ドライブ文字の割り当てについて

概要
この資料は、PC/AT 互換機のハードディスク ドライブにおける、ドライブ文字の割り当て規則について解説したものです。
詳細

解説


備考:この資料では、FDISK コマンドの表記にならって、「領域」という表現を用います。「領域」は、Windows NT のディスク アドミニストレーターでは、「パーティション」と表現されます。「領域」はまた、「区画」と呼ばれる場合もあります。
PC/AT 互換機では、1台のハードディスク (以下、HD と略します) に、最大で 4 つの領域を作成できます。領域には「基本領域」と「拡張領域」があります。
基本領域は、1台の HD に対して、 0 ~ 4 つの領域を作成できます。
拡張領域は、1台の HD に対して、 0 ~ 1 つの領域を作成できます。
よって、1台の HD には、基本領域と拡張領域を合わせて、最大 4 つの領域が作成可能です。

基本領域


基本領域は、「アクティブパーティション(活動領域)」として設定できます。アクティブパーティションに設定された領域は、コンピュータ起動時に使用され、Cドライブとして扱われます。
基本領域は、物理ディスク1台ごとに、 4 つまで作成できますが、拡張領域が存在する場合は、基本領域の数は最大 3 つです。作成された基本領域を、更に複数の領域に分割することはできません。
PC/AT 互換機は、起動時に1台めのドライブ上で、アクティブ パーテーションに設定された基本領域を探します。したがって、1台めのドライブに、複数の基本領域が存在する場合は、アクティブ パーティションを切り替えることによって、異なるオぺレーティングシステムを起動したり、同じオペレーティングシステムを複数の構成で起動することが可能になります。
しかし、MS-DOS 6.2/V/ Windows95・98 では、1台の HD に存在する基本領域の数が 0~1 であることを前提にしています。既に複数の基本領域が存在する場合、アクティブなものだけが正常なアクセスを保証されます。また、FDISK コマンドでは物理ドライブ1台につき、基本領域を 1つしか作成できません。

拡張領域


拡張領域は、1台の物理ディスクに対して、0 ~ 1 つだけ作成できます。拡張領域は、そのままでは利用できず、その内部に「論理ドライブ」を作成することによって、データ領域として利用できるようになります。論理ドライブの数に、特に制限はありません。
HD が1台の場合のドライブ構成を以下に記します。
  • 基本領域 1、拡張領域 1 (論理ドライブ 1 )の場合、    
    基本領域 Cドライブ・論理ドライブ D ドライブ

  • 基本領域 1、拡張領域 1 (論理ドライブ 2)の場合、    
    基本領域 Cドライブ・論理ドライブ D・Eドライブ

MS-DOS 6.2V/ Windows95・98でのドライブ文字の割り当て規則


最初に、各ドライブの1つ目の基本領域に対して C から順にドライブ文字を割り当てます。例えば、物理的に HD が二台あり、かつ、それぞれのドライブに基本領域が1つある場合、1台めの HD の基本領域が C ドライブになり、二台めの HD の基本領域が D ドライブになります。
次に、1台めの HD から順に拡張領域内の論理ドライブにドライブ文字を割り当てます。先の例のような構成の二台の HD に、それぞれ拡張領域が1つある場合、1台めの HD のドライブ文字は、 E ドライブから始まります。
最後に、各ドライブに、2つ目以降の基本領域がある場合には、順にドライブ名を割り当てます。ただし、MS-DOS 6.2/V/ Windows95・98 においては、これらのドライブへのアクセスは保証されません。
上記のドライブ名の割り当ては、オペレーティング システムが認識できるフォーマットの場合にのみ、行われます。たとえば、MS-DOS 6.2/V/ Windows95・98 においては、NTFS フォーマットの基本領域や論理ドライブには、ドライブ文字は割り当てられません。
以上のようなドライブ文字の割り当ては、MS-DOS 6.2/V/ Windows95・98では、オペレーティング システムが起動するごとに行われます。そのため、ディスクの増設や取り外しを行うと、既存のドライブ名が変わってしまうことがあります。このことが問題になり得る例を以下に挙げます。
  • 元のディスクに拡張領域が存在し、かつ、増設したディスクに基本領域を作成した場合

  • 取り外す前の 2 台目以降のディスクに、基本領域が存在した場合

次の図は、ディスク1台のみで拡張領域が存在する場合と、その状態でディスクを増設して、二台めのディスクに基本領域を作成した場合の、ドライブ文字の割り当てを表しています。
図 1 と図 2 を対比すると、1台めの論理ドライブの、ドライブ名が変わってしまっています。
このような事態を避けるには、1台めのディスクに拡張領域が存在する場合には、二台め以降のディスクには基本領域を作らないようにします。

図 1 ディスクが1台の場合の、領域の構造とドライブ割り当て

図 2 ディスクをもう1台増設したときのドライブ割り当て
Windows NTでは、初期値としてはMS-DOS 6.2/V/ Windows95・98 でのルールを尊重しますが、領域や論理ドライブとドライブ文字との対応をレジストリに保存しているため、ドライブ文字は変化しないようになっています。また、ディスクアドミニストレーターでドライブ文字を任意に割り当てることができます。
そのため、仮にすべての基本領域や論理ドライブが、FAT16 フォーマットの場合でも、Windows NT を起動したときと、MS-DOS 6.2/V/ Windows95・98 を起動したときとで、ドライブ文字の割り当てが異なる場合もあります。
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プロパティ

文書番号:879946 - 最終更新日: 04/18/2005 08:27:26 - リビジョン: 1.4

Microsoft MS-DOS 6.2 Standard Edition, Microsoft Windows 95, Microsoft Windows 98 Standard Edition, Microsoft Windows 98 Second Edition, Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition, Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition

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