現象
Microsoft Word 2008 for Mac で封筒を印刷するときに、[ユーザー設定] の [逆向きに印刷する] オプションを有効にした場合と無効にした場合とで、宛先と差出人住所の印字位置が異なります。
[逆向きに印刷する] オプションを有効にして印刷した結果と、無効にして印刷した結果を上下逆さにして重ね合わせた場合、宛先と差出人住所の印字位置は重なり合いません。
なおこの現象は、プリンタ ドライバには依存せず発生します。
回避策
封筒の置き方を逆方向にしていただくか、封筒のレイアウトを調整してください。
状況
マイクロソフトでは、この問題について現在調査中です。詳細については、わかりしだいこの資料に掲載する予定です。
詳細
問題の再現手順
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Word 2008 for Mac を起動して、[ツール] - [封筒の作成] をクリックします。
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宛先と差出人住所に任意の値を入力します。
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[ユーザー設定] をクリックします。
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[封筒の置き方] を縦中央にして、[逆向きに印刷する] にチェックを入れて [OK] をクリックします。
ここでは [封筒サイズ] を「はがき」にしています。 -
[プリント オプション] が「ご使用のプリンタに、封筒のサポートが組み込まれていない場合は、ユーザー設定を使用してください」が選択されていることを確認して、[プリント] ボタンをクリックします。
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[プリント] ダイアログの [用紙処理] を表示して、[出力用紙サイズ] が適切な用紙サイズになっていることを確認して [プリント] をクリックします。
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[ツール] - [封筒の作成] をクリックして、[ユーザー設定] をクリックします。
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[封筒の置き方] は縦中央のままで、[逆向きに印刷する] のチェックをはずして [OK] をクリックします。
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[プリント オプション] が「ご使用のプリンタに、封筒のサポートが組み込まれていない場合は、ユーザー設定を使用してください」が選択されていることを確認して、[プリント] ボタンをクリックします。
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[プリント] ダイアログの [用紙処理] を表示して、[出力用紙サイズ] が適切な用紙サイズになっていることを確認して [プリント] をクリックします。
結果
[逆向きに印刷する] オプションを有効にして印刷した結果と、無効にして印刷した結果を上下逆さにして重ね合わせた場合、宛先と差出人住所の印字位置は重なり合いません。
[逆向きに印刷する] オプションを有効にした場合と無効にした場合とで、宛先と差出人住所の印字位置が異なります。
イメージ図 :
Note
この現象は定型サイズでも発生しますが、カスタム用紙サイズを利用している場合に、顕著な差異が見られます。