重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリをバックアップし、レジストリの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明
現象
Microsoft Excel 形式のファイル (.xls) をダブルクリックすると Excel は正常に起動しますが、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
'C:\filename.xls' が見つかりません。ファイル名およびファイルの保存場所が正しいかどうか確認してください。[ファイル] メニューの最近使用したファイルの一覧からファイルを開こうとしている場合は、そのファイルの名前が変更されていないこと、移動または削除されていないことを確認してください。
このエラー メッセージで [OK] をクリックしても、メッセージが再表示されます。[OK] を繰り返しクリックすると、ファイルが開きます。
原因
この現象は、このファイルの種類の [開く] アクションのエントリが %1 で終わっている場合に発生することがあります。
ファイルの種類の [開く] アクションを編集して、[OK] を押す前にその行が復元された場合、%1 がレジストリ キーに追加されます。
このファイルの種類の [開く] アクションに意図的に %1 を追加した場合、レジストリ キーに %1 が追加されます。その後、%1 を [開く] アクションのエントリから削除してもレジストリ キーは変更されず、手動で編集する必要があります。
また、この問題は、.xls ファイルの関連付けを手動で変更したときや、状況によっては同じコンピュータ上で複数バージョンの Excel を実行しているときにも発生することがあります。
解決方法
警告 : レジストリ エディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリ エディタの誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリ エディタは、自己の責任においてご使用ください。
この問題を解決するには、次の手順を実行します。
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[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
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[名前] ボックスに regedit と入力し、[OK] をクリックします。
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次のレジストリ キーを展開します。
HKEY_CLASSES_ROOT\Excel.Sheet.8\shell\Open\command
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右側のウィンドウで、[(既定)] をクリックします。
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[編集] メニューの [修正] をクリックします。
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[値のデータ] の文字列の末尾から %1 を削除し、このデータ文字列を以下のようにします。
"C:\PROGRAM FILES\MICROSOFT OFFICE\OFFICE\EXCEL.EXE" /e (二重引用符も含みます)
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[OK] をクリックし、レジストリ エディタを閉じます。
詳細
注 : Microsoft Windows には複数のバージョンが存在するため、使用中のコンピュータによっては以下の手順が異なる場合があります。その場合は、製品のマニュアルを参照のうえ、手順を実行してください。
ファイル形式の [開く] アクションを変更するには、次の手順を実行します。
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エクスプローラを起動します。
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[ツール] メニューの [フォルダ オプション] をクリックします。
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[ファイルの種類] タブをクリックします。
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[登録されているファイルの種類] ボックスの一覧で、変更するファイルの種類 (Microsoft Excel ワークシート) をクリックします。
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[詳細設定] をクリックします。
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[アクション] ボックスの一覧の [開く] をクリックし、[編集] をクリックします。
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必要な変更を行い、[OK] をクリックします。