現象
Windows Server 2008 R2 の Hyper-V 環境に KB2345316 および KB981836 の修正プログラムを適用すると、Hyper-V ホストの 2 回目の起動時以降、再起動毎に以下のエラー イベントが多数出力されます。
修正プログラムに関しては、次のサポート技術情報を参照してください。
2345316 [MS10-102] Hyper-V の脆弱性により、サービス拒否が起こる
981836 Windows Server 2003-based Hyper-V VM ベースのネットワーク接続に失敗する
原因
この現象は、Windows Server 2008 R2 SP1 の Hyper-V 環境から追加された、ARP spoofing protection の機能に用いられる以下のレジストリ キーを誤って追加するために発生します。
\HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services\VMSMP\Parameters\SwitchList\<GUID>\IPv4AddressCount
\HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services\VMSMP\Parameters\SwitchList\<GUID>\IPv6AddressCount
解決方法
このエラー イベントは、問題ではなく無視することができますが、エラー イベントを出力させたくない場合は、以下の Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 をインストールしてください。
Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 を入手するには、次のサポート技術情報を参照してください。
976932 Windows 7 Service Pack 1 および Windows Server 2008 R2 に関する情報
状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
詳細
問題の再現手順
-
Windows Server 2008 R2 Hyper-V に KB2345316 および KB981836 の修正プログラムをインストールします。
-
Hyper-V ホストを2回再起動します。
結果
2 回目の再起動以降、再起動毎に以下のエラーイベントが出力されます。