概要
このセキュリティ更新プログラムは、TS WebProxy Windows コンポーネントに存在する脆弱性を解決します。この脆弱性により、ユーザーが特別に細工されたアプリケーションを実行するように攻撃者が誘導した場合、特権の昇格が起こる可能性があります。 攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。 現在のユーザーが管理者ユーザー権限を使用してログオンしている場合、攻撃者は以下の操作を行う可能性があります。
-
プログラムをインストールする
-
データを表示、変更、または削除する
-
完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントを作成する
コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者ユーザー権限を使用して実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。
はじめに
マイクロソフトは、セキュリティ情報 MS15-004 を公開しました。 この脆弱性の詳細については、以下を参照してください。
-
ホーム ユーザー向け:
https://www.microsoft.com/security/pc-security/updates.aspx 詳細をスキップ: ご自宅のコンピューターまたはノート PC に、Microsoft Update Web サイトから更新プログラムを今すぐダウンロードします。
-
IT プロフェッショナル向け:
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/MS15-004
このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法
更新プログラムのインストールに関するヘルプ: Windows Update サポート ページ
IT 専門家のためのセキュリティ ソリューション: セキュリティに関するトラブルシューティングとサポート
ウイルスとマルウェアから Windows を搭載しているコンピューターを保護する: ウイルスとセキュリティ サポート ページ
国ごとのローカル サポート: インターナショナル サポート
重要
-
Windows RT 8.1、Windows 8.1、および Windows Server 2012 R2 のすべての更新プログラムを適用するには、2919355 がインストールされている必要があります。 今後、更新プログラムを適用できるように、Windows RT 8.1 ベース、Windows 8.1 ベース、または Windows Server 2012 R2 ベースのコンピューターに更新プログラム 2919355 をインストールしておくことをお勧めします。
-
この更新プログラムをインストールした後に言語パックをインストールした場合は、この更新プログラムを再インストールする必要があります。 そのため、この更新プログラムをインストールする前に、必要な言語パックをすべてインストールすることをお勧めします。 詳細については、「Windows への言語パックの追加」を参照してください。
詳細情報
既知の問題およびこのセキュリティ更新プログラムの関連情報
以下の資料では製品バージョン別に、このセキュリティ更新プログラムに関する追加情報が掲載されています。 資料には、既知の問題に関する情報が掲載されている場合があります。 このような場合、既知の問題は各資料のリンクの下に列記されています。
-
3019978 MS15-004: Windows 用のセキュリティ更新プログラムについて 2015 年 1 月 14 日
-
3020387 MS15-004: Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のセキュリティ更新プログラムについて 2015 年 1 月 14 日
-
3020388 MS15-004: Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のセキュリティ更新プログラムについて 2015 年 1 月 14 日
-
3023299 MS15-004: Windows Vista 用のセキュリティ更新プログラムについて 2015 年 1 月 14 日
Windows Vista (すべてのエディション)参照表
このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムの情報を次の表に示します。
セキュリティ更新プログラムのファイル名 |
サポートされているすべてのエディションの Windows Vista (32 ビット版): |
サポートされているすべてのエディションの Windows Vista (x64 ベース): |
|
インストール スイッチ |
「マイクロソフト サポート技術情報 934307」を参照してください。 |
再起動の必要性 |
この更新プログラムでは、システムの再起動が不要な場合もあります。 必要なファイルが使用中の場合には、再起動が必要です。 この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。 |
アンインストール情報 |
WUSA.exe は更新プログラムのアンインストールをサポートしていません。 WUSA でインストールされた更新プログラムをアンインストールするには、[コントロール パネル]、[セキュリティ] の順にクリックします。 [Windows Update] の下の [インストールされた更新プログラムを表示] をクリックし、更新プログラムの一覧から選択します。 |
ファイル情報 |
「マイクロソフト サポート技術情報 3023299」を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 |
注この更新プログラムがインストールされているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。 |
Windows 7 (すべてのエディション)参照表
このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムの情報を次の表に示します。
セキュリティ更新プログラムのファイル名 |
サポートされているすべてのエディションの Windows 7 (32 ビット版): |
サポートされているすべてのエディションの Windows 7 (x64 ベース): |
|
インストール スイッチ |
「マイクロソフト サポート技術情報 934307」を参照してください。 |
再起動の必要性 |
このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。 インストーラーが必要なサービスを停止し、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。 しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止しない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。 この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。 |
アンインストール情報 |
WUSA によりインストールされた更新プログラムをアンインストールするには、/Uninstall セットアップ スイッチを使用するか、[コントロール パネル]、[システムとセキュリティ] の順にクリックし、[Windows Update] で [インストールされた更新プログラムを表示] をクリックして、更新プログラムの一覧から選択します。 |
ファイル情報 |
「マイクロソフト サポート技術情報 3019978」を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 |
注この更新プログラムがインストールされているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。 |
Windows Server 2008 R2 (すべてのエディション)参照表
このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムの情報を次の表に示します。
セキュリティ更新プログラムのファイル名 |
サポートされているすべてのエディションの Windows Server 2008 R2 (x64 ベース): |
サポートされているすべてのエディションの Windows Server 2008 R2 (Itanium ベース): |
|
インストール スイッチ |
「マイクロソフト サポート技術情報 934307」を参照してください。 |
再起動の必要性 |
このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。 インストーラーが必要なサービスを停止し、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。 しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止しない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。 この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。 |
アンインストール情報 |
WUSA によりインストールされた更新プログラムをアンインストールするには、/Uninstall セットアップ スイッチを使用するか、[コントロール パネル]、[システムとセキュリティ] の順にクリックし、[Windows Update] で [インストールされた更新プログラムを表示] をクリックして、更新プログラムの一覧から選択します。 |
ファイル情報 |
「マイクロソフト サポート技術情報 3019978」を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 |
注この更新プログラムがインストールされているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。 |
Windows 8 および Windows 8.1 (すべてのエディション)参照表
このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムの情報を次の表に示します。
セキュリティ更新プログラムのファイル名 |
サポートされているすべてのエディションの Windows 8 (32 ビット版): |
サポートされているすべてのエディションの Windows 8 (x64 ベース): |
|
サポートされているすべてのエディションの Windows 8.1 (32 ビット版): |
|
サポートされているすべてのエディションの Windows 8.1 (x64 ベース): |
|
インストール スイッチ |
「マイクロソフト サポート技術情報 934307」を参照してください。 |
再起動の必要性 |
このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。 インストーラーが必要なサービスを停止し、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。 しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止しない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。 この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。 |
アンインストール情報 |
WUSA によってインストールされた更新プログラムをアンインストールするには、/Uninstall セットアップ スイッチを使用するか、[コントロール パネル]、[システムとセキュリティ]、[Windows Update] の順にクリックし、[関連項目] の下の [インストールされた更新プログラム] をクリックして、更新プログラムの一覧から選択します。 |
ファイル情報 |
「マイクロソフト サポート技術情報 3019978」を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 |
注この更新プログラムがインストールされているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。 |
Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 (すべてのエディション)参照表
このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムの情報を次の表に示します。
セキュリティ更新プログラムのファイル名 |
サポートされているすべてのエディションの Windows Server 2012: |
サポートされているすべてのエディションの Windows Server 2012 R2: |
|
インストール スイッチ |
「マイクロソフト サポート技術情報 934307」を参照してください。 |
再起動の必要性 |
このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。 インストーラーが必要なサービスを停止し、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。 しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止しない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。 この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。 |
アンインストール情報 |
WUSA によってインストールされた更新プログラムをアンインストールするには、/Uninstall セットアップ スイッチを使用するか、[コントロール パネル]、[システムとセキュリティ]、[Windows Update] の順にクリックし、[関連項目] の下の [インストールされた更新プログラム] をクリックして、更新プログラムの一覧から選択します。 |
ファイル情報 |
「マイクロソフト サポート技術情報 3019978」を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 |
注この更新プログラムがインストールされているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。 |
Windows RT および Windows RT 8.1 (すべてのエディション)参照表
このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムの情報を次の表に示します。
展開 |
これらの更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手できます。 |
再起動の必要性 |
このセキュリティ更新プログラムの適用後に、システムを再起動する必要があります。 |
アンインストール情報 |
[コントロール パネル]、[システムとセキュリティ]、[Windows Update] の順にクリックし、[関連項目] の下の [インストールされた更新プログラム] をクリックして、更新プログラムの一覧から選択します。 |
ファイル情報 |
「マイクロソフト サポート技術情報 3019978」を参照してください。 |
ファイル情報
ファイル名 |
SHA1 ハッシュ |
SHA256 ハッシュ |
---|---|---|
Windows6.0-KB3023299-x86.msu |
46B2E62E8137750D0EC6418E47D7ADDB48ABF384 |
47B91ED7D6C33C24F21431650515159E06FF0B780590C3426E2DC8AD3198A674 |
Windows6.1-KB3019978-ia64.msu |
2D018FA94806D376F78CD52DF3D6CD6E88E5E6D8 |
193C6DB40C06F6A807E990B6EEBE92CBF333967737C33A4B6D24CA961EB663E2 |
Windows6.1-KB3019978-x86.msu |
B6845AFC1C86A99E8D663036215DF67EADD83EC1 |
AA0A7F3F79395377CF4CCB415FD50663AE6C3BE50968C9767F3290FED8097562 |
Windows6.1-KB3020387-x86.msu |
294999CD4AB3D07F282E8881C1D9FFC55E07B908 |
F1A1882487CB70884236DDC086A5BCA2887729F53377B37E19E160380239902F |
Windows6.1-KB3020388-x86.msu |
837E0478BCE5D45A7E483AE2AB65056C74A7940D |
EB939C00A46AB37B2A1C9CD917801BFC92D22ECC205F2DA3FE8907E23D62F8DA |
Windows8.1-KB3019978-x86.msu |
071C80470CDBB687E43EEB809B097EA7DAF3E40B |
A4C87C733343A606FE872A91355A90AACD06D2D08295AA08655FD24301D51900 |
Windows8-RT-KB3019978-x86.msu |
A31EC4D9B6170858374D8DF3FCF1AC7C7D86086D |
C0E1CBBEF04D72DEC273F9D2382281DFD34067C066AC1910C9915B3B0719399E |