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Windows 7 の Windows XP Mode、Windows Virtual PC または Virtual PC 2007 上のゲスト OS では、対話的な操作全般が遅延する場合がある

現象
Microsoft Windows 7 の Windows XP Mode、Windows Virtual PC または Microsoft Virtual PC 2007 上のゲスト OS では、以下のような対話的な操作全般が 2 ~ 3 秒遅延する場合があります。
  • Microsoft Office Word やメモ帳などのエディターで文字をキーボードから入力すると、文字の表示が遅延する
  • マウス ボタンをクリックすると、クリックした動作のレスポンスが遅延する
  • その他、OS やアプリケーションとユーザーとのやり取りに、 キーボードやマウスなどの入力デバイスを使った対話的な操作が遅延する
原因
対話的な操作の遅延は、コンピュータの省電力テクノロジーに起因して発生します。

CPU が Idle 状態になり、最も省電力効果の高い C3-State の省電力モードに遷移すると、CPU Clock と TSC (Time Stamp Counter) を停止させるコンピュータがあります。Windows Virtual PC および Windows XP Mode では内部的に TSC を使用しており、省電力テクノロジーによって TSC が停止した場合、ジョブを即座に開始できなくなることにより遅延が生じます。

連続した作業や継続的な負荷が存在する場合は、C3-State の省電力モードに長く留まらないため、遅延を感じることはありませんが、C3-State の省電力モードに留まる可能性の高い静寂なコンピュータは、対話的な操作をした場合に遅延を感じる場合があります。

一般的に、省電力テクノロジーを積極的に活用しているコンピュータ上で Windows XP Mode、Windows Virtual PC または Virtual PC 2007 を使用している場合に、遅延が起きやすくなります。

TSC は CPU Clock と同等の分解能を持つ高い精度のタイマーとして多くのソフトウェアで利用されており、TSC が停止した場合はそれらのソフトウェアに影響を及ぼす可能性があります。対話的な操作で発生する遅延は、特定のコンピュータ上で Windows XP Mode、Windows Virtual PC または Virtual PC 2007 を使用する場合の制限となります。

なお、TSC を拡張した ITSC (Invariant TSC) を持つ CPU ではこの現象は発生しません。
解決方法
この現象を解決するには、以下のいずれかの方法を実行してください。

注 : この方法を実行することにより、省電力効果が劣化する場合があります。

方法1 : BIOS の "CPU Power Management" の設定を無効化する

最も省電力効果の高い C3-State に遷移した場合、CPU Clock を停止するかどうかを BIOS で設定変更できるコンピュータがあります。これを利用し、CPU Clock を停止しないようにしてください。

BIOS の設定を変更する方法はコンピュータに依存しますが、一般的には以下の手順を実行します。
  1. BIOS の設定画面を起動します。
  2. [Power] 項目の [CPU Power Manager] を選択し [Disable] に変更します。
  3. BIOS の設定を保存します。
  4. コンピューターを起動します。

方法 2 : Windows XP Mode や Virtual PC の Idle thread を有効化する

以下の手順で、ゲスト OS が Idle になった場合に Idle Thread を実行して、連続した作業を継続させてください。

注 : 複数のユーザーでコンピュータを共有する場合は、それぞれのユーザーに対して設定変更をする必要があります。
  1. Windows XP Mode または Virtual PC を停止します。
  2. 以下のコマンドを実行して、Options.xml ファイルを開きます。

    notepad "%LocalAppData%\Microsoft\Windows Virtual PC\Options.xml"
  3. <virtual_machines> セクションに以下のキーを追加入力します。

    <enable_idle_thread type="boolean">true</enable_idle_thread>
  4. Options.xml ファイルを保存し、Virtual PC を再起動します。
補足 : Idle Thread は最低の優先度で実行されるため、CPU リソースを必要とする他の処理を妨げることはありませんが、静寂な状態でも常に CPU が常に使用されているように見えます。
プロパティ

文書番号:978209 - 最終更新日: 09/20/2016 14:53:00 - リビジョン: 2.0

Windows 7 Enterprise, Microsoft Virtual PC 2007

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