現在オフラインです。再接続するためにインターネットの接続を待っています

.NET Framework 1.1 または .NET Framework 1.0 用の一部のセキュリティ更新プログラムを削除すると、ファイルのバージョンが、最後に適用した Service Pack でインストールされたバージョンに戻る

現象
次の事例で説明します。Microsoft .NET Framework 1.1 または Microsoft .NET Framework 1.0 がインストールされているコンピューターがあります。以下のサポート技術情報に記載されているセキュリティ更新プログラムの 1 つを削除します。
  • 928366 Windows XP および Windows 2000 用の .NET Framework 1.1 のセキュリティ更新プログラム (2007 年 7 月 10 日) について
  • 929729 Windows Vista 用の .NET Framework 1.1 のセキュリティ更新プログラム (2007 年 7 月 10 日) について
  • 928367 Windows Vista、Windows Server 2003、Windows XP、および Windows 2000 用の .NET Framework 1.0 のセキュリティ更新プログラム (2007 年 7 月 10 日) について
この状況では、.NET Framework のファイルのバージョンが、最後に適用した Service Pack でインストールされたバージョンに戻ります。また、再インストールできるのは、以前にインストールされた更新プログラムまたは新しい更新プログラムに限られます。古い更新プログラムはインストールできません。
原因
この現象は、.NET Framework 1.1 および .NET Framework 1.0 用の更新プログラムが、もともと Windows インストーラー 2.0 を使用するように設計されていたために発生します。.NET Framework 1.1 および .NET Framework 1.0 用の更新プログラムは、Windows インストーラー 3.0 を使用するようには設計されていません。

注: Windows インストーラー 3.0 は、Microsoft Windows Millennium Edition (Me)、Microsoft Windows 98、および Microsoft Windows 95 などの古いプラットフォームではサポートされていません。

Windows インストーラー 2.0 には制限があり、更新プログラムを削除する機能がネイティブでサポートされていません。この制限を回避するために、.NET Framework 1.1 および .NET Framework 1.0 用の更新プログラムには、専用の削除機能が組み込まれています。

専用の削除機能の動作を以下に説明します。更新プログラムには、本体の .msp ファイルに加え、anti-patch と呼ばれる更新プログラムの削除機能が含まれています。更新プログラムのラッパー実行可能ファイルに適切な削除コマンドが渡されると、ラッパーによって anti-patch がインストールされます。anti-patch は実際には第 2 の更新プログラムです。この更新プログラムには、本体の .msp ファイル内の各ファイルに対応する、正常に機能する既存のバージョンの中で最新のバージョンが含まれています。このバージョンは最新のベースライン バージョンです。通常、Service Pack が存在する場合は、このバージョンは最新の Service Pack に含まれているバージョンです。このため、.NET Framework 1.1 または .NET Framework 1.0 用の更新プログラムが削除されると、ファイルのバージョンが必ずしも以前のバージョンに戻りません。ファイルのバージョンが、最後に適用した Service Pack でインストールされたファイルのバージョンに戻ることがあります。

次の事例で説明します。.NET Framework 1.0 Service Pack 3 用の更新プログラムが 2 つあります。1 つ目の更新プログラムは更新プログラム KB886906 です。この更新プログラムのファイルのバージョンは 1.0.3705.6021 です。2 つ目の更新プログラムは更新プログラム KB928367 です。この更新プログラムのファイルのバージョンは 1.0.3705.6060 です。

次の表は、この状況で、これらの更新プログラムをインストール後に削除した場合に発生する現象を示しています。
手順操作以前のファイルのバージョン新しいファイルのバージョン
1.NET Framework 1.0 Service Pack 3 をインストールします。該当なし1.0.3705.6018
2更新プログラム KB886906 をインストールします。これは 1 つ目の (古い) 更新プログラムです。1.0.3705.60181.0.3705.6021
3更新プログラム KB928367 をインストールします。これは 2 つ目の (新しい) 更新プログラムです。1.0.3705.60211.0.3705.6060
4更新プログラム KB928367 を削除します。これは 2 つ目の (新しい) 更新プログラムです。1.0.3705.60601.0.3705.6018
この状況は、2 つ目の更新プログラムを削除した後、.NET Framework 1.0 が 1 つ目の更新プログラムのファイルのバージョンに戻らないことを示しています。.NET Framework 1.0 はベースライン バージョンに戻ります (ベースライン バージョンは .NET Framework 1.0 Service Pack 3 に含まれているファイルのバージョンです)。
解決方法
マイクロソフトはこの動作を修正するアンインストール クリーンアップ ツールをリリースしました。「現象」に記載されているいずれかのセキュリティ更新プログラムを削除する場合は、このツールを使用する必要があります。

