SharePoint Enterprise Server 2016 のセキュリティ更新プログラムについて: 2020 年 6 月 10 日

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Office の脆弱性を解決します。この脆弱性により、特別に細工された Office ファイルをユーザーが開いた場合にリモートでコードが実行される可能性があります。 これらの脆弱性の詳細については、次のセキュリティ アドバイザリを参照してください。

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1148

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1177

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1178

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1181

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1183

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1295

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1297

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1298

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1318

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1320

• Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-1323

注: このセキュリティ更新プログラムを適用するには、コンピューター上にリリース版の Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 がインストールされている必要があります。  

機能追加および修正

このセキュリティ更新プログラムを適用すると、次のセキュリティ以外の問題が修正されます。

• プロファイル同期タイマー ジョブで、ユーザー情報リストが設定された整数型のマップされたユーザー プロパティが同期されません。

  Microsoft Internal Support Information

  OfficeVSTS: 4091505

• Web アプリケーションに複数の認証方法が使用されている場合、サイト マスターの作成に失敗します。

  Microsoft Internal Support Information

  OfficeVSTS: 4110742

• サンティアゴ (チリ) タイム ゾーンの地域設定が正しくありません。 
  
  注: この問題を完全に解決するには、この更新プログラムと共に KB 4484344 をインストールする必要があります。

  Microsoft Internal Support Information

  OfficeVSTS: 4103173

• SPFx Web パーツ アプリは、第 2 段階のごみ箱で削除できます。 サイトで同じ Web パーツ アプリを引き続き使用できる場合でも、削除すると Web パーツ アプリ エラーが発生します。 
  
  注: この問題を完全に解決するには、この更新プログラムと共に KB 4484344 をインストールする必要があります。

  Microsoft Internal Support Information

  OfficeVSTS: 4129940

• ユーザーがポート 389 ではなくポート 636 (LDAPS) を使用するように Active Directory (AD) インポート プロファイル同期接続を構成すると、プロファイル同期エラーが発生します。

  Microsoft Internal Support Information

  OfficeVSTS: 4144370

更新プログラムの入手方法およびインストール方法

詳細情報

保護とセキュリティに関する情報

オンライン環境で身を守る: Windows セキュリティ サポート

サイバー脅威を防ぐ方法の詳細: マイクロソフト セキュリティ