概要
Windows XP Professional Edition では、コンピューターを使っていて問題が発生したときのために、万が一に備えて重要なファイルやフォルダーを別の場所に保存してバックアップすることができます。
注意
下記に説明するバックアップの機能については、Windows XP Professional Edition でのみご使用いただけます。
Windows XP Home Edition をご利用の場合には、以下のリンクを参照してください。
320820 Windows XP Home Edition でバックアップ ユーティリティを使用してファイルおよびフォルダのバックアップを作成する方法
詳細
バックアップって何のこと?
バックアップとは、コンピューターが壊れてしまったり、重要なメールやフォルダーなどのデータが消えてしまった場合に備えて、重要なファイルやフォルダーをコピーして、別の場所に保存することを言います。
重要なファイルやフォルダーをバックアップする際には、同じコンピューター内に保存するのではなく、フロッピー ディスクや CD-ROM などの外部記憶媒体に保存するようにしましょう。また、いつコンピューターやデータが壊れても安心して使えるように、定期的にバックアップしておくことをお勧めします。
ここでは、バックアップについて説明しました。
では次に、実際に Step 1 で重要なファイルやフォルダーをバックアップしてみましょう。
Step 1 - 重要なファイルやフォルダーをバックアップしてみましょう
ここでは例として、[マイ ドキュメント] フォルダーを [ローカル ディスク (D:)] にバックアップしてみましょう。
-
[コントロール パネル] ウィンドウを表示しましょう。
[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。 -
[パフォーマンスとメンテナンス] ウィンドウを表示しましょう。
[パフォーマンスとメンテナンス] をクリックします。 -
[バックアップまたは復元ウィザード] を表示しましょう。
[作業を選びます] の [データのバックアップを作成する] をクリックします。
補足
[バックアップと復元ウィザード] は、下記の方法でも表示することができます。
[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、表示されたメニューから [アクセサリ] をポイントし、[システム ツール] をポイントします。次に、[バックアップ] をクリックします。 -
[バックアップまたは復元ウィザード] を開始しましょう。
[バックアップまたは復元ウィザードの開始] 画面が表示されたら、[次へ] をクリックします。 -
作業を選択しましょう。
[バックアップまたは復元] 画面が表示されたら、[ファイルと設定のバックアップを作成する] をクリックし、[次へ] をクリックします。 -
バックアップする項目を選択しましょう。
バックアップを作成する項目をクリックし、[次へ] をクリックします。
バックアップを作成できる項目は、下記の 4 つです。-
[マイ ドキュメントと設定] : [マイ ドキュメント] フォルダーとお気に入り、デスクトップ、cookie が含まれます。
-
[すべてのユーザーのドキュメントと設定] : すべてのユーザーの [マイ ドキュメント] フォルダーとお気に入り、デスクトップ、cookie が含まれます。
-
[このコンピュータにある情報すべて] : このコンピューターのすべてのデータが含まれます。また、重大な障害時に、Windows を復元するのに使用するシステム回復ディスクを作成します。
-
[項目を指定する] : コンピューターあるファイルやフォルダーなどを指定して、バックアップを作成することができます。
ここでは例として、[マイ ドキュメントと設定] をクリックします。 -
-
[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスを表示しましょう。
[参照] をクリックします。 -
バックアップの名前を入力しましょう。
[ファイル名] ボックスに、任意のバックアップの名前を入力します。通常では、「Backup」(「」は除く) と入力されます。
ここでは例として、「Backup」(「」は除く) と入力されていることを確認します。 -
バックアップの保存場所を選択しましょう。
画面左側にあるアイコンの一覧から、バックアップの保存場所をクリックします。
ここでは例として、画面左側にあるアイコンの一覧から [マイ コンピュータ] をクリックし、[ローカル ディスク (D:)] をダブルクリックします。補足
保存する場所がアイコンの一覧にない場合は、[保存する場所] ボックスをクリックし、表示されたメニューから [ローカル ディスク (D:)] をクリックします。 -
[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスを閉じましょう。
[保存] をクリックします。 -
バックアップの保存場所とバックアップの名前を確認しましょう。
バックアップの保存場所とバックアップの名前を確認し、[次へ] をクリックします。
ここでは例として、[バックアップの保存場所を選択してください] ボックスに「D:\」(「」は除く)、[このバックアップの名前を入力してください] ボックスに「Backup」(「」は除く) と入力されていることを確認します。 -
[バックアップまたは復元ウィザード] を完了しましょう。
すべての設定が終了したら、[完了] をクリックします。 -
バックアップを作成することができましたか?
バックアップを作成することができた場合は、下図のように[バックアップの進行状況] ダイアログ ボックスが表示されるので、[閉じる] をクリックします。
ここでは、重要なファイルやフォルダーをバックアップする方法について説明しました。
では次に、実際に Step 2 でバックアップした重要なファイルやフォルダーを復元してみましょう。
Step 2 - バックアップした重要なファイルやフォルダーを元に戻してみましょう
ここでは例として、Step 1 で [ローカル ディスク (D:)] に作成したバックアップを元に戻してみましょう。
-
[バックアップまたは復元ウィザード] を開始しましょう。
"重要なファイルやフォルダーをバックアップしてみましょう" の手順 1.~4. を繰り返します。 -
作業を選択しましょう。
[バックアップまたは復元] 画面が表示されたら、[ファイルと設定を復元する] をクリックし、[次へ] をクリックします。 -
復元する項目を表示しましょう。
[復元する項目] ボックスに表示されている [ファイル] アイコンをダブルクリックして、復元する項目を表示します。
ここでは例として、[ファイル] アイコンをダブルクリックし、表示されたメニューから [Backup.bkf] アイコンをダブルクリックします。 -
復元する項目を選択しましょう。
[復元する項目] ボックスの一覧から復元したい項目のチェック ボックスをクリックし、[次へ] をクリックします。
ここでは例として、[D:] チェック ボックスを選択します。 -
[バックアップまたは復元ウィザード] を完了しましょう。
すべての設定が終了したら、[完了] をクリックします。 -
バックアップしたデータを元に戻すことができましたか?
バックアップしたデータを元に戻すことができた場合は、下図のように [復元の進行状況] ダイアログ ボックスが表示されるので、[閉じる] をクリックします。
ここでは、バックアップした重要なファイルやフォルダを元に戻す方法について説明しました。
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