アンインストール クリーンアップ ツールを入手するには、次の Microsoft ダウンロード センター Web にアクセスします。アンインストール クリーンアップ ツールの実行後、コンピューターは正常に機能していたときの状態に戻ります。この時点で、以前の更新プログラムを再インストールすることができます。

次の表は、これらの更新プログラムをインストール後に削除した場合に発生する現象を示しています。またアンインストール クリーンアップ ツールを使用した場合、どのように動作が修正されるかについても示しています。
手順操作以前のファイルのバージョン新しいファイルのバージョン
1.NET Framework 1.0 Service Pack 3 をインストールします。該当なし1.0.3705.6018
2更新プログラム KB886906 をインストールします。これは 1 つ目の (古い) 更新プログラムです。1.0.3705.60181.0.3705.6021
3更新プログラム KB928367 をインストールします。これは 2 つ目の (新しい) 更新プログラムです。1.0.3705.60211.0.3705.6060
4更新プログラム KB928367 を削除します。これは 2 つ目の (新しい) 更新プログラムです。1.0.3705.60601.0.3705.6018
5クリーンアップ ツールをダウンロードして実行します。1.0.3705.60601.0.3705.6018
6更新プログラム KB886906 を再インストールします。これは 1 つ目の (古い) 更新プログラムです。1.0.3705.60181.0.3705.6021
次の表は、「現象」に記載されているいずれかのセキュリティ更新プログラムを削除した場合に、再インストールする必要のある更新プログラムを示しています。
.NET Framework のバージョン削除した更新プログラム再インストールが必要な更新プログラム
.NET Framework 1.1 Service Pack 1
928366 Windows XP および Windows 2000 用の .NET Framework 1.1 のセキュリティ更新プログラム (2007 年 7 月 10 日) について
886903 ASP.NET パス検証の脆弱性 (Microsoft .NET Framework 1.1 Service Pack 1)
.NET Framework 1.1 Service Pack 1
929729 Windows Vista 用の .NET Framework 1.1 のセキュリティ更新プログラム (2007 年 7 月 10 日) について
886903 ASP.NET パス検証の脆弱性 (Microsoft .NET Framework 1.1 Service Pack 1)
.NET Framework 1.0 Service Pack 3
928367 Windows Vista、Windows Server 2003、Windows XP、および Windows 2000 用の .NET Framework 1.0 のセキュリティ更新プログラム (2007 年 7 月 10 日) について
886906 ASP.NET パス検証の脆弱性 (Microsoft .NET Framework 1.0 Service Pack 3)
新しい更新プログラムのいずれかを削除した後、以前の更新プログラムをインストールする前に、この資料で説明したクリーンアップ ツールを実行する必要があります。該当するセキュリティ更新プログラムを削除するたびに、この手順を再度実行する必要があります。つまり、該当するセキュリティ更新プログラムを削除したときは必ず、アンインストール クリーンアップ ツールを実行してから、以前の更新プログラムをインストールする必要があります。

注: アンインストール クリーンアップ ツールの実行時、ツールはコンピューターにインストールされません。ツールによって、必要なクリーンアップがコンピューター上で実行され、ツールは終了します。
詳細
複数の更新プログラムのインストール後に、1 つの更新プログラムを削除した場合に発生する問題の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
938244.NET Framework 1.0 または .NET Framework 1.1 用の更新プログラムを削除すると、ファイルのバージョンが最後に適用した Service Pack でインストールされたバージョンに戻る
security update uninstall remove .NET Framework 1.0 1.1 rollback uninstall MSI Windows Installer 2.0 2.x limitation anti-patch file version Service Pack SP baseline
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:939160 - 最終更新日: 10/14/2011 11:50:00 - リビジョン: 1.0

Microsoft .NET Framework 1.1 Service Pack 1, Microsoft .NET Framework 1.0 Service Pack 3

  • kbupdateissue kbuninstall kbinstallation kbupdate kbhowto kbtshoot kbexpertisebeginner kbprb KB939160
フィードバック