現象
Microsoft Excel 2010 で、並べ替え操作後に、タブを切り替えたときや Excel を閉じるときに Excel が異常終了する場合があります。
この現象は、xls 形式のファイルで顕著に発生します。
回避策
ファイルを xlsx 形式で保存することで、現象の発生を抑制することができます。
状況
マイクロソフトでは、この問題について現在調査中です。詳細については、わかりしだいこの資料に掲載する予定です。
詳細
問題の再現手順
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Excel 2010 を起動します。
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セルに、例えば以下のようなデータを入力します。
F1 F2 F3 F4
a 11 1 1
a 11 2 2
a 12 3 3
c 31 1 4
c 31 2 5
c 32 3 6
b 21 1 7
b 21 2 8
b 22 3 9 -
[ホーム] タブの [並べ替えとフィルター] - [ユーザー設定の並べ替え] の順にクリックします。
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[並べ替え] 画面で、並べ替えるキーを 1 つ以上設定して [OK] をクリックします。
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xls 形式で保存して、ファイルを閉じます。
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ファイルを開き、 値を入力したセル範囲を選択して、[ホーム] タブの [並べ替えとフィルター] - [ユーザー設定の並べ替え] の順にクリックします。
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[レベルの追加] ボタンをクリックして並べ替えのキーを追加し、合計 3 つ設定したら [OK] をクリックします。
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[ファイル] タブをクリックします。
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[ホーム] タブをクリックします。
結果
「Microsoft Excel は動作を停止しました」というメッセージが表示され、Excel 2010 が異常終了します。
Notes :
複数回並べ替えを行った後にファイルを上書き保存し、Excel を終了するタイミングで Excel 2010 が異常終了する場合もあります。