Excel の IF 関数を使用して、条件式を作成する方法

はじめに
Microsoft Excel の IF 関数を使用して基本的な条件判断や処理の分岐方法について説明します。

IF 関数の応用編について参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
880978 Excel の IF 関数を使用して、複雑な条件式を作成する方法
詳細
IF 関数を使用して条件を論理式で指定すると、その結果が真 (True) の場合は真の場合の値を返し、偽 (False) の場合は偽の場合の値を返します。
IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)

1つの値を基準に判断する方法

ここでは例として、得点に対して合格、または不合格を判定します。80 点以上を "合格" とし、そうでない場合を "不合格" と返します。

=IF(B2>=80,"合格","不合格")
  1. Excel ファイルを開き、IF 関数を挿入する任意のセルをクリックします。
    ここでは例として、C2 のセルを選択します。

  2. [関数の挿入] ダイアログ ボックスを表示します。
    [挿入] をクリックし、[関数] をクリックします。

  3. IF 関数を選択します。
    [関数の分類] ボックスの一覧から、[すべて表示] または [論理] をクリックします。次に、[関数名] ボックスの一覧から [IF] をクリックし、[OK] をクリックします。

    関数の挿入 IF
  4. 論理式を入力します。
    80 点以上を "合格" (True) とし、それ以外を "不合格" (False) とするため、[論理式] ボックスに、B2>=80 と入力します。

  5. 真 (True) の値を入力します。
    80 点以上の得点を "合格" とするため、[真の場合] ボックスに、"合格" と入力します。



    : 引数に文字列を入力する場合は、二重引用符 (") で文字列を囲みます。
  6. 偽 (False) の値を入力します。
    80 点未満の得点を "不合格" とするため、[偽の場合] ボックスに、"不合格" と入力します。

  7. 式を確認します。
    [論理式] ボックスに、B2>=80」、[真の場合] ボックスに、"合格"」、[偽の場合] ボックスに、"不合格"」と入力されているか確認します。次に、[OK] をクリックします

  8. C2 のセルに、"合格" または "不合格" の正しい値が返されていることを確認します。

  9. C3 から C5 のセルに IF 関数をコピーします。
    他のセルにもこの数式をコピーして、結果を確認します。他のセルに IF 関数を入力するには、オートフィルによるコピーが便利です。
    数式が入力されている C2 のセルをクリックし、セルの端にマウス ポインタを合わせます。次に、ポインタが + マークに変わったら、コピーする範囲までドラッグします。

C2 から C5 のセルに、"合格" または "不合格" の正しい値が返されていることを確認します。

複数の値を基準に判断する方法

複数の値を基準にして条件判断を行うには、IF 関数を組み合わせます。
ここでは例として、先程の得点表を使用し、3 段階の成績をつけます。90 点以上を "" 、70 点以上 90 点未満を "" 、70 点未満を "" とします。

IF(B2>=90,"優",IF(B2>=70,"良","可"))
  1. IF 関数を挿入する任意のセルをクリックし、[挿入] をクリックし、[関数] をクリックします。次に、[関数名] ボックスの一覧から [IF] をクリックし、[OK] をクリックします。

    関数の挿入 IF
  2. 論理式を入力します。
    90 点以上を "優" (True) とするため、[論理式] ボックスに、B2>=90 と入力します。

  3. 真 (True) の値を入力します。
    90 点以上の得点を "優" とするため、[真の場合] ボックスに、"優" と入力します。



    : 引数に文字列を入力する場合は、二重引用符 (") で文字列を囲みます。
  4. 偽 (False) の値に、IF 関数の式を入力します。
    [偽の場合] ボックスをクリックし、[関数] ボックスの一覧の右側の [▼] をクリックします。次に [IF] をクリックします。



    : [関数名] ボックスの一覧に [IF] がない場合は、[関数名] ボックスの一覧から、[その他の関数] をクリックして、[関数の挿入] ダイアログ ボックスから、[IF] を選択してください。
  5. 論理式を入力します。
    70点以上を "良" (True) とし、それ以外を "可" (False) とするため、[論理式] ボックスに、B2>=70 と入力します。

  6. 真 (True) の値を入力します。
    70点以上の得点を "良" とするため、[真の場合] ボックスに、"良" と入力します。

  7. 偽 (False) の値を入力します。
    70 点未満の得点を "可" とするため、[偽の場合] ボックスに、"可" と入力します。

    : IF 関数の中の IF 関数の偽 (False) の値を入力した後、そのまま [OK] をクリックしないでください。式の入力作業が終わってしまいます。

  8. 元の IF 関数に戻ります。
    IF 関数の論理式を入力後、元の IF 関数に戻るには、数式 バーの先頭の IF の部分をクリックします。

  9. 式を確認します。
    [論理式] ボックスに、B2>=90、[真の場合] ボックスに、"優"、[偽の場合] ボックスに、IF(B2>=70,"良","可")と入力されているか確認します。次に、[OK] をクリックします。

