この資料には、Microsoft Forefront Threat Management Gateway (TMG) 2010 Service Pack 1 (SP1) 用の更新プログラム 1 で修正される問題の一覧があります。
概要
この資料には、Forefront TMG 2010 SP1 に適用するサポート技術情報の一覧があります。これらの資料で説明されている問題は、Forefront TMG 2010 SP1 用の更新プログラム 1 で修正されます。
更新プログラム 1 の入手方法
Forefront TMG 2010 SP1 の更新プログラム 1 を入手する方法の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
更新プログラム 1 で修正される問題
サポート技術情報の文書番号 |
タイトル |
Forefront TMG 2010 SP1 をインストールしているコンピューターで "Get-ReceiveConnector" コマンドを実行すると、エラー メッセージが表示される |
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Process Explorer プログラムを実行して、Forefront TMG 2010 SP1 の IsaManagedCtrl サービスをチェックすると、"MaxInboundConnectionPerSource" 文字列が既定の値に戻る |
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Forefront TMG 2010 SP1 をインストールしているコンピューターでは、すべての受信メールを受信できない |
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Forefront TMG 2010 SP1 をインストールしているコンピューターから Web サイトにアクセスしようとすると、"502 プロキシ エラー" のエラー コードが表示される |
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ユーザー アカウント名を空欄にすると、Forefront TMG 2010 SP1 のユーザー アカウントのユーザー アクティビティ レポートは空白になる |
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ISA Server 2006 ベースの上位サーバーで、Forefront TMG 2010 SP1 をインストールしている下位サーバーの認証が必要な場合には、一部の SSL Web サイトにアクセスできない |
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Forefront TMG 2010 SP1 をインストールしているコンピューターでレポートを作成しようとすると、"HRESULT=80040E57 DB_E_DATAOVERFLOW dailysum job failing error" というエラー メッセージが表示される |
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両方のコンピューターで Forefront TMG 2010 SP1 を実行している場合に、クライアント コンピューターでサーバーへのアクセスを繰り返し試行すると、Lsass.exe プロセスでサーバーのメモリがリークする |
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Forefront TMG 2010 SP1 はローカル SQL Server データベースにログを書き込めない |
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Forefront TMG 2010 SP1 で一部の不適切な検索結果をフィルタリングする |
更新プログラム 1 で修正される他の問題
この更新プログラムは、サポート技術情報の資料に記載されていない次の問題を修正します。
問題 1
はじめに
現象
コンピューターに Forefront TMG 2010 SP1 をインストールした後、再起動に長い時間がかかります。
コンピューターにログオンした後にログ情報をチェックすると、アプリケーション ログに次のイベント エントリのログが記録されます。
注:
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TMG SP1 がコンピューターにインストールされていない場合は、この問題は発生しません。
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Forefront TMG Managed Control (IsaManagedCtrl) サービスを手動で有効にすると、この問題は発生しません。
原因
この問題は、再起動の処理中に IsaManagedCtrl サービスの応答が停止することが原因で発生します。
問題 2
現象
スキャン時間 (秒) を超えたときにファイルをブロックするオプションは Forefront TMG 2010 SP1 をインストールしているコンピューターでは正しく動作しません。
回避策
この問題を回避するには、オプションを検索し、手動で大きい値に設定します。これを行うには、以下の手順を実行します。
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Microsoft Forefront Threat 管理コンソールを起動します。
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コンソールのナビゲーション ペインで [Web Access Policy] ノードを見つけて、タスク ペインの [Tasks] タブをクリックします。
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[Tasks] タブの [Configure Malware Inspection] をクリックすると、[Malware Inspection] ダイアログ ボックスが表示されます。
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[Inspection Settings] タブをクリックして、[Block files if scanning time exceeds (seconds)] オプションの値を 9999 に変更します。
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[OK] をクリックして変更を適用します。
必要条件
この更新プログラムをインストールするには、Microsoft Forefront Threat Management Gateway (TMG) 2010 Service Pack 1 (SP1) を実行している必要があります。
再起動の必要性
この修正プログラムの適用後にコンピューターを再起動する必要はありません。
修正プログラムの置き換えに関する情報
この修正プログラムを適用しても、以前にリリースされた修正プログラムが置き換えられることはありません。
ソフトウェア更新プログラムに関する用語の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
824684マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明