現象

Microsoft Exchange 2010 のユーザーは、以下の例のような、@ 直前に 1 つピリオドがある場合や、ローカル パートにピリオドが 2 つ以上並んだ状態を含む場合など、RFC 2821 に準拠していないインターネット アドレスからのメールを既定の設定では受信できません。


例)
xxx.@xxx.xxx
xx..xx@xxx.xxx

原因

RFC 2821 では、"@" の前の文字列をピリオドで区切ることを許可していますが、ピリオドや "@" などの区切り文字を連続して使用することを許可していません。そのため、Exchange 2010 の既定の設定では、このような RFC に準拠していないアドレスを含むメールは受信できません。 

回避策

Exchange 2010 SP1 以降で追加された機能により RFC 2821 に 準拠していない SMTP アドレスからのメール受信を許可することができます。メール受信を許可するには、次の手順を実行してください。

  1. Exchange 2010 のハブ トランスポート サーバーにて、以下のパスまで移動します。
    Program Files\Microsoft\Exchange Server\V14\Bin

  2. EdgeTransport.exe.config ファイルをコピーして、バックアップを作成します。(コピーしたファイルを EdgeTransport.exe.config.old などにリネームします。)

  3. EdgeTransport.exe.config をテキスト エディタなどで開き、<appSettings> と </appSettings> の間に以下の行を追加します。
    <add key="AcceptAndFixSmtpAddressWithInvalidLocalPart" value="true" />

  4. 編集後、ファイルを保存します。

  5. Exchange Transport サービスを再起動します。

注: 上記の手順を実施後 、RFC に準拠していないインターネット アドレスから Exchange 内部へメールを受信すると、その差出人のアドレスは "xxx."@xxx.xxx のように、ローカル パートが "" で括られます。また、そのメールに対して返信することが可能です。

なお、Exchange 内部のメールボックスから新規でメールを作成し、その宛先に RFC  非準拠のメール アドレスを追加して送信する場合には、上記の設定を行った後も配信不能通知 (NDR) が返されます。Exchange 内部から新規メールの宛先に RFC 非準拠のアドレスを追加して送信するためには、"xxx."@xxx.xxx のように、手動でローカル パートを "" で括る必要があります。

そのようにダブル クォーテーションで括られた場合には、受信側のメール サーバーでは通常 "xxx."@xxx.xxx という SMTP アドレスとしてメッセージを受信します。このため、ダブル クォーテーションで括られたアドレスを受信側のメールサーバーにて xxx.@xxx.xxx として認識出来ない場合には NDR が返される可能性があります。

状況

この動作は仕様です。 

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