FILTERXML 関数は、指定された xpath を使用して XML コンテンツから特定のデータを返します。
注:
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FILTERXML 関数は、Excel for Mac Web 用 Excel 使用できません。
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この関数は Excel for Mac の関数ギャラリーに表示される場合がありますが、Windows オペレーティング システムの機能に依存します。そのため、Mac では結果が返されません。
構文
FILTERXML(XML, XPath)
FILTERXML 関数の書式には、次の引数があります。
引数 |
説明 |
---|---|
xml 必須 |
有効な XML 形式の文字列 |
xpath 必須 |
標準 XPath 形式の文字列 |
注:
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XML が無効な場合は、エラー値 #VALUE! が返されます。
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XML に無効なプレフィックスを持つ名前空間が含まれている場合は、エラー値 #VALUE! が返されます。
使用例
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この例では、セル B2 に返される XML データに対して FILTERXML 関数を使用します。これは、セル B1 の Web クエリの WEBSERVICE 関数の結果によって提供されます。
FILTERXML からのデータはセル B3:B5 と C3:C5 に返され、Wikipedia の最近更新された 3 つのクエリ結果と更新時刻 (UTC、"協定世界時") が表示されます。
セル B3:B5 には数式 =FILTERXML(B3,"//rc/@title") が含まれている。
セル C3:C5 には、数式 =FILTERXML(B3,"//rc/@timestamp") が含まれる。
注: 現在のバージョンのMicrosoft 365を使用している場合は、出力範囲の左上のセルに式を入力しENTERキーを押して、式を動的な配列の数式として確定することができます。 それ以外の場合、最初に出力範囲を選択し、出力範囲の左上のセルに数式を入力し、CTRL+SHIFT+ENTERキーを押して確定し、従来の配列数式として数式を入力する必要があります。 Excel によって、数式の先頭と末尾に中かっこが挿入されます。 配列数式の詳細については、「配列数式のガイドラインと例」を参照してください。
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ENCODEURL関数や WEBSERVICE 関数と組み合わせてFILTERXML を使用できます。 たとえば、markitondemand.com api サービスを使用して、会社の株価に関する情報を返します。
=WEBSERVICE("http://dev.markitondemand.com/MODApis/Api/Quote/xml?symbol="&ENCODEURL(C2))
セル C2 に株価情報がある場所。
その後、FILTERXML 関数を使用して、その銘柄に関する特定のデータを抽出できます。 たとえば、セル C2 の株価情報の最終価格を取得するには、次を使用できます。
=FILTERXML(WEBSERVICE("http://dev.markitondemand.com/MODApis/Api/Quote/xml?symbol="&ENCODEURL(C2)),"//QuoteApiModel/Data/LastPrice")
補足説明
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