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Windows XP のバックグラウンド インテリジェント転送サービス (BITS) 2.0 用の更新プログラム

重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリをバックアップし、システムの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明
概要
この資料では、バックグラウンド インテリジェント転送サービス (BITS) の更新プログラムに関する情報を記載します。最初に、BITS 2.0 の新機能および機能強化について紹介します。次に、BITS 2.0 を使用するクライアントで発生する可能性のある問題とその解決方法、回避方法を説明します。最後に、更新プログラムの入手先、インストール方法、および削除の手順について説明します。
はじめに
BITS 2.0 の更新プログラムおよび Microsoft Windows HTTP サービス (WinHTTP) 5.1 の更新プログラムは、新しくリリースされた Windows Update および自動更新サービスで必要なコンポーネントです。BITS 2.0 では、転送速度が向上し、障害からの回復機能が強化されており、ファイル転送時のネットワーク帯域幅の消費量が減少します。BITS 2.0 と WinHTTP 5.1 の両方が含まれている更新プログラム パッケージの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
842773 Windows XP 用のバックグラウンド インテリジェント転送サービス (BITS) 2.0 および WinHTTP 5.1 を含む更新プログラム パッケージ
詳細
警告 : レジストリ エディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリ エディタの誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリ エディタは、自己の責任においてご使用ください。

バックグラウンド インテリジェント転送サービス 2.0

BITS 2.0 は、クライアントとサーバーの間でファイルを転送し、ファイルのアップロード処理およびダウンロード処理の進行状況をクライアントに通知するサービスです。BITS 2.0 には以下の機能があります。
  • フォアグラウンドでの複数のダウンロード処理の同時実行。
  • リモート名用のサーバー メッセージ ブロック (SMB) プロトコルのサポート。
  • ファイルの特定の範囲のダウンロードのサポート。プログラムでファイルの転送元を変更できます。
  • クライアントによる帯域幅消費の効率化。
BITS 2.0 では、要求元のプログラムで指定された優先度に基づいて、複数のプログラムからのファイル転送要求のキュー管理が行われます。BITS 2.0 のフォアグラウンドでの同時転送では帯域幅全体を利用した複数のジョブによるファイル転送がサポートされており、バックグラウンドの転送では未使用の帯域のみを使用した転送がサポートされています。ファイル転送処理が中断された場合、BITS ではファイル全体を転送し直すのではなく、中断された位置からファイル転送を正確に再開できます。中断された位置から転送を再開できるため、ネットワーク接続の切断やコンピュータの再起動などによって転送が中断された場合でも、BITS ではすべての転送処理が効率よく再開されます。

BITS 2.0 には、開発者が新しい機能を利用するためのアプリケーション プログラム インターフェイス (API) が用意されています。BITS 2.0 の新しい API および Microsoft Windows XP プラットフォーム SDK の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

その他の機能強化

BITS 2.0 には、LSP (Layered Service Provider) を使用するプログラムがシステムに存在する場合に、サービスの開始および停止の確実性を高める機能強化が加えられています。LSP を使用するプログラムには、サードパーティのファイアウォール プログラムなどがあります。

転送速度の遅い回線では、帯域幅の使用量を調整してより効率的にファイルが転送されます。BITS 2.0 では、Kerberos 認証を使用する環境での帯域幅調整機能が強化されています。

既知の問題

BITS 2.0 クライアントで SMS 2003 からファイルをダウンロードできないことがある

BITS 2.0 によってファイルの終了位置を越える範囲の要求が送信されることがあります。BITS 2.0 によってファイルの終了位置を越える範囲の要求が送信されると、サーバー プログラムによっては正常に機能しない場合があります。この問題は、Microsoft Systems Management Server (SMS) 2003 などの Internet Server API (ISAPI) プログラムと BITS 2.0 を併用している場合に発生することがあります。この問題は、Systems Management Server 2003 Service Pack 1 で修正済みです。

重要 : BITS 2.0 クライアントでは、Microsoft Systems Management Server (SMS) 2003 サーバーからのファイル転送を完了できないことがあります。この問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
832860 Windows XP Service Pack 2 クライアントでバックグラウンド インテリジェント転送サービスを使用して SMS 2003 からファイルをダウンロードできない

BITS 2.0 クライアントでファイル転送が正常に完了しないことがある

BITS 2.0 を実行しているコンピュータで、ファイル転送が正常に完了せず、以下のいずれかのエラー メッセージが返されることがあります。
HTTP 401- 権限がありません。
: BITS 2.0 クライアントがこのエラー メッセージを受信する場合、エラー コード 0x80190191 も受信することがあります。
HTTP 407- プロキシ認証が必要です。
: BITS 2.0 クライアントがこのエラー メッセージを受信する場合、エラー コード 0x80190197 も受信することがあります。

この問題は、次のすべての条件に該当する場合に発生します。
  • BITS 2.0 を使用するクライアント プログラムで、クライアントの資格情報が使用可能であることを指定する IBackgroundCopyJob2::SetCredentials メソッドが呼び出されていません。
  • BITS 2.0 の Microsoft LAN Manager 互換性レベル (LmCompatibilityLevel) の値が 1 または 0 に設定されています。LAN Manager 互換性レベルのエントリは、以下のレジストリ サブキーにあります。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\LmCompatibilityLevel
  • 統合 Windows 認証を要求する Windows ベースのサーバーまたは Windows ベースのインターネット プロキシ サーバー経由でファイル転送を実行しています。

