文書番号: 271361 - 対象製品
重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリをバックアップし、レジストリの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明
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目次

概要

自動プロキシ構成スクリプトを使用するように Internet Explorer を構成すると、FindProxyForURL 呼び出しにより返されたプロキシがキャッシュされます。キャッシュ メカニズム (自動プロキシ結果キャッシュ) は、ホストを基準として実行されます (つまり、URL を基準とはしません)。これにより、複数のプロキシを使用して同じ Web サーバーにアクセスすることができなくなります。この現象が発生する状況の例を以下に示します。
  • 2 つの仮想フォルダ "/login" および "/test" を持つ、"Webserver" という名前の Web サーバーを構成します。
  • 次の .pac ファイルを作成します。
    function FindProxyForURL (url, host)
    {
    if shExpMatch (url, "http://webserver/login") return "DIRECT";
    else return "PROXY myproxy:80";
    }
  • この .pac ファイルを使用するように Internet Explorer を構成します。
  • Internet Explorer を起動して、次の Web アドレスを入力します。
    http://webserver/login
    Internet Explorer により .pac ファイルが読み込まれ、直接接続が正しく使用されます。
  • ログオン ページが表示されたら、http://webserver/test と入力します。ネットワーク モニタを使用すると、"http://webserver/test" へのアクセスに、"myproxy" ではなく、直接接続が引き続き使用されます。

詳細

自動プロキシ結果キャッシュは、Internet Explorer 5.5 およびそれ以降で追加されたパフォーマンス拡張です。キャッシュの目的は、自動プロキシ構成スクリプトのクライアント側の処理を減らすことです。インターネット サイトへの接続時、FindProxyForURL 関数が使用され、プロキシを使用するかどうか、およびどのプロキシを使用するかが決定されます。Internet Explorer 5.5 およびそれ以降では、まず自動プロキシ結果キャッシュが使用され、該当ホストへの以前の接続時にプロキシが使用されたかどうかが判定されます。この確認が失敗した場合は、現在のセッションでホストへの最初の接続であることと、通常のプロキシ検出ロジックが適用されることを意味します。以下の一覧は、プロキシを使用するかどうか、および使用するプロキシを決定するために、Internet Explorer 5.5 およびそれ以降が使用するロジックの説明です。
  • Internet Explorer で [設定を自動的に検出する] が有効な場合、LAN (Local Area Network) から Wpad.dat ファイルがダウンロードされ、それが自動プロキシ構成スクリプトとして処理されます。このスクリプトからプロキシが返され、Internet Explorer がそのプロキシ経由で接続を確立した場合、ホストおよび返されたプロキシ サーバー名で、自動プロキシ結果キャッシュが更新されます。
  • Internet Explorer で [自動構成スクリプトを使用する] が有効な場合、自動プロキシ構成スクリプトがダウンロードされ、処理されます。このスクリプトからプロキシが返され、Internet Explorer がそのプロキシ経由で接続を確立した場合、ホストおよび返されたプロキシ サーバー名で、自動プロキシ結果キャッシュが更新されます。
  • 静的プロキシ サーバーを使用するように Internet Explorer を構成した場合、プロキシ サーバー名はレジストリから取得されます。
Internet Explorer が自動プロキシ構成スクリプトを使用しているとき、スクリプトの処理により使用すべきプロキシが示された場合、そのプロキシ サーバーとの接続が開かれます。プロキシ サーバーが接続を確立できない場合は、プロキシ サーバー名が無効なプロキシ サーバーのリンク一覧に追加されるため、そのプロキシ サーバーは 30 分間使用できなくなります。自動プロキシ構成スクリプトに、複数のプロキシ サーバーの一覧を返す return 文が含まれている場合は、接続が確立するまで一覧内のプロキシを順に試します。一覧内のすべてのプロキシを試しても接続が確立しなかった場合は、Internet Explorer に "ページを表示できません" エラー メッセージが表示されます。

プロキシ経由で接続が確立した場合、サイトのホスト名とプロキシ サーバー名がキャッシュされます。Internet Explorer が同じセッションで、そのホスト名に次回アクセスするときには、使用すべきプロキシに関するキャッシュ情報があります。そのため、その後のホストへの接続はすべて、以前使用したプロキシを経由して行われます。これは、同じセッションで、キャッシュされたプロキシ サーバー名が使用できなくなった場合、自動プロキシ構成スクリプトは再処理されず、Internet Explorer に "ページを表示できません" エラー メッセージが表示されることを意味します。

プロキシの冗長性の要件を満たすために、自動プロキシ結果キャッシュを無効にすることができます。これにより、Internet Explorer により発行されるすべての GET 要求がクライアント側で処理されることになります。その結果、自動プロキシ構成スクリプトのロジックとそのサイズにより、Internet Explorer のパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。自動プロキシ結果キャッシュを無効にするには、次のいずれかの方法を使用します。

: 自動プロキシ キャッシュを無効にすると、Internet Explorer のパフォーマンスに影響することがあります。

方法 1 : レジストリを変更する

警告 : レジストリ エディタまたは別の方法を使用してレジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリの変更により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。

自動プロキシ結果キャッシュは、次のレジストリ キーを使用して無効にすることができます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings


値 : EnableAutoProxyResultCache
種類 : REG_DWORD
値のデータ : 0 = キャッシュを無効にする、1 (またはキーが存在しない場合) = 自動プロキシ キャッシュを有効にする (デフォルト動作)
レジストリ キーが存在しない場合、次のレジストリ ファイルを使用して、レジストリ キーを作成できます。
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings]
"EnableAutoProxyResultCache"=dword:00000000

方法 2 : グループ ポリシー設定を変更する

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。gpedit.msc と入力し、[OK] をクリックします。
  2. グループ ポリシー オブジェクト エディタで、[ユーザーの構成]、[管理用テンプレート]、[Windows コンポーネント]、[Internet Explorer] を順にダブルクリックします。
  3. [自動プロキシ スクリプトのキャッシュの使用を許可しない] をダブルクリックします。
  4. [有効] をクリックし、[OK] をクリックします。
同じサーバー上で、セキュリティで保護された要求と保護されていない要求を処理するプロキシ サーバーを使用して接続する場合は、このレジストリ キーを使用する必要があります。1 つの例は、SQUID プロキシ サーバー ソフトウェアです。Internet Explorer は通常ポート情報をキャッシュするため、セキュリティで保護された応答と保護されていない応答を同じサーバーに送信する場合、セキュリティで保護された要求を正しいポート番号に送信せず、別のポート番号に送信することがあります。 無効なプロキシ サーバー一覧の追加に関連する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
320507 [IE] Internet Explorer が無効なプロキシ サーバーへのアクセスを 30 分間再試行しない

プロパティ

文書番号: 271361 - 最終更新日: 2011年5月14日 - リビジョン: 3.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Windows Internet Explorer 9
  • Windows Internet Explorer 8
  • Windows 7 Enterprise
  • Windows 7 Enterprise N
  • Windows 7 Home Basic
  • Windows 7 Home Premium
  • Windows 7 Home Premium N
  • Windows 7 Professional
  • Windows 7 Professional N
  • Windows 7 Starter
  • Windows 7 Starter N
  • Windows 7 Ultimate
  • Windows 7 Ultimate N
  • Microsoft Internet Explorer 6.0
  • Windows Internet Explorer 7
キーワード:?
kbenv kbhowto KB271361
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