現象

Windows 7 上で [コントロール パネル] のディスプレイの表示設定にて、[テキストやその他の項目の大きさの変更] あるいは [カスタムテキストサイズの設定 (DPI)] にて、100% 以外の設定を行った場合、Excel 2010、Excel 2007、または Excel 2003 上で Excel ファイルが含む図形の見え方が異なる現象が発生します。
例えば、通常の環境にて円に見える図形が、該当環境では楕円に見える、という動作となります。

状況

この動作は仕様です。

詳細

Excel の表示方法
Excel は行、列単位でサイズのデータを持ち、表示の調整をしています。他の種類のアプリケーションに比較しても、表示に関して計算処理が多くなることで速度が遅くなります。表計算ソフトの性格上、行や列のサイズを変更したり、スクロールさせたりする操作は頻繁に行なわれますので、Excel ではある程度処理を簡略化することで速度を優先させています。Excel では、サイズの基本単位として「標準フォント」で指定されたフォントの幅をベースに、その時点でのプリンタ ドライバからの情報も合わせて計算で求められた「ポイント」を使用しています。この方法は、環境に依存しますので表示上の正確さには欠けますが、表示の度に表示領域と表示文字列の調整 (計算) を行わなくてすむため、速度的に有利になります。この他にもいくつかの理由によって、ワープロソフトや DTP ソフトなどのように出力を重要視するアプリケーションよりは厳密ではない部分があります。

上記が Excel 製品の表示動作となりますため、Windows 7 上で [テキストやその他の項目の大きさの変更] あるいは [カスタムテキストサイズの設定 (DPI)] にて標準のフォントのサイズを変更した場合、その他の通常の環境と比べて Excel ワークシート上の図形の表示が異なるように見える、という動作となります。

しかしながら、上記は表示のみに関する動作でございますので、ファイル自体が含む図形のサイズに関するデータや、印刷結果に関しては影響しません。
例えば、以下のような動作となります。

  1. Excel 製品をインストールした環境を準備します。
    環境 1 : [テキストやその他の項目の大きさの変更] あるいは [カスタムテキストサイズの設定 (DPI)] の設定が既定値 (100%) のままの環境
    環境 2 : [テキストやその他の項目の大きさの変更] あるいは [カスタムテキストサイズの設定 (DPI)] の設定を 125% に変更した環境

  2. 環境 1 にて、図形を含む Excel ファイルを作成します。

  3. 環境 2 にて作成したファイルを開くと、表示上は図形の見た目が変化したように見えます。

  4. 環境 2 にてファイルを編集して上書き保存します。

  5. 再度環境 1 にてファイルを開くと、図形の表示は作成時と同様となります。


対処方法
複数環境にて Excel ファイルの共有を行い、かつ、図形の表示を合わせる必要がある場合は、すべての環境にて [テキストやその他の項目の大きさの変更] あるいは [カスタムテキストサイズの設定 (DPI)] の設定を合わせます。

関連情報

400271 異なる複数の Windows 環境で Excel ファイルを共有すると、印刷範囲、セルの幅、または高さが変更される場合がある

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