  10. C2 のセルに "優"、"良" または"可" の正しい値が返されているか確認します。

  11. C3 から C5 のセルに IF 関数をコピーします。
    他のセルにもこの数式をコピーして、結果を確認します。他のセルに IF 関数を入力するには、オートフィルによるコピーが便利です。
    数式が入力されている C2 のセルをクリックし、セルの端にマウス ポインタを合わせます。次に、ポインタが + マークに変わったら、コピーしたい範囲までドラッグします。

C2 から C5 のセルに、"優" 、"良" または "可" の正しい値が返されていることを確認します。

空白のセルを判断基準に含める方法

ここでは例として、得点のセルが空白の場合は "再試験" とし、80 点以上を "合格" 、そうでない場合を "不合格" と判定する方法について説明します。

=IF(B2="","再試験",IF(B2>=80,"合格","不合格"))
  1. Excel ファイルを開き、IF 関数を挿入する任意のセルをクリックします。
    ここでは例として、C2 のセルを選択します。

  2. [挿入] をクリックし、[関数] をクリックします。次に、[関数名] ボックスの一覧から [IF] をクリックし、[OK] をクリックします。

    関数の挿入 IF
  3. 論理式を入力します。
    得点のセルが空白になっている場合、"再試験" (True) とし、それ以外 (False) に IF 関数をもう 1 つ入れる場合の論理式を入力します。
    [論理式] ボックスに、B2="" と入力します。



    : 引数に空白を入力する場合は、"" と、二重引用符 (") の間に何も入力してない状態で囲みます。
  4. 真 (True) の値を入力します。
    得点が空白の場合を "再試験" とするため、[真の場合] ボックスに、"再試験" と入力します。



    : 引数に文字列を入力する場合は、二重引用符 (") で文字列を囲みます。
  5. 偽 (False) の値に、IF 関数の式を入力します。
    [偽の場合] ボックスをクリックし、[関数] ボックスの一覧の右側の [▼] をクリックします。次に [IF] をクリックします。



    : [関数名] ボックスの一覧に [IF] がない場合は、[関数名] ボックスの一覧から、[その他の関数] をクリックして、[関数の挿入] ダイアログ ボックスから、[IF] を選択してください。
  6. 論理式を入力します。
    80 点以上を "合格" (True) とするため、[論理式] ボックスに、B2>=80 と入力します。

  7. 真 (True) の値を入力します。
    80 点以上の得点を "合格" とするため、[真の場合] ボックスに、"合格" と入力します。

  8. 偽 (False) の値を入力します
    80 点未満の得点を "不合格" とするため、[偽の場合] ボックスに、"不合格" と入力します。

    : IF 関数を入力した後、そのまま [OK] をクリックしないでください。式の入力作業が終わってしまいます。

  9. 元の IF 関数に戻ります。
    IF 関数の論理式を入力後、元の IF 関数に戻るには、数式 バーの先頭の IF の部分をクリックします。

  10. 式を確認します。
    [論理式] ボックスに、B2=""、[真の場合] ボックスに、"再試験"、[偽の場合] ボックスに、IF(B2>=80,"合格","不合格") と入力されているか確認します。次に、[OK] をクリックします。

  11. C2 のセルに、"再試験" 、"合格" または "不合格" の正しい値が返されていることを確認します。

  12. C3 から C5 のセルに IF 関数をコピーします。
    他のセルにもこの数式をコピーして、結果を確認します。他のセルに IF 関数を入力するには、オートフィルによるコピーが便利です。
    数式が入力されている C2 のセルをクリックし、セルの端にマウス ポインタを合わせます。次に、ポインタが + マークに変わったら、コピーしたい範囲までドラッグします。

C2 から C5 のセルに、"再試験" 、"合格" または "不合格" の正しい値が返されていることを確認します。



: セルが空白の場合、次の数式のように ISBLANK 関数を使用することもできます。どちらの数式を使用しても同じ結果となります。

=IF(ISBLANK(B2),"再試験",IF(B2>=80,"合格","不合格"))

また、次の IF 関数式のように、"不合格" のかわりに空白を返すこともできます。

=IF(B2>=80,"合格","")
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文書番号:880977 - 最終更新日: 10/04/2016 16:10:00 - リビジョン: 4.0

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