクリックして、[検索] をポイントします。次に、[ファイルやフォルダ] をクリックします。
  2. *.pab と入力して、[探す場所] ボックスで [マイ コンピュータ] を選択し、[検索開始] をクリックします。
.pab ファイルの場所をメモし、これらをバックアップします。

同じコンピュータまたは別のコンピュータにこのアドレス帳を復元する必要が生じた場合は、次のように手順に従います。
  1. Outlook 2003 を終了します。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして、[コントロール パネル] をクリックします。
  3. [メール] アイコンをダブルクリックします。
  4. [プロファイル] をクリックします。
  5. 適切なプロファイルをクリックし、[プロパティ] をクリックします。
  6. [電子メール アカウント] をクリックします。
  7. [新しいディレクトリやアドレス帳の追加] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  8. [その他のアドレス帳] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  9. [個人用アドレス帳] をクリックして、[次へ] をクリックします。
  10. 復元する個人用アドレス帳ファイル (.pab) のパスとファイル名を入力し、[適用] をクリックしてから [OK] をクリックします。
  11. [閉じる] をクリックし、[OK] をクリックします。

個人用フォルダ バックアップ アドインを使用した、個人用フォルダ ファイル (.pst) の自動バックアップ

マイクロソフトは、個人用フォルダ ファイル (.pst) のバックアップ作業を自動化するアドインをリリースしました。このアドインは、次のマイクロソフト Web サイトからダウンロードできます。


個人用フォルダ バックアップ アドインの関連情報を参照するには、以下の 「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
238782 Outlook 2000 および Outlook 2003 で個人用フォルダ ファイルのバックアップを自動的に作成する方法

Outlook 設定ファイルのバックアップ

カスタマイズした設定内容を Outlook を使ってほかのコンピュータに複製したい場合は、個人用フォルダ ファイル (.pst) ファイルとともに以下のファイルをバックアップします。
  • Outcmd.dat - ツール バーとメニューの設定が保存されているファイル
  • <プロファイル名>.xml - ショートカットの設定が保存されているファイル
  • <プロファイル名>.htm - HTML 形式の署名が保存されているファイル
  • <プロファイル名>.rtf - Microsoft Outlook リッチテキスト形式 (RTF) の署名が保存されているファイル
  • <プロファイル名>.txt - テキスト形式の署名が保存されているファイル
  • <プロファイル名>.nk2 - 自動入力用のニックネームが保存されているファイル
: 電子メールの編集に Microsoft Word を使用している場合、署名は、Normal.dot ファイル内のオートテキスト エントリとして保存されます。したがって、このファイルもバックアップする必要があります。

ビューの定義は、ビューが作成されたフォルダに統合されています。そのため、個人用フォルダ ファイル (.pst) 内の個別の項目をエクスポートしても、ビューの定義は保持されません。

関連情報
一般的なメールの送受信用に Outlook を使用している場合のデータのバックアップ方法については、次のマイクロソフトサポート情報を参照してください。


2633154 初心者でもわかる! Outlook のバックアップ

プロパティ

文書番号:840557 - 最終更新日: 10/04/2016 15:56:00 - リビジョン: 5.0

Microsoft Office Outlook 2003

  • 個人用フォルダ pst backup kbhowto バックアップ KB840557
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