Microsoft Project を終了するときに "Global.mpt に保存できません"
現象
Global.mpt テンプレートを読み取り専用として開いている間に Microsoft Project を終了すると、次のエラー メッセージが表示されます。
'Global.mpt' に保存できません。 これは読み取り専用ファイルです。 情報を表示およびコピーすることはできますが、このファイルの変更を現在の名前で保存することはできません。 ファイルに変更を保存する場合は、[名前を付けて保存] を選択し、ファイルの名前を変更します。
原因
このエラー メッセージは、Microsoft Project が使用している Global.mpt ファイルが読み取り専用であり、書式設定オプションまたはマクロを変更した場合に発生します。
注 このファイルはテンプレートです。 作業中のプロジェクトのデータは含まれません。
回避策
書式設定オプション (ビュー、テーブル、フィルター、グループ、レポート) またはマクロを変更した場合は、ファイルを Global.mpt として読み取り/書き込みアクセス許可を持つフォルダーに保存します。 変更を保存しない場合は、ダイアログ ボックスで [キャンセル] をクリックします。 これにより、プロジェクト データが失われることはありません。
詳細
次のいずれかの条件に該当する場合、Global.mpt ファイルには読み取り専用のアクセス許可があります。
- Global.mpt ファイルは、別のユーザーがファイルを使用しているネットワーク共有に格納されます。
- Global.mpt ファイルは、読み取り専用ネットワークの場所に格納されます。
- Global.mpt ファイルは読み取り専用です。
プロジェクトは、次の場所にある Global.mpt ファイルを検索します。
現在のフォルダー
ユーザーに "Start In" フォルダーを指定するショートカットがあり、Global.mpt ファイルが存在する場合は、その Global.mpt ファイルが開きます。 Project がまだ開いていないときに、ユーザーが Windows エクスプローラーでプロジェクトをダブルクリックした場合、その特定のフォルダーに保存されている場合、Project は Global.mpt ファイルを使用します。
ユーザーのプロファイル フォルダー
Project は、ユーザーのプロファイルの下にある "アプリケーション データ" フォルダーを検索します。 たとえば、ユーザー プロファイルが有効になっている Microsoft Windows 98 を実行しているコンピューターでは、この場所は次のようになります。
\Users\Username\Application Data\Microsoft\MS Project
ユーザーのプロファイル言語フォルダー
このフォルダーは、ユーザー プロファイルの "アプリケーション データ" フォルダー内の言語 ID サブフォルダーです。 たとえば、ユーザー プロファイルが有効になっている Windows 98 を実行しているコンピューターでは、通常、ユーザーの言語が英語の場合、このフォルダーは次の場所にあります。
\Users\Username\Application Data\Microsoft\MS Project\1033
Winproj.exe ファイルが配置されているフォルダー
既定では、Project アプリケーションは次のフォルダーにインストールされます。
\program files\Microsoft Office\Office
Winproj.exe 言語フォルダー
既定では、このフォルダーは次の場所にあります。
\program files\Microsoft Office\Office\1033
Project がこの場所から Global.mpt ファイルを開いた場合、Project はこのコピーに対する変更を保存しません。 代わりに、Project によってプロファイル言語フォルダーに保存されます。 既定では、Project では、初めて Project が開始されると、この場所から Global.mpt ファイルが開きます。
これらの場所にグローバル ファイルが見つからない場合、Windows インストーラーが起動し、Winproj.exe 言語フォルダーへのコピーの復元を試みます。
Windows インストーラーが Global.mpt ファイルのコピーを復元できない場合、一部の項目が見つからない可能性がある新しい Global.mpt ファイルを作成することを示すメッセージが表示されます。
フィードバック
https://aka.ms/ContentUserFeedback」を参照してください。
以下は間もなく提供いたします。2024 年を通じて、コンテンツのフィードバック メカニズムとして GitHub の issue を段階的に廃止し、新しいフィードバック システムに置き換えます。 詳細については、「フィードバックの送信と表示