現象
XPS プリンターの印刷ポートが FILE: に設定されている場合、Publisher 2010 からそのプリンターに対して印刷を行うと、スプールされた印刷ジョブがエラーとなり、ファイルが出力されません。
この現象は、以下の条件をすべて満たす場合に発生いたします。
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XPS プリンター ドライバーに対応したプリンターを使用している
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プリンターの印刷ポートに "FILE:" を設定している
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Publisher 2010 で "使用可能な場合はXPS拡張印刷パスを使用する" をオンに設定している (この設定は既定でオンに設定されています)
原因
XPS プリンターを使用し、かつ印刷ポートとして "FILE:" を指定した場合、出力ファイル名を指定するダイアログが表示されないために、本現象が発生します。
これは、Publisher 2010 製品設計上の制限事項となります。
解決方法
Publisher 2010 の [オプション] で、 [詳細設定] – [使用可能な場合はXPS拡張印刷パスを使用する] のチェック ボックスをオフに設定します。
状況
この動作は仕様です。
詳細
現象の再現手順
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Publisher 2010 で [オプション] – [詳細設定] – [使用可能な場合はXPS拡張印刷パスを使用する] のチェック ボックスをオンに設定します。(既定でオンに設定されています。)
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XPS プリンターのプロパティ設定で、印刷するポートに "FILE:" を指定します。
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Publisher 2010 でファイルを開き、手順 2. の XPS プリンターを使用して印刷します。
結果
出力ファイル名を指定するダイアログが表示されず、印刷エラーとなります。