現象
キャッシュ モード無効の状態では、 直接サーバーのメールボックスを参照するため、接続している回線の状況により、アクセスに 時間がかかることがあります。
キャッシュモードを有効にして頂くことで、回線状況の影響を受けません。
また、オフライン、あるいは、回線が接続されていない状況で作業することが可能です。
解決方法
Outlook 2003 で複数ユーザーに対して一括でキャッシュ モードを有効に設定する方法を説明します。
Outlook 2003 では、CMW (カスタム メンテナンス ウィザード)を使用したプロファイル作成により一括でキャッシュ モードを有効に設定することが可能です。
-
カスタム メンテナンス ウィザードによるプロファイル作成で設定する
-
事前準備
以下の Web サイトより Office 2003 Editions Resource Kit Tools をダウンロードし、コンピュータにインストールします。
タイトル : Office 2003 Editions Resource Kit Tools
URL : http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=4BB7CB10-A6E5-4334-8925-3BCF308CFBAF&displaylang=ja -
PRF ファイルの生成手順
-
[スタート]-[すべてのプログラム]-[Microsoft Office]-[Microsoft Office ツール]-[Microsoft Office 2003 Resource Kit]-[Custom Maintenance Wizard] を実行します。
-
[12/18] 面で、[新しいプロファイル] または [プロファイルの変更] を選択し、[次へ] をクリックします。
-
[13/18] 面で、[Exchange サーバーへの接続を設定する] を選択します。
Exchange 接続が既に存在する場合は [Exchange 接続が既に存在する場合は、既存のExchange 接続に上書きする (プロファイルの変更時のみ適用) ] チェック ボックスを選択します。
[Exchange キャッシュ モードを設定する] を選択し [Exchangeキャッシュ モードを使う ]を選択します。 -
[15/18] 面で、[プロファイル設定のエクスポート]をクリックしてファイルに保存します。
-
-
配布方法
-
PRF ファイルをネットワーク共有フォルダーに保存して、クライアントのアクセス権を与えます。
-
クライアントにて、以下のオプションをつけて Outlook を起動します。
outlook.exe /importprf <PRF ファイルまでのパス > -
プロファイルが構成されます。
-
-
補足
Outlook 2003 において、グループポリシーで反映されるレジストリの設定では、既存ユーザーに対してキャッシュ モードの設定がされません。
-