BITS 2.0 での認証処理

セキュリティ上の理由から、ログオンの資格情報を要求するプロキシ サーバーまたはサーバーに対して資格情報を渡さないようにするため、BITS 2.0 では、以下のいずれかの条件に該当する場合にのみ、ログオンの資格情報を使用することが許可されます。
  • プログラムで以下の関数および同様のパラメータを呼び出すことによって、適用される資格情報を確認するメッセージを表示している場合
    IBackgroundCopyJob2::SetCredentials. (target=ProxyorServer, Negotiate/NTLM, username=NULL,password=NULL)
  • クライアントの LmCompatibilityLevel の値が 2 以上に設定されている場合
重要 : デフォルトでは、Windows XP の LmCompatibilityLevel が 0 に設定されます。BITS 2.0 では、LmCompatibilityLevel が 0 に設定されている場合、ログオンの資格情報は使用されません。

: BITS 1.5 では、LmCompatibilityLevel の値が 2 より小さく、SetCredentials メソッドが呼び出されない場合でも、プロキシの認証におけるログオンの資格情報の使用が許可されます。

BITS 1.0 および 1.2 で正常に機能したプログラムが BITS 1.5 または BITS 2.0 で正常に機能しない場合があります。これは、Microsoft Windows 2000 および Microsoft Windows XP のレジストリ値 LmCompatibilityLevel がデフォルトで 0 に設定されているためです。レジストリ エントリ LmCompatibilityLevel の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
147706 Windows NT 上の LM 認証を無効にする方法
この問題を解決するには、BITS 2.0 のデフォルトの動作を変更して、認証を要求するプロキシまたはサーバーにログオンの資格情報を送信しないようにします。これを行うには、デフォルトのログオン資格情報を使用する IBackgroundCopyJob2::SetCredentials メソッドを呼び出すようにプログラムを変更します。詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。この問題を回避するには、BITS 2.0 クライアントがサーバーにログオン資格情報を送信する方法を変更します。これを行うには、BITS 2.0 クライアント コンピュータで以下の手順を実行して、レジストリ サブキー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\BITS
に DWORD 値
UseLmCompat
を作成し、値を 0 に設定します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックして regedit と入力します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\BITS
    というサブキーを見つけます。
  3. [BITS] を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。UseLmCompat と入力し、Enter キーを押します。
  4. 右側のウィンドウで、[UseLmCompat] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  5. [値のデータ] ボックスに 0 と入力し、[OK] をクリックします。
  6. レジストリ エディタを終了します。
  7. BITS 2.0 サービスを再起動します。

BITS 2.0 および WinHTTP 5.1 の更新プログラムをダウンロードしてインストールする方法

この更新プログラムをダウンロードしてインストールするには、次の Microsoft Windows Update Web サイトにアクセスし、更新プログラム 842773 をインストールします。管理者は、「Microsoft ダウンロード センター」からこの更新プログラムをダウンロードすることもできます。

重要 : BITS 2.0 をインストールすると、これまで BITS サービスを無効にしていた場合でも、BITS サービスが有効になります。

下記のファイルは、「Microsoft ダウンロード センター」からダウンロードできます。
リリース日 : 2004 年 8 月 25 日

マイクロソフトのサポート ファイルのダウンロード方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
119591 オンライン サービスからマイクロソフトのサポート ファイルを入手する方法
マイクロソフトでは、アップロード時点の最新のウイルス検査プログラムを使用して、配布ファイルのウイルス チェックを行っています。配布ファイルはセキュリティで保護されたサーバー上に置かれており、権限のない第三者が無断でファイルを変更できないようになっています。

また、管理者は Microsoft Software Update Services (SUS) を使用してこの更新プログラムを展開することもできます。SUS の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
810796 [White Paper] ホワイト ペーパー『Software Update Services の概要』

BITS 2.0 および WinHTTP 5.1 の更新プログラムを削除する方法

インストール後に更新プログラムを削除するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。appwiz.cpl と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [プログラムの追加と削除] をクリックします。
  3. [現在インストールされているプログラム] ボックスの一覧で、[Windows XP ホットフィックス - KB842773] をクリックし、[削除] をクリックします。
  4. 表示される指示に従って、コンピュータから更新プログラムを削除します。
  5. コンピュータを再起動します。
管理者は、Spuninst.exe ユーティリティを使用して、このパッケージを削除することもできます。Spuninst.exe のプログラム ファイルは、%Windir%\$NTUninstallKB842773$\Spuninst フォルダにあります。

BITS 2.0 および WinHTTP 5.1 の更新プログラムがインストールされているかどうかを確認する方法

この資料に記載されている更新プログラムがインストールされているかどうかを確認するには、使用している Windows XP コンピュータのファイルと以下のファイル情報を比較します。更新プログラム (日本語版) のファイル属性は次表のとおりです。ただし、これより新しい更新プログラムがリリースされている可能性もあります。
   日付           時刻    バージョン          サイズ     ファイル名   ------------------------------------------------------------------   2004/07/02  07:08  6.6.2600.1569      7,680  bitsprx2.dll       2004/07/02  07:08  6.6.2600.1569      7,168  bitsprx3.dll       2004/07/02  07:08  6.6.2600.1569    360,448  qmgr.dll           2004/07/02  07:08  6.6.2600.1569     17,408  qmgrprxy.dll       2004/07/02  07:08  5.1.2600.1557    331,776  winhttp.dll     
または、以下のレジストリ サブキーを使用して、更新プログラムがインストールされているかどうかを確認することもできます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\KB842773
このエントリに Installed という DWORD 値が存在し、その値が 1 に設定されている場合は、更新プログラムがインストールされています。

この更新プログラムは、Windows XP Service Pack 2 に収められる予定です。
関連情報
BITS の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。 WinHTTP の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
関連情報
この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 842309 (最終更新日 2005-01-26) を基に作成したものです。
プロパティ

文書番号:842309 - 最終更新日: 02/03/2011 16:24:00 - リビジョン: 8.3

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