適用対象
BoundObjectFrame オブジェクト |
ObjectFrame オブジェクト |
SourceItem プロパティを使用して、リンクされた OLE オブジェクトを作成するときにリンクされるファイル内のデータを指定できます。 文字列型の値の読み取り/書き込みが可能です。
expression.SourceItem
expression 必ず指定します。 [適用対象] ボックスの一覧にあるオブジェクトのいずれかを返す式。
解説
オブジェクトを供給するアプリケーションで認識される単位でデータを指定して、SourceItem プロパティを設定できます。 たとえば、Microsoft Office Excel 2007 にリンクするときに、R1C1 や R3C4:R9C22 などのセルやセルの範囲の参照、または "収益" などの名前付き範囲を使用して、SourceItem プロパティ設定を指定します。
注: 構文を決定して、特定のオブジェクトのデータの単位を記述するには、オブジェクトの作成に使用されたアプリケーションのドキュメントを参照してください。
このプロパティを設定するには、コントロールのプロパティ シート、マクロ、または Visual Basic for Applications (VBA) コードを使用します。
Visual Basic では、文字列式を使用してこのプロパティを設定します。
このプロパティを使用する場合、コントロールの OLETypeAllowed プロパティは、Linked または Either に設定する必要があります。 コントロールの SourceDoc プロパティを使用して、リンクするファイルを指定します。
例
次の例では、OLE1 という名前の非連結オブジェクト フレームを使用して、リンクされた OLE オブジェクトを作成し、ユーザーがコマンド ボタンをクリックするときに、オブジェクトのすべての内容を表示するためにコントロールのサイズを変更します。
Sub Command1_Click
OLE1.Class = "Excel.Sheet" ' Set class name.
' Specify type of object.
OLE1.OLETypeAllowed = acOLELinked
' Specify source file.
OLE1.SourceDoc = "C:\Excel\Oletext.xls"
' Specify data to create link to.
OLE1.SourceItem = "R1C1:R5C5"
' Create linked object.
OLE1.Action = acOLECreateLink
' Adjust control size.
OLE1.SizeMode = acOLESizeZoom
End Sub