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Windows NT および Windows 2000 については、次の資料を参照してください。
156280

概要

この資料では、メモリ ダンプ ファイルが正しく作成されたことの確認に使用可能なコマンドライン ユーティリティである Dumpchk.exe について説明します。Dumpchk は、シンボルへのアクセスを必要としません。

詳細

Dumpchk は Windows XP CD-ROM にあります。CD-ROM の Support\Tools フォルダにある Setup.exe を実行してサポート ツールをインストールしてください。Dumpchk.exe は、Program Files\Support Tools フォルダにインストールされます。


Dumpchk には、以下のコマンドライン オプションがあります。

DUMPCHK [オプション] <クラッシュ ダンプ ファイル>

-? コマンド構文を表示します。

-p ヘッダーだけを表示します (確認なし)。

-v 詳細モードを指定します。

-q クイック テストを実行します。Windows XP では利用できません。
Dumpchk.exe の Windows XP バージョンでは、以下の追加オプションが利用可能です。

-c ダンプであることの確認を行います。

-x 追加のファイル確認を行います。数分かかります。

-e ダンプを調査します。

-y <パス> ダンプ調査のためのシンボル検索パスを設定します。
シンボル検索パスが空欄の場合、CD-ROM
がシンボル検索に使用されます。

-y <パス> ダンプ調査のためのイメージ検索パスを設定します。
イメージ検索パスが空欄の場合、%SystemRoot%\System32
がシンボル検索に使用されます。

-k <ファイル> ファイルにカーネルの名前を設定します。

-h <ファイル> ファイルに HAL の名前を設定します。
Dumpchk では、メモリ ダンプ ファイルから基本情報がいくつか表示された後、ファイル内のすべての仮想アドレスおよび物理アドレスが検査されます。メモリ ダンプ ファイル内でエラーが検出された場合は、Dumpchk により報告されます。以下は、Dumpchk コマンドの出力例です。

Filename . . . . . . .Memory.dmp
Signature. . . . . . .PAGE
ValidDump. . . . . . .DUMP
MajorVersion . . . . .free system
MinorVersion . . . . .1057
DirectoryTableBase . .0x00030000
PfnDataBase. . . . . .0xffbae000
PsLoadedModuleList . .0x801463d0
PsActiveProcessHead. .0x801462c8
MachineImageType . . .i386
NumberProcessors . . .1
BugCheckCode . . . . .0xc000021a
BugCheckParameter1 . .0xe131d948
BugCheckParameter2 . .0x00000000
BugCheckParameter3 . .0x00000000
BugCheckParameter4 . .0x00000000

ExceptionCode. . . . .0x80000003
ExceptionFlags . . . .0x00000001
ExceptionAddress . . .0x80146e1c

NumberOfRuns . . . . .0x3
NumberOfPages. . . . .0x1f5e
Run #1
BasePage . . . . . .0x1
PageCount. . . . . .0x9e
Run #2
BasePage . . . . . .0x100
PageCount. . . . . .0xec0
Run #3
BasePage . . . . . .0x1000
PageCount. . . . . .0x1000


**************
**************--> PsLoadedModuleList の整合性検査
**************

**************
**************--> 完全なチェックの実行 (終了するには ^C)
**************
**************
**************--> すべての物理アドレスの監査
**************
**************
**************--> すべての仮想アドレスの検査
**************
**************
**************--> このダンプ ファイルは正常です。
**************
出力のいずれかの部分にエラーがある場合は、ダンプ ファイルが破損しているため、解析は実行されません。


この例で (デバッグの観点から) 最も重要な情報は、Dumpchk 出力の次の部分です。

MajorVersion . . . . .free system
MinorVersion . . . . .1057
MachineImageType . . .i386
NumberProcessors . . .1
BugCheckCode . . . . .0xc000021a
BugCheckParameter1 . .0xe131d948
BugCheckParameter2 . .0x00000000
BugCheckParameter3 . .0x00000000
BugCheckParameter4 . .0x00000000
この情報を使用して、発生したカーネル Stop エラーの種類、およびある程度まで、使用中だった Windows のバージョンを特定することができます。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 315271 (最終更新日 2003-11-04) を基に作成したものです。

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