現象
サイズの大きいテキストファイルを Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 で開くと、CPU の使用率が高くなり開くまでに時間がかかる現象が発生します。
原因
本現象は Internet Explroer 8 および Internet Explorer 9 の描画処理においてテキストデータの表示位置の計算の問題により発生する現象です。
回避策
本現象を回避するためには、以下のいずれかの方法で Internet Explorer 外でテキストファイルを開きます。
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Web サーバーでテキストファイルの HTTP 応答ヘッダーに Content-Disposition : attachement; ヘッダーを付与する
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リンク上で右クリックし [対象をファイルに保存] を選択し保存後にテキストエディターで開く
1 の方法を設定すると、Internet Explroer ではファイルのダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面で [ファイルを開く] 操作を行うとテキストファイルは関連付けられたテキストエディターで開かれ Interenet Explorer 外部で表示されるため、本現象は発生しません。
2 の方法は Web サーバーの変更ができない場合に現象を回避する有効な方法です。
状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
詳細
本現象はマルチバイト文字とシングルバイト文字が混在するテキストファイルにおいて発生し、マルチバイト文字のみ、或いはシングルバイト文字のみのテキストの場合、現象が発生しません。またテキスト ファイル以外のファイルでは本現象は発生しません。