現象
Microsoft Office Outlook 2003/2007/2010/2013 で [特定の期間] を条件に設定した受信メールの仕分けルールを実行した場合、[以前]、[以降] の表記に関係なく [受信日] に受信したメールには仕分けルールが適用されません。
原因
この動作は、Office Outlook の該当メニュー [Before]、[After] を [以前]、[以降] と日本語に訳しているために発生しています。
回避策
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[以前] の場合、ルールを適用したい [受信日] の前日を設定します。
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[以降] の場合、ルールを適用したい [受信日] の翌日を設定します。
状況
マイクロソフトでは、この問題を対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
詳細
次のような [特定の期間] を指定する仕分けルールの実行結果を例に示します。
この仕分けルールは次のタイミングで適用されます:メッセージを受信したとき
特定の期間に受信した場合
ここでは Office Outlook 2010 のメニューを想定しています。
設定手順
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Office Outlook 2010 を起動し、[ファイル タブ] - [仕分けルールと通知の管理] - [新しい仕分けルール] を選択して [自動仕分けウィザード] を表示します。
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[受信メッセージにルールを適用する] - [次へ(N)] をクリックして進みます。
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[特定の期間に受信した場合] を選択し、[ステップ 2:] の下線が引かれた [特定の期間] をクリックします。
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[受信日の指定] ウィンドウ上で [以降]、[以前] の設定項目が表示されます。
実行結果は次のようになります。
例 1
以降(A): [2000年 1 月 2 日 日曜日] と設定した場合、翌日 [1 月 3 日 月曜日] のメールからルールが適用されます。
例 2
以前(B): [2000年 1 月 2 日 日曜日] と設定した場合、前日 [1 月 1 日 土曜日] のメールまでルールが適用されます。