現象

Microsoft Excel 2010 において、次のシナリオでは、スライサーの表示設定で [データがないアイテムを最後に表示する] を有効にしている場合でも、アイテムは最後に表示されません。

  • オンライン分析処理 (OLAP) ソース データに基づくピボット テーブルを作成している

  • 階層から 2 つ以上のスライサーを作成している


階層からスライサーを作成  :
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フィルターをかける前の状態 :
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このシナリオの場合、1 つ目のスライサーでフィルターを実行しても、2 つ目のスライサーには、1 つ目のスライサーで選択したアイテムに紐付くもの以外も表示されます。
以下の例では、[区分名] が「加工食品」ではない、「飲料」の商品名アイテムも表示されていることがわかります。

1 つ目のスライサー (区分名) の「加工食品」でフィルターした状態 :
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このとき、1 つ目のスライサーで選択したアイテムに紐付かないものは、アイテムが色なしで表示され、1 つ目のスライサーで選択したアイテムに紐付くものは、アイテムが色つきで表示されます。

原因

階層から作成した複数のスライサーが連動したリストとして動作するために発生します。

単一の属性から作成したスライサーの場合、各スライサーでフィルターするごとにスライスされたデータを取得して、他のスライサーのアイテムが決定するように動作しますが、階層から作成したスライサーではそのように動作しません。
そのため、階層からスライサーを作成した場合、1 つ目のスライサーで選択したアイテムに紐付かないもの (上記例では赤枠で囲っているアイテム) は「データがないアイテム」 にはならないため、最後に表示されません。

回避策

階層ではなく、単一の属性から複数のスライサーを作成します。

手順

  1. [挿入] タブの [スライサー] をクリックします。

  2. 対象の接続を選択して、[開く] をクリックします。

  3. [スライサーの挿入] で [その他のフィールド] を展開して、作成したいフィールドにチェックを入れて [OK] をクリックします。ここでは [区分名] と [商品名] でスライサーを作成します。このとき、SQL Server Analysis Services 側で Cube およびディメンションの該当フィールドの AttributeHierarchyVisible 属性が Flase になっている場合は [その他のフィールド] は表示されません。 AttributeHierarchyVisible 属性を True に変更する必要があります。

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結果
各スライサーの選択状態に応じてスライスした後のデータを元に他のスライサーのアイテムが決定します。
そのため、フィルターされた後に含まれないアイテムが「データがないアイテム」として扱われるようになり、データがないアイテムが最後に表示されるようになります。
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