現象
Microsoft サポート診断ツール (MSDT) を使用することにより、問題が起きているコンピュータの診断データや現象再現時のデータをマイクロソフトに送信することが可能です。
この資料では、Office の一般的な構成情報を取得する手順について説明しています。
詳細
手順の流れ
-
インターネットに接続しているコンピューターで、Windows の [スタート] ボタンをクリックします。
-
[プログラムとファイルの検索] に msdt と入力し、プログラムから msdt.exe を選択します。
-
Microsoft のサポート エンジニアから入手したパス キーを入力して、[次へ] をクリックします。
-
画面に表示される手順にしたがって、診断ツールを実行します。
-
インターネットに接続しているコンピューターで問題が起きている場合は、該当のコンピューターで診断ツールを実行し、データをアップロードします。
インターネットに接続していない他のコンピューターで問題が起きている場合は、インターネットに接続しているコンピューターでオフライン パッケージを作成後、他のコンピューターで診断ツールを実行し、その後データをアップロードします。
具体的な手順は以下のとおりです。
調査対象のコンピューターがインターネットにつながっている場合
-
Windows ボタンをクリックし、[プログラムとファイルの検索] に msdt.exe と入力して検索し、msdt を起動します。
-
Microsoft のサポート エンジニアから入手したパス キーを入力し、[次へ] をクリックします。
-
"次のトラブルシューティング ツールが使用されます" の画面で [次へ] をクリックします。
-
"Which computer has a problem?" の画面が表示されますので、対象となるコンピューター上で実行している場合には、"This Computer" を選択します。
-
"Microsoft Office Baseline Diagnostic" と表示された画面で [次へ] をクリックします。
-
"トラブルシューティングを行うには、アプリケーションを選択します" の画面で、調査の対象となるアプリケーションを選択して[次へ] をクリックします。
(今回は Excel を選択しています。) -
アプリケーションを起動するよう促されますので、手動で起動後、[続行] をクリックします。
-
ログ採取が完了したら "ファイルをアップロードします" の画面になりますので [はい] を選択します。
自動で収集されたログ ファイル以外に、現象が再現できるファイルなどを追加でアップロードする場合には、[参照] ボタンをクリックしてファイルを選択後、[次へ] をクリックします。
追加でアップロードするファイルがない場合には、そのまま [次へ] をクリックします。 -
手順 8 で別のファイルをアップロードするよう設定した場合には、"別のファイルをアップロードしますか?" の画面になりますので、さらにアップロードを行う場合には [はい]、アップロードの必要がない場合には [いいえ] をクリックして次に進みます。
-
"トラブルシューティングデータを Microsoft に送信する準備ができました。送信しますか?" の画面になりましたら、"データを今すぐアップロード" をクリックし、ファイルをアップロードします。
-
"Microsoft はお客様の情報を受信しました" の画面になったらアップロードは終了です。
調査対象のコンピューターがインターネットにつながっていない場合
まず、インターネットにつながっているコンピューターで、情報収集のためのパッケージをダウンロードし、調査対象のコンピューターへとコピーします。
調査対象のコンピューター上で情報採取後、元のコンピューターより情報をアップロードします。
-
インターネットにつながっているコンピューターでWindows ボタンをクリックし、[プログラムとファイルの検索] に msdt.exe と入力して検索し、msdt を起動します。
-
Microsoft のサポート エンジニアから入手したパス キーを入力し、[次へ] をクリックします。
-
"次のトラブルシューティング ツールが使用されます" の画面で [次へ] をクリックします。
-
"Which computer has a problem?" の画面で "A different computer" を選択します。
-
[参照] ボタンをクリックして情報収集のためのパッケージを保存する場所を選択し、[次へ] をクリックします。
-
"Run diagnostic tools on the computer with the problem" の画面が表示されましたら、情報採取が済んでファイルを送信できる状態になるまで、画面はこのままにしておきます。
(なお、5 でファイルを保存した場所に UploadResults から始まるファイルも作成されています。このファイルをダブルクリックすることでも、ファイルをアップロード可能です。) -
情報採取を行うコンピューター上へ SupportPackage から始まる cab ファイルをコピーします。
-
調査対象となるアプリケーションが終了していることを確認後、cab ファイルをダブルクリックして起動し、[次へ] をクリックします。
-
"調査対象のコンピューターがインターネットにつながっている場合" の手順 5 以降を実行します。
-
ログ採取が完了し、"診断が完了しました" の画面が表示されたら、[保存] をクリックし、採取したログを任意の場所に保存します。(Results.cab)
-
Results.cab ファイルをインターネットに接続している元のコンピューターへコピーします。
-
手順 6 の画面で [次へ] をクリックします。
あるいは、画面を閉じていた場合には、UploadResults から始まるファイルをダブルクリックし、[次へ] を 2 回クリックします。 -
[参照] ボタンをクリックし、Results.cab ファイルを選択して [次へ] をクリックします。
-
[データを今すぐアップロード] をクリックし、ファイルをアップロードします。
-
"Microsoft はお客様の情報を受信しました。" の画面が表示されましたら終了です。
関連情報
973559 Microsoft サポート診断ツール (MSDT) を Windows 7 または Windows Server 2008 R2 で使用する場合によく寄せられる質問