はじめに
Microsoft Outlook Express 6 では、コンピューターが壊れた場合やメール データが消えた場合に備えて、メールのデータをファイルとして別の場所に保存しておくことができます。また、万が一、メールを失った場合は、バックアップしたメール データを使ってメールを復元することができます。
この資料では、メール データをバックアップする方法と保存したメール データを復元する方法を説明します。
メール データをバックアップするには、方法 A : メール データを 1 つずつ保存する方法と方法 B : メール データをまとめて保存する方法の 2 つがあります。メール データを選択して保存したい場合は、方法 A を実行してください。すべてのメール データをまとめて保存したい場合は、方法 B を実行してください。
また、新しく購入した PC にインストールされている Microsoft Outlook や Windows Live メールへデータを移行する場合は、次のマイクロソフト サポート情報をご覧ください。
2460680 初心者でもわかる! Outlook 2010 へのメールデータ移行術
2554670 初心者でもわかる! Windows Live メールへのメール移行術
この資料は初級レベルから中級レベルのコンピューター ユーザーを対象にしています。
メール データをバックアップする方法
方法 A : メール データを 1 つずつ保存する
メール データを 1 つずつ保存するには以下の手順を実行してください。ここでは例として、[受信トレイ] フォルダの「テストメール」という件名のメールを [マイ ドキュメント] フォルダに保存します。
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Outlook Express を起動します。
Outlook Express を起動する方法については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。882681
Outlook Express 6.0 を起動、および終了する方法 -
保存するメールを選択します。
保存するメールをクリックします。
ここでは例として、[受信トレイ] フォルダの「テストメール」という件名のメールを選択します。
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[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスを表示します。
[ファイル] をクリックし、表示されたメニューから [名前を付けて保存] をクリックします。
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保存するメールのファイル名を入力します。
[ファイル名] ボックスに任意のファイル名を入力します。次に、[ファイルの種類] ボックスが [メール (*.eml)] となっていることを確認します。通常では、[ファイル名] ボックスに選択したメールの件名が自動的に入力されます。
ここでは例として、「テストメール」と入力されていることを確認します。
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メールの保存場所を選択します。
画面左側にあるアイコンの一覧から、任意の保存場所をクリックします。
ここでは例として、[マイ ドキュメント] を選択します。
注 : 保存する場所がアイコンの一覧にない場合は、[保存する場所] ボックスをクリックし、表示されたメニューから [マイ ドキュメント] をクリックします。
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[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスを閉じます。
[保存] をクリックします。
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メールを保存できた場合は、下図のように [マイ ドキュメント] フォルダに [テストメール] アイコンが表示されます。
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保存したファイルを確認します。
保存したファイルのアイコンをダブルクリックすると、下図のようにメールの内容が表示されます。
ここでは例として、[マイ ドキュメント] フォルダの [テストメール] アイコンを選択します。 ダブルクリックの方法については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。882636
ダブルクリックをしてみよう
方法 B : メール データをまとめて保存する
すべてのメールをまとめて保存したい場合は以下の手順を実行してください。ここでは例として、デスクトップに [メールのバックアップ] フォルダを作成して、メール データを保存します。
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Outlook Express を起動します。
Outlook Express を起動する方法については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。882681
Outlook Express 6.0 を起動、および終了する方法 -
[オプション] ダイアログ ボックスを表示します。
[ツール] をクリックし、表示されたメニューから [オプション] をクリックします。
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[保存場所] ダイアログ ボックスを表示します。
[メンテナンス] タブをクリックし、[メッセージのクリーンアップ] の [保存フォルダ] ボタンをクリックします。
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メール データが保存されているフォルダの場所をドラッグします。
[個人メッセージ ストアは下のフォルダに保存されています] ボックスに表示されている文字列をマウスでドラッグします。
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メール データが保存されているフォルダの場所をコピーします。
[名前] ボックスの中で右クリックし、表示されたショートカット メニューから [コピー] をクリックします。
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[保存] ダイアログ ボックスを閉じます。
[OK] をクリックします。
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[オプション] ダイアログ ボックスを閉じます。
[OK] をクリックします。
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[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスを表示します。
[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
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コピーしたメール データが保存されているフォルダの場所を貼り付けます。
[名前] ボックスの中で右クリックし、表示されたショートカット メニューから [貼り付け] をクリックします。
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[Outlook Express] フォルダを表示します。
[OK] をクリックします。
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保存するメール データを選択します。
[編集] をクリックし、表示されたメニューから [すべて選択] をクリックします。
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メール データをコピーします。
[編集] をクリックし、[コピー] をクリックします。
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[Outlook Express] フォルダを閉じます。
[ファイル] をクリックし、表示されたメニューから [閉じる] をクリックします。
注 : タイトル バーの右端にある X 印の [閉じる] ボタンをクリックして終了する方法もあります。
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新しくフォルダを作成します。
新しくフォルダを作成する方法については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。882650
Windows XP で新しくフォルダを作成する方法
ここでは例として、デスクトップに [メールのバックアップ] という名前のフォルダを作成します。
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作成したフォルダを開きます。
作成したフォルダをダブルクリックして開きます。
ダブルクリックする方法については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。882636
ダブルクリックしてみよう -
メール データを貼り付けます。
[編集] をクリックし、表示されたメニューから [貼り付け] をクリックします。
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メール データをまとめて保存できた場合は、下図のように [メールのバックアップ] フォルダにコピーしたメール データがすべて貼り付けられます。
保存したメール データを復元する方法
保存したメール データを復元するには、以下の手順を実行してください。 ここでは例として、方法 B でデスクトップの [メールのバックアップ] フォルダに保存したメール データを復元します。
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Outlook Express を起動します。
Outlook Express を起動する方法については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。882681
Outlook Express 6.0 を起動、および終了する方法 -
[Outlook Express インポート] ウィザードを表示します。
[ファイル] をクリックし、表示されたメニューから [インポート] をポイントします。次に、表示されたメニューから [メッセージ] をクリックします。
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インポート元の電子メール プログラムを選択します。
[インポート元の電子メール プログラムを選択してください] ボックスの一覧から、[Microsoft Outlook Express 6] をクリックし、[次へ] をクリックします。
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[メッセージの場所] 画面を表示します。
[場所の指定] の [Outlook Express 6 ストア ディレクトリからメールをインポートする] をクリックします。次に、[OK] をクリックします。
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[フォルダの参照] ダイアログ ボックスを表示します。
[参照] をクリックします。
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復元するメール データの保存場所を指定します。
[インポートする電子メール メッセージの場所を指定してください。] ボックスの一覧から、任意の場所をクリックし、[次へ] をクリックします。
ここでは例として、[メールのバックアップ] を選択します。
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[フォルダの選択] 画面を表示します。
"メッセージが次の場所に見つかりました" というメッセージが表示されたら、[次へ] をクリックします。
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インポートするフォルダを選択します。
インポートするフォルダをクリックし、[次へ] をクリックします。
ここでは例として、[すべてのフォルダ] を選択します。
注 : [選択されたフォルダ] を選択した場合は、[選択されたフォルダ] ボックスの一覧から任意のフォルダをクリックします。
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メール データを復元できた場合は、下図のように [インポートの完了] 画面が表示されるので、[完了] をクリックします。
関連情報
新しく購入した PC にインストールされている Microsoft Outlook や Windows Live メールへデータを移行する方法については、次のマイクロソフト サポート情報をご覧ください。
2460680 初心者でもわかる! Outlook 2010 へのメールデータ移行術
2554670 初心者でもわかる! Windows Live メールへのメール移行術