データ型 期間
エントリの種類 計算結果
説明 [Total Slack] フィールドには、プロジェクトの終了日を遅らせずにタスクの終了日を遅延できる時間が含まれます。
計算方法 Microsoft Office Project では、タスクの早期開始、早期終了、遅延開始、および遅延終了日フィールドの日付の比較に基づいて総余裕期間の計算が行われ、後続タスクの日付が考慮されます。 総余裕期間は、遅延終了日から早期終了フィールドを引いた小さい値、および遅延開始日から早期開始フィールドを引いた値として計算されます。
使用のポイント [Total Slack] フィールドを使用して、タスクに遅延時間があるかどうかを判断します。 このフィールドは、リソースがタスクを終了するために予定よりも長い時間を必要とする場合や、他のタスクにリソースを割り当てる場合などにも便利です。 [Total Slack] フィールドを使用して、スリッピンしているスケジュールを回復する方法を決定することもできます。
使用例 プロジェクトに追加するいくつかの追加タスクについて、管理から提案を受け取っています。 スケジュールを確認して、新しいタスクに対応するための余裕があるかどうかを確認することに同意しました。 [Total Slack] フィールドをタスク シートに追加し、大きな正の数値を探します。これは、スケジュールに追加の時間があることを示します。
解説 総余裕期間は正または負の数値で表示されます。 プロジェクトの終了日を遅らせずにタスクを延期できる期間がある場合は、総余裕期間が正の数値になります。 プロジェクトを予定どおりに終了するために作業期間を短縮する必要がある場合は、負の数値になります。 負の余裕は、タスクに対してスケジュールされた十分な時間がないことを示し、通常は制約の日付が原因で発生します。
総余裕の動作は、リンクの種類によって異なる場合があります。 たとえば、開始から開始までのタスクリレーションシップを操作している場合、先行タスクの進行状況を入力すると、総余裕期間が変更される可能性があります。 先行タスクに進行状況が入力されると、後続タスクの開始日がわかり、総余裕計算の一部になります。