現象
64 bit の Windows 環境で Internet Explorer 10 以降を使用していると、以下のいずれかの条件を満たす場合に 32 bit の ActiveX コントロールを [アドオンの管理] 画面から削除できません。
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ビルトイン Administrator を使用している
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Internet Explorer を [管理者として実行] で昇格して起動している
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ユーザー アカウント制御 (UAC) を無効にしている
注釈 : この動作は 32 bit の Windows 環境では発生しません。
原因
Internet Explorer 10 以降において、フレーム部分を管理するプロセス (マネージャー プロセス) が 64 bit に固定された影響で発生します。
[アドオンの管理] 画面も 64 bit で動作するため、直接 32 bit の ActiveX コントロールをロードして削除処理を行うことができなくなりました。
解決方法
ビルトイン Administrator 以外のユーザー アカウントを使用し、UAC を有効に設定します。
注釈 : Internet Explorer をビルトイン Administrator で起動、または [管理者として実行] により起動した場合、Internet Explorer の保護モードや拡張保護モードのセキュリティ機能が無効な状態で動作します。Internet Explorer をビルトイン Administrator や [管理者として実行] により起動して利用することは、セキュリティ上のリスクが高まるため、そのような Internet Explorer の利用方法は弊社として推奨していません。
回避策
以下の手順で 32 bit のインターネット オプション (inetcpl.cpl) を起動する方法でも 32 bit の ActiveX コントロールを削除できます。
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管理者ユーザーでシステムにログオンします。
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[Windows] + [R] キーを押下し、[ファイル名を指定して実行] を表示します。
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テキスト ボックスに %WINDIR%\SysWOW64\inetcpl.cpl と入力して [OK] ボタンをクリックし、32 bit のインターネット オプションを起動します。
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[プログラム] タブの [アドオンの管理] ボタンをクリックして [アドオンの管理] 画面を起動します。
状況
この動作は仕様です。
関連情報
アドオンの管理については、 次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
Internet Explorer のアドオンを管理する
UAC の設定については、 次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
ユーザー アカウント制御の設定とは