概要

この資料は、ファイルを開くとエラーメッセージが表示され、貼り付けた画像オブジェクトが切り捨てられて表示される現象について説明しています。

現象

拡張メタファイル形式 (以下、EMF 形式) で貼り付けたオブジェクトやカメラボタンで作成した画像オブジェクトが含まれた Excel のファイルを開くと、下記のエラーが表示され、画像オブジェクトが切り捨てられて表示される場合があります。

"図が大きすぎます。入りきらない部分は切り捨てられます。"

原因

この現象は Excel で EMF 形式のファイルを取り扱う場合に、WMF 形式の制限に該当してしまうために発生します。

状況

画像オブジェクトが切り捨てられてしまう現象は弊社にて Excel の問題として確認しています。 なお、Excel 2002 では発生しません。

回避策

以下のいずれかの方法を使用します。

方法 1. 現象の再現する環境のみの場合

画面のプロパティから、"画面の解像度" の設定を現在よりも高い解像度に変更します。

例 : 640×480 ピクセル → 1024×768 ピクセル

方法 2. 現象の再現しない別の環境がある場合

現象の再現しない環境で、EMF 形式の画像に対して以下のいずれかの操作を行って現象を回避します。

  • EMF 形式以外の画像ファイル形式に変換する. 挿入された EMF ファイルを切り取り、[編集] メニューの [形式を選択して貼り 付け] から EMF 形式以外の画像ファイル形式に変換します。

  • オブジェクトのサイズを小さくする. 貼り付けているオブジェクトの高さや幅を小さくして上書き保存します。 または、オブジェクトを分割して小さくして上書き保存します。

方法 3. Excel の EMF 形式の画像処理時の制限を取り除く

Excel 2000 SR-1 を使用している場合には、以下の技術情報に記載されているレジストリを設定することで、本現象を解決することができます。

418993 [XL2000]グラフやセル範囲をPowerPointにリンク貼り付けすると欠ける

詳細

再現手順

  1. Windows 2000 を起動し、画面の解像度を 1024×768 ピクセルにします。

  2. Excel 2000 を起動し、新規ブックを作成します。

  3. Excel 2000 および新規ブックのウィンドウを最大表示にします。

  4. セル A1 を選択し、フォントサイズを 24 ポイントに設定します。

  5. セル A1 を選択し、数式 =REPT("A",38) を入力します。

  6. セル A1:M1 を範囲選択し、[カメラ] ボタンをクリックします。

    注 : [カメラ] ボタンが表示されていない場合は、[ツール] メニューの [ユーザー設定] の [コマンド] タブをクリックし、分類の [ツール] より コマンド一覧の [カメラ] を任意のツールバーに追加してください。

  7. セル A2 をクリックして、画像を貼り付けます。

  8. ファイルを保存して Excel 2000 を終了します。

  9. 画面の解像度を 640×480 ピクセルにします。

  10. Excel 2000 を起動し、手順 7 で保存したファイルを開きます。

結果

"図が大きすぎます。入りきらない部分は切り捨てられます。" エラーが表示され、 図が途中で切れて表示されます。

補足

Windows 2000 以外の環境でも本現象は再現しますが、現象の発生するファイルの 大きさは異なります。

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