現象
TCP/IP ポートを利用しており、Web Services for Devices (WSD) ポートも利用可能なプリンターがインストールされている PC を用意します。インターネットに接続されている状態で PC を Windows 10 Insider Previewにアップグレードした場合、TCP/IP 接続のプリンターが WSD 接続のプリンターに自動的に変換される現象が発生します。
回避策
重要 : このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの編集方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを編集する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしておくと、問題が発生した場合にレジストリを復元することができます。バックアップおよび復元方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法
この現象を回避する為には、この資料に記載されているとおりレジストリを編集してから、コンピュータを再起動します。 レジストリの編集には、以下の手順を実行します。 下記のレジストリを加えることにより、アップグレード時の自動変換を抑制することができます。
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レジストリ エディタを起動します。
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次のレジストリ サブキーを見つけます :
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Print -
[編集] メニューの [新規] をポイントし、[キー] をクリックして、次のレジストリ キーを作成します。
キーの名前 : QueueMigration -
手順 3 で作成したキーを選択します。
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[編集] メニューの [新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックして、次のレジストリ値を追加します。
値の名前 : PreventOnUpgrade
データ型 : REG_DWORD
値 : 1 -
レジストリ エディタを終了し、コンピュータを再起動します。
詳細
「回避策」セクションにて紹介したレジストリは、アップグレードの完了後 削除されます。また、プリンターをインストールしている PC が既に Windows 10 Insider Preview を実行している場合、レジストリの有無にかかわらず、アップグレードによって現象が発生することはありません。