グループ ポリシー オブジェクトで指定ドライブを非表示にする

概要

Windows のグループ ポリシー オブジェクトには、[指定したドライブを [マイ コンピューター] 内で非表示にする] オプションがあり、特定のドライブを非表示にすることができます。 しかし、特定のドライブのみを非表示にし、他のドライブには通常どおりアクセスしたい場合があります。


ドライブへのアクセスを制限する既定のオプションは 7 つあります。 既定のドメイン ポリシーまたはカスタム グループ ポリシー オブジェクト (GPO) の System.adm ファイルを変更することによって、他の制限を追加できます。 7 つの既定のオプションは次のとおりです。

  • A、B、C および D ドライブのみを制限する

  • A、B および C ドライブのみを制限する

  • A および B ドライブのみを制限する

  • すべてのドライブを制限する

  • C ドライブのみを制限する

  • D ドライブのみを制限する

  • ドライブを制限しない

マイクロソフトでは、System.adm ファイルを変更せずに、新しい .adm ファイルを作成して GPO にインポートすることをお勧めします。 その理由は、system.adm ファイルに変更を適用した場合、マイクロソフトが Service Pack で新しいバージョンの system.adm ファイルをリリースしたときに、適用した変更が上書きされることがあるためです。

詳細情報

デフォルト ドメイン ポリシーの System.adm ファイルの既定の場所は次のとおりです。

%SystemRoot%\Sysvol\Sysvol\YourDomainName\Policies\{31B2F340-016D-11D2-945F-00C04FB984F9}\Adm\System.adm
これらのフォルダーの内容は、ファイル レプリケーション サービス (FRS) によって、ドメイン全体に複製されます。 Adm フォルダーとその内容は、既定のドメイン ポリシーが初めて読み込まれるまで作成されないことに注意してください。


このポリシーの 7 つの既定値のうちいずれかを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Microsoft 管理コンソールを起動します。 [コンソール] メニューの [スナップインの追加と削除] をクリックします。

  2. 既定のドメイン ポリシーのグループ ポリシー スナップインを追加します。 この操作を実行するには、グループ ポリシー オブジェクト (GPO) を選択する画面で [参照] をクリックします。 既定の GPO は、ローカル コンピューターです。 他のドメイン パーティション (特に組織単位) の GPO を追加することもできます。

  3. [ユーザーの構成]、[管理用テンプレート]、[Windows コンポーネント]、[エクスプローラー] の順に展開します。

  4. [指定したドライブを [マイ コンピューター] 内で非表示にする] をクリックします。

  5. [指定したドライブを [マイ コンピューター] 内で非表示にする] ダイアログ ボックスで [有効] をクリックします。

  6. ドロップダウン ボックスで該当するオプションをクリックします。

これらの設定によって、選択したハード ディスクを示すアイコンがマイ コンピューター、エクスプローラー、マイ ネットワークから削除されます。 さらにこれらのドライブは、すべてのプログラムの [ファイルを開く] ダイアログ ボックスに表示されなくなります。


このポリシーは、フロッピー ディスク ドライブを含む特定のドライブを誤った使用から保護するために設計されています。 また、このポリシーは、作業内容を特定のドライブに保存するようにユーザーに指示するためにも使用できます。


このポリシーを使用するには、ドロップダウン ボックスからドライブまたはドライブの組み合わせを選択します。 すべてのドライブを表示する (非表示なし) には、このポリシーを無効にするか、[ドライブを制限しない] をクリックします。


このポリシーによって、ユーザーが他のプログラムを使用して、ローカル ドライブやネットワーク ドライブにアクセスできないようにすることや、ディスクの管理スナップインを使用して、ドライブの特性を表示および変更できないように設定することはできません。


既定値以外の値も使用可能です。 System.adm ファイルを編集することにより、独自のカスタム値を追加できます。 以下に、System.adm の変更する部分を示します。

POLICY !!NoDrives 
EXPLAIN !!NoDrives_Help
PART !!NoDrivesDropdown DROPDOWNLIST NOSORT REQUIRED
VALUENAME "NoDrives"
ITEMLIST
NAME !!ABOnly VALUE NUMERIC 3
NAME !!COnly VALUE NUMERIC 4
NAME !!DOnly VALUE NUMERIC 8
NAME !!ABConly VALUE NUMERIC 7
NAME !!ABCDOnly VALUE NUMERIC 15
NAME !!ALLDrives VALUE NUMERIC 67108863
;low 26 bits on (1 bit per drive)
NAME !!RestNoDrives VALUE NUMERIC 0 (Default)
END ITEMLIST
END PART
END POLICY

[strings]
ABCDOnly="Restrict A, B, C and D drives only"
ABConly="Restrict A, B and C drives only"
ABOnly="Restrict A and B drives only"
ALLDrives="Restrict all drives"
COnly="Restrict C drive only"
DOnly="Restrict D drive only"
RestNoDrives="Do not restrict drives"

[strings] セクションは、ドロップダウン ボックスの実際の値の代入値を表します。


このポリシーはクライアント コンピューター上の指定したドライブのみを表示します。 このポリシーが影響するレジストリ キーでは、各ビットでドライブ文字を表した 26 ビットのバイナリ文字列に相当する 10 進数値が使用されます。


11111111111111111111111111
ZYXWVUTSRQPONMLKJIHGFEDCBA
この構成は、10 進数では 67108863 に相当し、すべてのドライブを非表示にします。 ドライブ C を非表示にする場合、下から 3 番目のビットを 1 にし、バイナリ文字列を 10 進数値に変換します。


チェック ボックスをオフにすることによって、"NoDrives" エントリが完全に削除され、すべてのドライブが自動的に表示されるため、すべてのドライブを表示するオプションを作成する必要はありません。


別のドライブの組み合わせを表示するようにこのポリシーを構成する場合、該当するバイナリ文字列を作成し、10 進数値に変換して、新しいエントリを対応する [strings] エントリがある ITEMLIST セクションに追加します。 たとえば、ドライブ L、M、N、および O を非表示にするには、次の文字列を作成し、


00000000000111100000000000
ZYXWVUTSRQPONMLKJIHGFEDCBA
10 進数値に変換します。 このバイナリ文字列は、10 進数値の 30720 に変換されます。 この行を System.adm ファイルの [strings] セクションに追加します。


LMNO_Only="Restrict L, M, N and O drives only"
このエントリを上記の ITEMLIST セクションに追加し、System.adm ファイルを保存します。


NAME !!LMNO_Only VALUE NUMERIC 30720
これにより、ドロップダウン ボックスに、ドライブ L、M、N、および O のみを非表示にする 8 番目のエントリが作成されます。 この方法を使用して、ドロップダウン ボックスに値をさらに追加することができます。 System.adm ファイルの変更後のセクションは次のようになります。

POLICY !!NoDrives 
EXPLAIN !!NoDrives_Help
PART !!NoDrivesDropdown DROPDOWNLIST NOSORT REQUIRED
VALUENAME "NoDrives"
ITEMLIST
NAME !!ABOnly VALUE NUMERIC 3
NAME !!COnly VALUE NUMERIC 4
NAME !!DOnly VALUE NUMERIC 8
NAME !!ABConly VALUE NUMERIC 7
NAME !!ABCDOnly VALUE NUMERIC 15
NAME !!ALLDrives VALUE NUMERIC 67108863
;low 26 bits on (1 bit per drive)
NAME !!RestNoDrives VALUE NUMERIC 0 (Default)
NAME !!LMNO_Only VALUE NUMERIC 30720
END ITEMLIST
END PART
END POLICY

[strings]
ABCDOnly="Restrict A, B, C and D drives only"
ABConly="Restrict A, B and C drives only"
ABOnly="Restrict A and B drives only"
ALLDrives="Restrict all drives"
COnly="Restrict C drive only"
DOnly="Restrict D drive only"
RestNoDrives="Do not restrict drives"
LMNO_Only="Restrict L, M, N and O drives only"

この [strings] セクションは、ドロップダウン ボックスの実際の値の代入値を表します。


関連情報を参照するには、次のマイクロソフト サポート技術情報番号をクリックしてください。

Microsoft 管理コンソールを使用してカスタム MMC スナップイン ツールを作成する方法

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